代官山 蔦屋書店で織りなす、「Thai Crafted Art - タイ現代アートとデザインの活気 - In 代官山 蔦屋書店」
アジアンモダンが奏でる、感性の交差点へようこそ。

代官山の文化的エネルギーが息づく場所で、タイの気鋭アーティスト6組が集結します。
6組の才能溢れるアーティストたちが、圧倒的な表現力と繊細な感性で織りなす作品群を展示。

タイ国商務省国際貿易振興局(DITP)の主催により実現するこの特別展では、インテリア、アート、ファッション雑貨の境界を超越したタイ現代アートの魅力を存分に体感していただけます。

伝統的なタイの美意識と現代的な解釈が融合した作品たちは、観る者の心に新たな感動と発見をもたらします。代官山という洗練された文化空間で、アジアンモダンの新しい潮流を感じてください。アートを通じた文化的対話が、ここから始まります。

<展示アーティスト6組>

Chang of Art

1980年(タイ生まれ)
Facebook：Chang Of Art 
Instagram：Chang.of.art
Webサイト：www.changofart.com

Chang of Art は、伝統と現代的表現を見事に融合させた、吉祥がテーマの彫刻で知られています。
それぞれの作品は、ポジティブなエネルギー、幸運、そして精神的象徴性を伝えるため繊細に制作されています。
タイの豊かな文化遺産から着想を得て、Chang of Art は古典的なモチーフを現代的な形に再解釈し、意味深く美しいデザインを通じて過去と現在をつなぎます。
これらの彫刻は単なる装飾品ではなく、守護、繁栄、そして平和の象徴として力強い存在感を放ちます。

Tanasan Kanakasem

1984年(タイ・ピッサヌローク生まれ)
Facebook：Tanasan Kanakasem
Instagram：phai_tanasan


PHAI TANASANは、マルチディシプリナリー(多分野)の美術家であり、映像ディレクターでもあります。彼の作品は10年以上にわたり展示されてきました。2017年以降は、映像を通じたビジュアルストーリーテリングにも取り組んでいます。
「GIRL WITHOUT SMILE(微笑まぬ少女)」で特に知られるPHAIは、最小限でありながら感情を喚起するキャラクターを通して、人間の生の感情を捉えます。彼の活動は、絵画、写真、映像、スケッチ、彫刻、アートトイにまで及び、それぞれの表現手段が感情的なつながりを生み出す器となっています。

Duenchayphoochana Phooprasert

1977年(タイ・アユタヤ生まれ)
Facebook：Duenchayphoochana Phooprasert
Instagram：Duenchayphoochana Phooprasert


Duenchayphoochana Phooprasertは、タイのビジュアルアーティストで、現代的な制作活動の中心には自然粘土があります。
作品は、記憶、消えゆく空間、環境の変容といったテーマを探求しています。シラパコーン大学(タイ)で絵画の学士号と修士号を取得し、現在は東京芸術大学の博士課程交換留学生として学んでいます。作品はタイ国内外で展示され、国内外のさまざまな賞も受賞しています。
粘土という静かな素材を通じて、喪失や時間、そして人間とその風景とのもろい関係への深い感受性を映し出しています。

WISHULADA

1992年(タイ・バンコク生まれ) 
ウェブサイト：www.wishulada-art.com
Facebook：Wishulada Panthanuvong
Instagram：wishulada.a
 

WISHULADAは、社会活動に取り組むアーティストで、社会的企業でもあります。さまざまな廃棄物を活用したデザインと、アート作品創作により、循環型経済(Circular Economy)に沿った最大の価値を生み出しています。「無駄なものはない(Nothing worthless)」「誰でもできる(Everybody can do)」という信念のもと、誰もが廃棄物を再利用し、付加価値のある作品に変えることができると考えています。
WISHULADAの作品は、廃棄物の量を可視化し、環境問題への意識を高めるひとつの手段となります。また、身の回りの廃棄物を効果的に再利用し、最大の価値を引き出すことの重要性を人々に伝えています。
鋳造や職人による金属アート作品を専門とするスタジオです。
Sivanun Chaiburanasul(ジョー)とNatcha Anansaringkarn(ヌイ)は、20年以上にわたり装飾工芸品の開発に取り組んできました。家業として「5ivesis」を立ち上げ、個々のライフスタイルに合わせた多彩で独創的な製品をデザイン・製造しています。
当初リサイクルセンターに販売する予定だったスズの端材が大量に余っていることに気づいたため、スズの持つ本質的価値を認識し、余剰素材を独自のアート作品へと変換することに挑戦しました。これは、作品に新たな価値を与えたいという思いからです。
テーブルウェアやホームデコレーションのスズ鋳造で成功を収めた後、「5ivesisアート＆クラフトスタジオ」として活動を拡張しました。スズ鋳造の専門知識を活かし、今では独自性あふれるアート作品に命を吹き込んでいます。
  1967年(タイ・ラヨン生まれ)
Facebook：Piya Charoenmuang
Instagram：@JINGSHENG319
 

儚き残響（Ephemeral Echoes）
作：Piya Charoenmuang
『儚き残響』は、見る者に周囲の環境によって形作られる儚い感覚や感情の状態を探求させます。作品は、芸術と時間の流れとの間に生まれる静かな対話の場となります――音と音の間の沈黙、静けさの中の動き、そしてその間隙で生まれる感情。
見る者に立ち止まり、感じ、内省することを促す作品です。
一瞬一瞬の出来事が、微細で儚く現れ、やがて静かに消え去ることに気づかせてくれます。