【フェア】吉田山『風の目たち / The Eyes of the Wind Pocket Tour Book 2022―2024』刊行記念フェア

アート
蔦屋書店 2号館1階 アートフロア 2025年08月11日(月) - 08月31日(日)
2022年から2024年にかけ、ジョージア、日本、トルコ、ギリシャ、アルメニア、5カ国を巡り開催されてきた移動型のパブリックアートプロジェクト「風の目たち」。この度、代官山 蔦屋書店にて、今まで明かされてこなかったその旅の軌跡を明らかにすると共に、作品を起点に街歩きを楽しむためことができるポケットツアーブック『風の目たち / The Eyes of the Wind Pocket Tour Book 2022―2024』の出版を記念したポップアップを開催いたします。
 
プロジェクトの企画者/ディレクターであり、著者として本書を手がけるのは、異分野の専門家や組織との協働を通じて、社会と芸術の新たな関係構築や価値創造に取り組むキュレーター/アーティスト・吉田山。
 
「風の目たち」は、吉田山がコロナ禍を経て、2022年から2024年にかけて各地の「窓辺」を巡り開催してきた、アーティスト総勢64名による移動型のパブリックアートプロジェクトです。「風の目」というプロジェクト名は「窓」の対訳である「window」が「vindr (wind )+ auga (eye )」という古代北欧語「vindauga」に由来すること因んだもの。移動を前提に、作品の最小単位として「高さ5×幅5×奥行き5センチメートル以内」という制約を設け、各アーティストに作品制作を依頼。製作された作品を、アーティストたちの「目」として持ち運び、展示すべき「窓辺」を探し、土地から土地へ、移動を続けてきました。街の景色に直結するそれぞれの「窓辺」はパブリックとプライベートの境界をまたぎ、外から鑑賞可能なパブリックアートとして街に根付いていきます。バックパッカーのように各地を巡り、極小のパブリックアートの設置の旅。世界にあるいくつかの窓辺で、ひっそりと小さなパブリックアートを設置する試みとして、誰かの家の、あるいは街角の窓辺から最後の作品が撤去される日まで、「風の目たち」は恒久的に続いていきます。ぜひ会場にて本書を手に取っていただけましたら幸いです。
 
 
【書籍情報】
 
『風の目たち / The Eyes of the Wind
Pocket Tour Book 2022―2024』
 
仕様:ソフトカバー
判型:120×182×17 mm
頁数:320ページ
ISBN 978-4-9913306-2-9
言語:日本語、英語、ジョージア語、トルコ語、ギリシャ語、アルメニア語
刊行日:2025年8月11日
定価:3,000円+税(税込3,300円)
 
【書籍制作クレジット】
著者:吉田山
編集:西山萌
造本・デザイン 加納大輔、和田悠馬
 
編集補佐:原ちけい
執筆協力:大村高広、鈴木沓子、花井優太
翻訳:児島康宏 (ジョージア語 )
向井メルト真知子 (トルコ語 )
井上友里、ジョージ・カルパティオス (ギリシャ語 )
Anush Vardazaryan (アルメニア語 )
石田一樹 (英語 )
校閲 株式会社文字工房燦光
 
写真:太田琢人、竹久直樹、西山萌、藤生恭平、吉田山
AR技術協力:松岡湧紀
AR企画協力:浅見和彦
スペシャルサンクス:吉田実千、西山家
 
 
 
【プロフィール】
吉田山
富山県富山市生まれ。現在は東京を拠点に活動。独学で芸術を学び、キュレーター、アーティストとして活動している。アーティスト、デザイナー、建築家、企業など、異分野の専門家や組織との協働を通じて、社会と芸術の新たな関係構築や価値創造に取り組む。熱海市街地での芸術祭「ATAMI ART GRANT」(2023―2024)のプログラムディレクターや、STYLY, Inc.との協働によるAR技術を用いた市街地での展覧会「AUGMENTED SITUATION D」(2023―2025)、avex主催「MEET YOUR ART」へのキュレーター・アドバイザーとしての参加など、多岐にわたる企画・活動を行う。2022年度シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]アーティストフェロー。令和6年度文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業者。
 
 
  • 会期 2025年8月11日(月)~2025年8月31日 (日)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店 2号館1階 アートフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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