及川の部屋Vol.1「マイルス・デイヴィス特集」レポート スペシャルゲスト・小川隆夫氏

 
37回目と最高記録を更新中の「代官山 JAZZ トーク」。
ドン・チードルが監督、主演、脚本、製作を務めた『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』の公開を記念し、今回は小川隆夫氏をゲストに迎え、マイルスの秘話をたっぷりとお伺いしました。
70名ほどの方々にお集まりいただき、大盛況となった本イベントの様子をレポートしたいと思います。


JAZZを築いた、帝王と呼ばれるマイルス・デイヴィス。
バップからモード、さらにはロックやクラッシックと、常に新しい音楽を追い求め、創造してきたマイルスは、表現者として多彩な人物であったと言えるでしょう。
 

そんなマイルスが「ドク」と呼び、親交があったのが小川隆夫氏。
今回は、映画『MILES AHEAD/マイルス・デイヴィス 空白の5年間』についての印象や、劇中で流れているマイルスの数々の名曲をかけたりと、まさにマイルスの世界観に酔いしれるひと時となりました。

ジャズ・ジャーナリストにして整形外科医でもある彼がマイルスと出会い、その後20回にもわたるインタビューや、かつての妻フランシス・テイラーとのエピソードなど、マイルスの素顔を覗くことが出来たのではないでしょうか。

* * * * * * * * * * * * * * * 

そこで、マイルスの魅力が詰まったおすすめアルバムを3枚選んでみました。
 

■Kind Of Blue
ジャズ史上の最高傑作といわれ、発売から55年たった現在でも売れ続けている普遍的なアルバム。
マイルスの60年代の方向と、その後のジャズ界に大きな影響を与えた。ピアノは、ウイントン・ケリーとビル・エヴァンス。

*精神集中したいとき、一人の時間を大切にしたいときに。
 
■Sketches of Spain
マイルスが最も信頼を寄せたアレンジャーのギル・エヴァンスとの、ジャズ史上屈指のコラボレーションアルバム。
ロドリーゴのクラシック・ギター曲「アランフェス協奏曲」をはじめ、スペインの哀愁と音の美学に圧倒される。

*歴史のロマンを感じたいとき、旅したいときに。

■SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
ディズニーアニメの人気曲「いつか王子様が」を含めメロディアスなサウンド。マイルスのピュアさと優美さが感じられるチャーミングな作品。
コルトレーンとの最後の共演作でもあります。

*良いことが起こりそうなとき、ハッピーなときにおススメ! 
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
 
こちらはすべてレンタルができます。
 
JAZZは聴いてみたいけれど、どこから手を出したらいいのかよくわからない...
そんな方への、代官山 JAZZ トーク。
そしてこのブログを通して、みなさんに少しでもJAZZを知ってもらえたら大変嬉しく思います。
次回もJAZZについてのコンテンツをお届けします。


代官山 蔦屋書店 音楽フロア
ジャズ・コンシェルジュ
及川 亮子
 

SHARE

一覧に戻る