【フェア・展示】大竹伸朗展 網膜
アート
蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース 2025年08月01日(金) - 08月31日(日)
丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)にて8月1日(金)〜11月24日(月)まで開催される『大竹伸朗展 網膜』の開幕に合わせて、大竹伸朗さんの制作風景を撮影した写真家 山上新平さんの写真展示をいたします。
大竹伸朗 様
拝啓 大暑の候、お変わりなくお過ごしでしょうか。
15年前、病的でベッドの一畳が世界のすべてだった自分の目の前に大竹さんは立ち現れました。
誌面に掲載された、否、誌面に擦過する身体の痕跡の熱量と言葉に背中を大きく押されたものでした。
今思い返せば、それ以上に他者から受ける打撲も突き抜けた一人の人間の圧倒的個に感化されていたのかもしれません。
まだ誰も撮り切れていない「網膜」と対峙した時、自分にできることは「想う」ということだけでした。
大竹さんが思うことを、ぼくが想う。その精製だけを持って未知なるものへ向かう道中は震えながらもなぜか懐かしさを感じたものでした。
ただ、一つだけ覚えていることがあります。それは、大竹さんが写真を見たとき、前のめりになって嬉しそうな顔をされていることだけでした。
この冬、宇和島の居酒屋で初めてお会いしたとき、大竹さんは若輩者の自分にわざわざ腰を上げてご挨拶してくださりました。
作家の君にこんなお願いをして申し訳ないと。 その姿に震えながら、「これは恩返しなのです」と一言発するだけで精一杯だったことを今日のように記憶しています。
敬具
山上新平
拝啓 大暑の候、お変わりなくお過ごしでしょうか。
15年前、病的でベッドの一畳が世界のすべてだった自分の目の前に大竹さんは立ち現れました。
誌面に掲載された、否、誌面に擦過する身体の痕跡の熱量と言葉に背中を大きく押されたものでした。
今思い返せば、それ以上に他者から受ける打撲も突き抜けた一人の人間の圧倒的個に感化されていたのかもしれません。
まだ誰も撮り切れていない「網膜」と対峙した時、自分にできることは「想う」ということだけでした。
大竹さんが思うことを、ぼくが想う。その精製だけを持って未知なるものへ向かう道中は震えながらもなぜか懐かしさを感じたものでした。
ただ、一つだけ覚えていることがあります。それは、大竹さんが写真を見たとき、前のめりになって嬉しそうな顔をされていることだけでした。
この冬、宇和島の居酒屋で初めてお会いしたとき、大竹さんは若輩者の自分にわざわざ腰を上げてご挨拶してくださりました。
作家の君にこんなお願いをして申し訳ないと。 その姿に震えながら、「これは恩返しなのです」と一言発するだけで精一杯だったことを今日のように記憶しています。
敬具
山上新平
また、美術館で販売されるグッズなどの特別販売や、10月に刊行予定の図録の予約を承ります。
【イベント開催決定のお知らせ】
大竹伸朗さんが雑誌「新潮』で連載していたエッセイをまとめた、新刊「絵の音」(新潮社刊)の発売を記念して、サイン会を開催いたします。
●日程:2025年8月30日(土)
●時間:18:00-19:00/19:00-20:00
●場所:代官山 蔦屋書店 2号館1階 アートカウンター
●集合時間:代官山 蔦屋書店 2号館1階 アートカウンター付近へ、各回、開始時間の10分前にお越しください。
・18:00-19:00参加のお客様:17:50集合
・19:00-20:00参加:18:50集合
●受付期間(WEBのみ):2025年8月1日(金)9:00~2025年8月30日(土)17:00
※ご希望の参加時間枠を選択して、お申込みください。
※上記受付期間内でも、規定枚数に達し次第、受付は終了させていただきます。
※集合時間までにお越しいただいた場合も、イベント進行上、少々お待ちいただくことがあります。予めご了承ください。
※本イベントは【お申込みされたご本人様】のみがご参加いただけます。
※お申し込み回数は、おひとり様1回のみとなります。複数回のご参加はできかねます。予めご了承ください。
※お申し込み後のキャンセルは不可となります。
※販売状況によっては追加枠を設ける場合がございます。
※ページ下部の【お申し込みにあたっての注意事項】をご確認の上、お申し込みください。
大竹伸朗 (おおたけ・しんろう)
1955年東京都生まれ。主な個展に東京国立近代美術館/愛媛県美術館/富山県美術館(2022–23)、熊本 市現代美術館/水戸芸術館現代美術ギャラリー(2019)、パラソルユニット現代美 術財団(2014)、高松市美術館(2013)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2013)、アートソンジェセンター(2012)、広島市現代美術館/福岡市美術館(2007)、東京都 現代美術館(2006)など。 またハワイ・トリエンナーレ(2022)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ (2018)、横浜トリエンナーレ(2014)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2013)、ドクメンタ(2012)、光州ビエンナーレ(2010)、瀬戸内国際芸術祭(2010–)など多数の国際展に参加。また「アゲインスト・ネイチャー」(1989)、「キャビネット・オブ・サインズ」(1991)など歴史的に重要な展覧会にも多く参加している。なお香川県内では、直島、豊島、女木島(瀬戸内国際芸術祭会期中)で作品を公開している。
▶公式サイト www.ohtakeshinro.com
山上新平 (やまがみ・しんぺい)
1984 年神奈川県鎌倉市生まれ。
個展
2025年「Echoes of Unseen」思文閣銀座(東京)、SAGA HOUSE(京都)
2024年「not yet...」book obscura(東京)、「KANON」PURPLE(京都)、本屋青旗(福岡)、
八戸市美術館(青森)、POETIC SCAPE(東京)
2023年「liminal (eyes)」大佛次郎茶亭(鎌倉)、PURPLE(京都)、
本屋青旗(福岡)、POETIC SCAPE(東京)
2022年「Helix」elävä II(東京)、minä perhonen Kyoto(京都)
2020年 「Photography Show」bar Dolphy(東京)
2019年 「Refined black」Laboratory ∆ II(東京)、「The Disintegration Loops」POETIC SCAPE(東京)、「山上新平展」思文閣銀座(東京)、思文閣京都(京都)
2017年「0189」SUPPOSE DESIGN OFFICE / Youngtree Press(東京)
グループ展・企画展
2024年「Paris Photo」Grand Palais(パリ)、「T3 PHOTO ASIA」東京ミッドタウン(東京) 「目撃する影」EUKARYOTE(東京)
2023年 「日本の新進作家 vol.20」東京都写真美術館(東京)
2022年 「HIBIYA OKUROJI PHOTO FAIR」日比谷 OKUROJI(東京)
2020年 「安齋賢太×山上新平」寺田美術(東京)
2017年 「3daysEXHIBITION」SEZON ART GALLERY(東京)、「Daikanyama photo fair 2017」HILLSIDE FORUM(東京)
2016年 「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」
IMA gallery(東京)
2015年「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」
Yellowkoner Paris Pompidou(パリ)
写真集
2024年 「KANON」bookshop M
2023年 「Epiphany」bookshop M
2022年「liminal (eyes) YAMAGAMI」bookshop M 「Helix」皆川明(minä perhonen)
大竹伸朗さんが雑誌「新潮』で連載していたエッセイをまとめた、新刊「絵の音」(新潮社刊)の発売を記念して、サイン会を開催いたします。
●日程:2025年8月30日(土)
●時間:18:00-19:00/19:00-20:00
●場所:代官山 蔦屋書店 2号館1階 アートカウンター
●集合時間:代官山 蔦屋書店 2号館1階 アートカウンター付近へ、各回、開始時間の10分前にお越しください。
・18:00-19:00参加のお客様:17:50集合
・19:00-20:00参加:18:50集合
●受付期間(WEBのみ):2025年8月1日(金)9:00~2025年8月30日(土)17:00
※ご希望の参加時間枠を選択して、お申込みください。
※上記受付期間内でも、規定枚数に達し次第、受付は終了させていただきます。
※集合時間までにお越しいただいた場合も、イベント進行上、少々お待ちいただくことがあります。予めご了承ください。
※本イベントは【お申込みされたご本人様】のみがご参加いただけます。
※お申し込み回数は、おひとり様1回のみとなります。複数回のご参加はできかねます。予めご了承ください。
※お申し込み後のキャンセルは不可となります。
※販売状況によっては追加枠を設ける場合がございます。
※ページ下部の【お申し込みにあたっての注意事項】をご確認の上、お申し込みください。
【チケット】
A) 18:00-19:00参加
書籍『絵の音』(\3,575/税込)+システム使用料(\550/税込) \4,125(税込)
B)19:00-20:00参加
書籍『絵の音』(\3,575/税込)+システム使用料(\550/税込) \4,125(税込)
【書籍情報】
『絵の音』
著者:大竹伸朗
出版社:新潮社
書籍判型:四六版
頁数:416ページ
定価:本体3,575円(税込)
ISBN:9784104310050
発売日:2025年8月27日
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※Event Manegerで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。
【プロフィール】大竹伸朗 (おおたけ・しんろう)
1955年東京都生まれ。主な個展に東京国立近代美術館/愛媛県美術館/富山県美術館(2022–23)、熊本 市現代美術館/水戸芸術館現代美術ギャラリー(2019)、パラソルユニット現代美 術財団(2014)、高松市美術館(2013)、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(2013)、アートソンジェセンター(2012)、広島市現代美術館/福岡市美術館(2007)、東京都 現代美術館(2006)など。 またハワイ・トリエンナーレ(2022)、アジア・パシフィック・トリエンナーレ (2018)、横浜トリエンナーレ(2014)、ヴェネチア・ビエンナーレ(2013)、ドクメンタ(2012)、光州ビエンナーレ(2010)、瀬戸内国際芸術祭(2010–)など多数の国際展に参加。また「アゲインスト・ネイチャー」(1989)、「キャビネット・オブ・サインズ」(1991)など歴史的に重要な展覧会にも多く参加している。なお香川県内では、直島、豊島、女木島(瀬戸内国際芸術祭会期中)で作品を公開している。
▶公式サイト www.ohtakeshinro.com
山上新平 (やまがみ・しんぺい)
1984 年神奈川県鎌倉市生まれ。
個展
2025年「Echoes of Unseen」思文閣銀座(東京)、SAGA HOUSE(京都)
2024年「not yet...」book obscura(東京)、「KANON」PURPLE(京都)、本屋青旗(福岡)、
八戸市美術館(青森)、POETIC SCAPE(東京)
2023年「liminal (eyes)」大佛次郎茶亭(鎌倉)、PURPLE(京都)、
本屋青旗(福岡)、POETIC SCAPE(東京)
2022年「Helix」elävä II(東京)、minä perhonen Kyoto(京都)
2020年 「Photography Show」bar Dolphy(東京)
2019年 「Refined black」Laboratory ∆ II(東京)、「The Disintegration Loops」POETIC SCAPE(東京)、「山上新平展」思文閣銀座(東京)、思文閣京都(京都)
2017年「0189」SUPPOSE DESIGN OFFICE / Youngtree Press(東京)
グループ展・企画展
2024年「Paris Photo」Grand Palais(パリ)、「T3 PHOTO ASIA」東京ミッドタウン(東京) 「目撃する影」EUKARYOTE(東京)
2023年 「日本の新進作家 vol.20」東京都写真美術館(東京)
2022年 「HIBIYA OKUROJI PHOTO FAIR」日比谷 OKUROJI(東京)
2020年 「安齋賢太×山上新平」寺田美術(東京)
2017年 「3daysEXHIBITION」SEZON ART GALLERY(東京)、「Daikanyama photo fair 2017」HILLSIDE FORUM(東京)
2016年 「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」
IMA gallery(東京)
2015年「LUMIX MEETS BEYOND2020 BY JAPANESE PHOTOGRAPHERS #3」
Yellowkoner Paris Pompidou(パリ)
写真集
2024年 「KANON」bookshop M
2023年 「Epiphany」bookshop M
2022年「liminal (eyes) YAMAGAMI」bookshop M 「Helix」皆川明(minä perhonen)
- 会期 2025年8月1日(金)~2025年8月31日(日)
- 時間 営業時間の通り
- 場所 蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 共催・協力 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)・MATCH&Co.
- 問い合わせ先 03-3770-2525