【フェア】思考のブリコラージュとしてのアートブック elements phase1:collective
アート
蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア 2020年05月31日(日) - 06月30日(火)
elementsとは、置田陽介氏(アートディレクター)、井上真彦(建築家)、横山道雄氏(グラフィックデザイナー)の3名から成る、もの作りのプロセスにおいて、私たちの周りに存在する様々な現象や要素を探求していくプロジェクトです。
最初の活動として、彼らが2017年から19年にかけて取り組んでいた『STACK AND BIND』というテーマは、「積む/束ねる」という行為が、人間がもの作りをする際の基本的な行為であると捉え、改めてそこに立ち帰り探求することで、逆説的な発見や新たな視野を得れないかという考えに基づいています。
最初の活動として、彼らが2017年から19年にかけて取り組んでいた『STACK AND BIND』というテーマは、「積む/束ねる」という行為が、人間がもの作りをする際の基本的な行為であると捉え、改めてそこに立ち帰り探求することで、逆説的な発見や新たな視野を得れないかという考えに基づいています。
本書は、この『STACK AND BIND』というテーマに基づいた作品制作の過程の中で発生した膨大な量の画像(elementsが集めたイメージソース、作品づくりのプロセス、実験途中の様子など)を作品集の出版元であるRondade(*)へ送り、それをRondadeが再編集するというやり取りの中で制作されました。
それはもの作りの手前にある思考のプロセスの断片をブリコラージュするように可視化していく試みであり、作家達にとっては予期せぬ解釈が加えられることによって新たなアウトプットを見つけ出すツールにもなっています。
単なるアーカイブではなく、思考の往復運動・イメージの変換作業として作られたアートブックは、作家にとってはもちろん、手に取る私たちにとっても新たな視点や気づきを与えてくれるヒントとなるかもしれません。
(*)Rondade
さまざまなアートフォームを創造の初期衝動に立ち返り、既成の枠にとらわれない形と方法で具現化することを目的に設立されたレーベル。
単なるアーカイブではなく、思考の往復運動・イメージの変換作業として作られたアートブックは、作家にとってはもちろん、手に取る私たちにとっても新たな視点や気づきを与えてくれるヒントとなるかもしれません。
(*)Rondade
さまざまなアートフォームを創造の初期衝動に立ち返り、既成の枠にとらわれない形と方法で具現化することを目的に設立されたレーベル。
アートブック、写真集(冨井大裕:関係する/Interact、伊丹豪:photocopy、Buku Akiyama:Composition No.1–10 and the derivatives, 2001–2016、澤田育久:substance等)を出版。
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【プロフィール】
置田 陽介 (おきた・ようすけ)
1976年 大阪府生まれ。アートディレクター。
2000年 学習院大学法学部卒業。2005年より2012年までデザイン会社graf所属。2013年1月よりOkita Yosuke Attitudesとして活動。グラフィックデザインを起点に、多岐に渡る仕事に携わる。現在、Attitude inc.代表。
井上 真彦 (いのうえ・まさひこ)
1982年 石川県生まれ。建築家。
2008年 神戸大学大学院自然科学研究科建設学専攻卒業後、grafに入社し、設計部門にて主に空間設計、プロダクトデザインを担当。2014年に独立し、自身の事務所を開設。
横山 道雄 (よこやま・みちお)
1980年 徳島県生まれ。グラフィックデザイナー。
2005年 grafを経て、2014年 KUMA/MICHIO YOKOYAMA DESIGN STUDIO設立。グラフィックデザイナーとして、菓子ブランドのコンセプトデザイン及びディレクション、和ろうそくやお米農家のパッケージデザイン、演劇の宣伝美術、装丁などを手掛ける。また、CHANCE MAKERによる、"Inspiring People & Projects"など様々なプロジェクトにも参加。
KUMA/MICHIO YOKOYAMA DESIGN STUDIO
- 会期 2020年5月31日(日)~2020年6月30日(火)
- 時間 営業時間の通り
- 場所 蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 共催・協力 Rondade/elements
- 問い合わせ先 03-3770-2525