【フェア】DEKOTORA -Spaceships on the Road in Japan-
アート
蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース 2023年12月29日(金) - 01月21日(日)
夜の闇に浮かぶ路上の宇宙船「デコトラ」。
フォトグラファー秦 淳司が15年にわたって撮影した 写真集ができあがりました。
雑誌や広告などの第一線で活躍するフォトグラファー、秦 淳司は15年前にデコトラを撮影したときにその魅力に引きこまれ、以来その姿を撮り続けてきました。
1970年代に映画『トラック野郎』で一大ブームを巻き起こしたデコトラも、もはや絶滅の危機。ボディにペインティングや電飾を施した、世界のどこにもない唯一無二のクルマは、近年日本のポップアートとして世界から注目されています。
秦 淳司がデコトラを撮影するのは、いつも夜。夜の闇に浮かび上がる電飾を点灯したデコトラたちは、あたかも路上の宇宙船。夢か幻か、デコトラは私たちを異界へと連れてゆきます。
この写真集は絵本などに使われる厚紙を使用した分厚い一冊。厚さは5センチ、重さは2.4キロ。各ページを飾る写真ともども重量感あふれる写真集となっています。また同封されている別冊には都築響一、鈴木正文、安藤夏樹の各氏が寄稿し、デコトラや秦 淳司のことを語っています。
今回特別に1月13日(土)には実物のデコトラが代官山に登場します!
9:00~19:00の予定ですが雨天や車両の状況によって急遽変更になる場合もございます。
数量限定!「黒潮船団」×「代官山 蔦屋書店」がスペシャルコラボしたドカジャン誕生!
(▲画像をクリックすると蔦屋書店オンラインストアにジャンプします)
~デコトラよ、永遠なれ~
秦 淳司
JUNIJI HATA
15年前に初めて龍虎丸の雄姿を目にしたとき、体に電流が走った。その数年前にメキシコでウルトラバロックの教会を撮影したときに感じたのと同じ衝撃。密度の濃い巨大な物体には猥雑さがありながら、ある種の神々しさがあった。以来、デコトラをカメラに収めることがライフワークになった。
デコトラを撮影するのは夜だ。夜の闇は黒バックのスタジオ。ライトがオンになり、電飾が光る。エンジン音が唸る。大きなトラックは眠りから醒め、生き物になる。人間と同じように、同じ顔はひとつとしてない。千差万別、百花繚乱。夢中でシャッターを押す。
1970年代後半の東映映画『トラック野郎』シリーズでブームに火がついたデコトラは、北へ、南へ、東へ、西へ、疾走した。昭和の日本は活力に溢れていたのだ。それから半世紀近く。デコトラはもはや「絶滅危惧車」だ。龍虎丸はすでに地球7周の距離を走っている。オーナーたちも高齢になってきている。仕事の相棒で、人生の相棒。日本中を旅し、東日本大震災の支援物資を運んだこともある。だが世の中が変わってきた。なにせ電気でクルマが走る時代だ。
その一方で、待てよと思う。コロナで日本中元気がない。こんなときこそ、半世紀前の我武者羅なパワーが必要じゃないのか。馬鹿力が必要じゃないのか。そんな思いが募り、たくさんの仲間の力を借りて、こうやってデコトラの写真集を出すことになった。ズシリと重い一冊のページをめくって、何かを感じていただけたら嬉しい。
【プロフィール】
フォトグラファー秦 淳司が15年にわたって撮影した 写真集ができあがりました。
雑誌や広告などの第一線で活躍するフォトグラファー、秦 淳司は15年前にデコトラを撮影したときにその魅力に引きこまれ、以来その姿を撮り続けてきました。
1970年代に映画『トラック野郎』で一大ブームを巻き起こしたデコトラも、もはや絶滅の危機。ボディにペインティングや電飾を施した、世界のどこにもない唯一無二のクルマは、近年日本のポップアートとして世界から注目されています。
秦 淳司がデコトラを撮影するのは、いつも夜。夜の闇に浮かび上がる電飾を点灯したデコトラたちは、あたかも路上の宇宙船。夢か幻か、デコトラは私たちを異界へと連れてゆきます。
この写真集は絵本などに使われる厚紙を使用した分厚い一冊。厚さは5センチ、重さは2.4キロ。各ページを飾る写真ともども重量感あふれる写真集となっています。また同封されている別冊には都築響一、鈴木正文、安藤夏樹の各氏が寄稿し、デコトラや秦 淳司のことを語っています。
今回特別に1月13日(土)には実物のデコトラが代官山に登場します!
9:00~19:00の予定ですが雨天や車両の状況によって急遽変更になる場合もございます。
数量限定!「黒潮船団」×「代官山 蔦屋書店」がスペシャルコラボしたドカジャン誕生!
(▲画像をクリックすると蔦屋書店オンラインストアにジャンプします)
~デコトラよ、永遠なれ~
秦 淳司
JUNIJI HATA
15年前に初めて龍虎丸の雄姿を目にしたとき、体に電流が走った。その数年前にメキシコでウルトラバロックの教会を撮影したときに感じたのと同じ衝撃。密度の濃い巨大な物体には猥雑さがありながら、ある種の神々しさがあった。以来、デコトラをカメラに収めることがライフワークになった。
デコトラを撮影するのは夜だ。夜の闇は黒バックのスタジオ。ライトがオンになり、電飾が光る。エンジン音が唸る。大きなトラックは眠りから醒め、生き物になる。人間と同じように、同じ顔はひとつとしてない。千差万別、百花繚乱。夢中でシャッターを押す。
1970年代後半の東映映画『トラック野郎』シリーズでブームに火がついたデコトラは、北へ、南へ、東へ、西へ、疾走した。昭和の日本は活力に溢れていたのだ。それから半世紀近く。デコトラはもはや「絶滅危惧車」だ。龍虎丸はすでに地球7周の距離を走っている。オーナーたちも高齢になってきている。仕事の相棒で、人生の相棒。日本中を旅し、東日本大震災の支援物資を運んだこともある。だが世の中が変わってきた。なにせ電気でクルマが走る時代だ。
その一方で、待てよと思う。コロナで日本中元気がない。こんなときこそ、半世紀前の我武者羅なパワーが必要じゃないのか。馬鹿力が必要じゃないのか。そんな思いが募り、たくさんの仲間の力を借りて、こうやってデコトラの写真集を出すことになった。ズシリと重い一冊のページをめくって、何かを感じていただけたら嬉しい。
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【プロフィール】
秦 淳司(はた・じゅんじ)
赤坂スタジオ勤務後、小林和弘氏に師事。
1994年からフリーランス・フォトグラファーとしてファッションを中心に、雑誌、広告、アーティスト写真、動画などで活動している。
赤坂スタジオ勤務後、小林和弘氏に師事。
1994年からフリーランス・フォトグラファーとしてファッションを中心に、雑誌、広告、アーティスト写真、動画などで活動している。
- 会期 2023年12月29日(金)~2024年1月21日(日)
- 時間 営業時間の通り
- 場所 蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 共催・協力 ダイヤモンドヘッズ/歌麿会/黒潮船団
- 問い合わせ先 03-3770-2525