味噌汁LOVE

▲左より、『食と日本人の知恵』、『一汁一菜でよいという提案』、『手軽に作れて、キレイに効く!みそまる』
 
料理が好きでも苦手でも、味噌汁ならば作れます
日々の中で続ければ、
いつのまにか健康、というおまけもついてきます
そして今、世界中が味噌汁LOVE!

●味噌汁さえあれば
 
味噌汁さえあればいい、と考えれば、
一食はそれだけでもいい、と思えてきます。
 
こちらは、トマトとモッツァレラのお味噌汁。
 
 
▲小ねぎは買ったらすぐに小口切りして冷凍しておくと便利。
信州味噌(辛口)で。
 
そして、味噌汁は日本のすばらしいインスタント料理!
味噌や鰹節や昆布、煮干、干し椎茸を作って下さる生産者の方々のおかげで、
それさえ使えばすぐに一品できるからです。
 
では、味噌汁について書かれた本を4点、ご紹介します。

●「一汁一菜という持続可能な和食のかたち」が味噌汁
 
「基本はご飯と味噌汁さえあればよい」という料理研究家の土井善晴さんの言葉は、優しく私たちに語りかけます。
 
『一汁一菜でよいという提案』(土井善晴・著、グラフィック社・刊、 1,500円(税別))
 
「この本は、お料理を作るのがたいへんと感じている人に読んで欲しいのです。」で始まる、土井善晴さんの良書です。
一汁一菜というスタイル(考え方)が基本であれば、味噌汁にパンでも、パスタと味噌汁でもよい、としています。
味噌汁が、「一汁一菜という持続可能な和食のかたち」を作ってくれるのです。
 
以下、土井さんのスタイルで、自分なりのかたちを作ってみました。
 
 
▲季節の魚と野菜があれば、一汁一菜で十分ご馳走になります。
こちらは鰆(さわら)と絹さやを、甘い白味噌と信州味噌の合わせ味噌で。
 
 
 
▲胡麻豆腐と豚しゃぶとワカメとスライスもちで、包丁要らずのひと椀。
信州味噌で。
 
 
 
▲飛鳥鍋のエスニック版。出汁の旨みに味噌の甘み、ココナッツミルクのあっさりしたコク、鶏ももの食感、
ライムにパクチー、カレーの香り…と、ひとくちごとに、風味のレインボー!
 
「具だくさんの味噌汁」の提案もあれば、だしもとらずに「湯に味噌を溶けばいい」という味噌汁の提案もあります。
著者自身、お弁当に添えて、小さな瓶に「ケイタイ味噌」を入れて出かけるそうです。
 
 

●「みそまる」は「味噌玉」のおしゃれ進化形
 
「味噌玉」というつくりおき法が、各味噌汁本の巻末に紹介されています。
「みそまる」は、そのおしゃれ進化形。
 
『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』(藤本智子・著、主婦と生活社・刊、880円(税別) )
スーパーフードと言われるみそを、トリュフみたいに可愛く丸めて冷凍しておけば、お湯を注ぐだけでいつでもどこでもすぐに味噌汁が飲める!
 
 
▲「みそまる」をつくりおきしたり、プレゼントにしたり。
信州味噌と赤味噌を合わせてラップ包みに。
100%野菜パウダーでおめかし。(かぼちゃ、人参、紫芋、ほうれん草)。
 
楽しんで作り、冷凍庫に常備し、朝食に、お昼に、夕食にさっと一杯。
お弁当に持って出かけることもできます。
 
 
▲「みそまる」をラップに包んでスープジャーに保冷剤と共に入れて持ち出せば、出先でお湯(あるいは熱いお茶でも)を注いで味噌汁の出来上がり。
麩、ドライわかめ、桜エビ、食べる寒天、乾燥ネギ、おぼろ昆布、鰹節を具材にしています。
 
おにぎりに使った「発芽雑穀」は、2016年11月3日付けのブログでご紹介。
こちら">こちら
 

●千年食べてるお味噌汁
 
「日本人の味噌汁食は千年もの歴史を持っているとみてよい」と、発酵学博士の小泉武夫先生がおっしゃるのです。千年食べてるお味噌汁!
岩波現代文庫『食と日本人の知恵』(小泉武夫・著、岩波書店・刊 、1,040円(税別))
 

●「ご飯、味噌汁、以上」
 
「週に一度は味噌汁を」と言う味噌汁専門店『美噌元』の、自由な味噌汁活用法。「ご飯、味噌汁、以上」と潔いが、味噌汁は奥が深い。
 
『味噌汁専門店の具だくさん味噌汁100』(美噌元 監修、世界文化社・刊、 1,300円(税別))
 
お味噌汁はシンプルでも飽きない食事です。
食べるスープのロングセラーですね。
 
 
 
▲ミニ豆腐にドライわかめ、刻み九条ネギを使えば、すぐできます。

●代官山 蔦屋書店お取り扱い商品
 
代官山 蔦屋商店料理コーナーでは、味噌もお取り扱いしております。
 
 
 
▲『蔵の郷 自然栽培味噌』(750g、1,600円(税別))
築地御厨屋 内田悟氏おすすめ。
 
 
 
 
▲「中定蔵出味噌」(500g、1,100円(税別))
野崎洋光氏に「本物の味噌」と言わしめた味噌。

自由で豊かな味噌汁ライフを満喫しましょう。
 
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【書籍紹介】
 
1.『一汁一菜でよいという提案』
(土井善晴・著、グラフィック社・刊、 1,500円(税別))
・オンラインストアはこちら
 
2.『手軽に作れて、キレイに効く! みそまる』
(藤本智子・著、主婦と生活社・刊、880円(税別) )
  
・オンラインストアはこちら
 
3.岩波現代文庫『食と日本人の知恵』
(小泉武夫・著、岩波書店・刊 、1,040円(税別))
  
・オンラインストアはこちら
 
4.『味噌汁専門店の具だくさん味噌汁100』
(美噌元 監修、世界文化社・刊、 1,300円(税別))
  
・オンラインストアはこちら
 
 
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料理コンシェルジュ
澤峰子

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