【フェア】DEADKEBAB「LOST PIECES」

アート
蔦屋書店2号館 1階 建築・デザインフロア 2024年01月18日(木) - 01月31日(水)
『海の漂流物をテーマに、2023年5⽉に横浜マリンタワーで開催された個展『Flotsam』を経て、代官⼭蔦屋書店で⾏われる本展では⼀部の作品を発展させた新シリーズを発表します。ヘレニズム美術を代表する彫刻「ミロのヴィーナス」の失われた⽚⼿を想像したペインティングなど、「古代へのロマン」「失われた部分への想像⼒」を鍵に、時代を超えて発揮される作家のシミュレーションをお楽しみください。

前回の展⽰"FLOTSOM"(2023)では、海辺の漂流物をテーマにし、実際⾃分が拾った物や架空の物体を描いた。 本展⽰は前回の作品のひとつ、"ヴィーナスの⽚⼿"をさらに膨らませたものである。
わたしはかつて、⼈類は2024年にはもっと知的に進化していると思っていた。宇宙船をブンブン乗り回したりして、動物とも⾃由に会話したり、より洗練された平和な世界になっていると信じていた。
しかし実際の2024年はそんなイメージからは程遠く、⼈間の虐殺が⾏われ、憎しみと悲しみで満ち溢れている。 多くの⼦供達に夢を与えているはずの映画監督や⼤企業が戦争を⽀援し、⼦ども達の虐殺が⾏われている。 古代の⼈々も、奴隷制などの搾取や権⼒の歴史の上で華やかな美術品や建築物を残しているが、現代の私たちはそれを何度も解釈したり、引⽤することができる。
古代へ思いを馳せ、過去をこうであったかもしれないと想像することは⾃由で、未来はこうであってほしいと想像することも⾃由である。
"⼈間は愚かな動物だ"、などの俯瞰するような常套句は簡単に出てくるけれど、未来に対しては無責任だ。
戦争は⼈間の意志と理性で絶対になくなると私は信じているし、⼈間は愚かなりにも、⾃由に考えることを辞めちゃダメだ。
WAR REALLY SUCKS.

【プロフィール】
DEADKEBAB (デッドケバブ)
東京をベースに活動するアーティストであり、ラッパー。DEVOや!!!とも競演し2010年代に世界的に活躍したエレクトロポップバンドTrippple Nippplesのボーカリストを経て、現在はDEADKEBAB & PSYCHIC$のMCとして⾳楽活動を続ける傍ら、美術⼤学時代から⽴体作品やペインティングなどのヴィジュアルワークも⼿掛ける。Carhart、Loose Joints、Hombre Nino、Sister、BEAMS Tなどのアパレルブランドへのグラフィック提供も多数。美術家としては、ポンピドゥーセンターのサポートによる HORS PISTES TOKYO での展⽰(2016年)、Pinea de Costa (スペイン)での滞在制作プロジェクト(2015年)、ペインターLy と共同で架空の会社Shit ltd.名義での活動(2016年〜)、VIDEO FORMES(フランス)での映像 インスタレーション(2016年)などの展⽰の他、『HELIUM 』(WISHLESS, 2018)、『NEW PEOPLE』(WISHLESS, 2019)、『Guidebook for Sleepwalkers 』(UNIQUE代官⼭, 2021)、『BUY or DIE』(Gallery & Cafe SOQSO, 2023)、『Flotsam』(横浜マリンタワーアートギャラリー,2023)などの個展も精⼒的に⾏っている。
  • 会期 2024年1月18日(木)~2024年1月31日(水)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店2号館 1階 建築・デザインフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 CCCアートラボ
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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