【フェア】二艘木洋行のカラーコピー版画

アート
蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア 2019年06月28日(金) - 07月21日(日)
二艘木洋行は「お絵描き掲示板」というインターネット上のペイントツールを用いた作品で知られるアーティストです。
今回、そのようにデジタルで描かれた原画を元に、一般的なカラーコピー機を使って多色刷り版画のようにプリントした「カラーコピー版画」の作品シリーズを展示します。
原画を10枚から20枚の色版に分解してひとつずつコピー機に置き、同じ紙に繰り返しプリントすることでひとつのイメージを作りあげるカラーコピー版画。身近な印刷物のように見えながらも、独特の版ずれやインクの質感が重なった美術史上最もチープかつモダンな版画ともいえるユニークな作品です。
 
デジタルの平面を「版画」という形で受肉させるアーティストの試みを、本という複製メディアの集まる書店でご覧ください。
 
 
二艘木 洋行 (にそうぎ・ひろゆき)
1983年生まれ。2000年代より、お絵描き掲示板と呼ばれるWebアプリで描いたデジタル図像や、突然変異のようなドローイングやペインティングによって注目を集める。
「誰にもわからない機能と使命を帯びたプログラムが鮮やかに実体化したかのような、謎に満ち満ちたマトリックス。入口も出口もない堂々巡りの迷路のような図像。それでいて、それはすこぶるポップなのだ。」(批評家・佐々木敦)とも評される。
デジタルツールとペンや絵の具などのアナログ画材を等価に使いこなす二艘木の絵描きとしての敏捷性は、これまでに誰の想像力も及ばなかった、そしておそらく二艘木自身の想像力さえ及ばない具象絵画の領域へと、その表現をエスカレートさせている。
近年の主な展覧会に、「新作展」TALION GALLERY (2018/東京) 、「ニセ・ザ・チョイス展」ビリケンギャラリー (2015/東京)、「パープルーム大学II」熊本市立現代美術館(2015/熊本)、 「VOCA 現代美術の展望」上野の森美術館(2014/東京)、「光るグラフィック」creation gallery 8(2014/東京)、「ii tenki」WILLEM BAARS PROJECTS(2013/アムステルダム)、「キュレーターからのメッセージ 2012 現代絵画のいま」兵庫県立美術館(2012/兵庫) 、「インターネット アート これから」NTTインターコミュニケーション・センター(2012/東京)など。
  • 会期 2019年6月28日(金)~2019年7月21日(日)
  • 時間 7:00~深夜2:00(営業時間)
  • 場所 蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 TALION GALLERY
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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