兼子真一個展『てあしめぐり ─春画の象形 Shunga Hieroglyphs─』

アート
蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース 2022年09月12日(月) - 09月30日(金)
ぼくは、目に見える現実や真実よりも、それを生み出す「関係」に興味がある。 あらゆる物事をつなげ、そのすべてを変えていく、目には見えない関わりと交わりを表現したい。あの日、春画展で見た“手足のもつれ” は、まさに僕のイメージしていた「関係」そのものだった。

長年、兼子真一はドローイング・絵画・彫刻を通じて、人や物事の間に生じる視認できない「関係」の可視化に取り組んできました。兼子にとって、春画における手足の表現は、描かれた人物の顔や表情以上に感情的・官能的であり、当時の絵師たちが手足指先で物語を伝えている、絵の中の小宇宙のような存在です。春画の衝撃以来、兼子自身の関わりと交わりのイメージは、複雑さを保ちながらその姿を象形化してきました。

本展では、春画の手足のもつれを象形で描いたドローイングシリーズ 『Shunga Hieroglyphs』を中心に、春画から色濃く影響を受けた作品を展示します。また過去作である、春画の手を彫刻にした『和合- 心音 (2018)』やお守りとして展開した性技四十八手『Love fortune 48(2017)』などの他、本展のために制作されたZINE とグッズの販売も致します。
 
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販売期間:なくなり次第受付終了


【プロフィール】
兼子 真一 (Shinichi Kaneko)
1974 年生まれ。東京藝術大学デザイン科卒業(1999)。東京藝術大学大学院美術研究科デザイン専攻修了(2001)。主な展示は、画廊宮坂(2005~2022)、ANAGRA(2020)、Creative Space Hayashi(2013)、国登録有形文化財・旧近藤 邸(2013)、由布院アートホール(2011)などで個展のほか展示多数。3331 ART FIR(2021)、アートフェア東京(2016)、英国での彫刻展 Fresh air(2013)に出展。その他に、北海道置戸町ぽっぽ絵画館に続金色夜叉「再会の像」設置(2022)。iichiko(焼酎) の雑誌広告に毎月ドローイング起用(2018.6~)。
 
  • 会期 2022年9月12日(月)~2022年9月30日(金)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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