えほん博
人文|キッズ|代官山 蔦屋書店
2022年11月12日(土) - 11月13日(日)
つくる人、届ける人、読む人
みんなでつくる絵本のテーマパーク
絵本との出会いの場所
えほん博開催にあたって 2022年春、代官山蔦屋書店で本のお祭りが開催されました。 本の周りに人が集う、とても幸せな光景が広がるお祭りでした。たくさんの本を嬉しそうに両手にぶら下げてお帰りになるお客様、憧れの作家さんを目の前にして感激するお客様、そんな場面に立ち会えて書店員としても幸せな日でした。 やはり私たちは本が好き。すべての年代で本に集える機会を作ってみたい、それが「えほん博」のはじまりです。 お気に入りの絵本を何冊か思い浮かべてみてください。きっと大きさも形も使っている画材も文字の大きさも様々だと思います。中には文字がないものもあり、更には画がないものも話題になりました。絵本には定まったフォーマットがないものの方が多いのです。つまり作り手の思い、表現が入り込む余地の大きい作品なのです。 それはまさに本のなかでもちょっと特殊な立場、デジタルで再現しきれない、物質としての面白さも詰まっています。また文章は読む立場によって意味合いを変えることがあります。子どものころにその時の目線で読んだものが、大人になったら違う物語に思えてくる、子どものころに出会っているからこその味わいの変化もまた楽しいものです。 子どものものでも大人のものでもない、絵本。 「えほん博」が絵本の周りでたくさんの驚き、発見、楽しみ、出会いが溢れる日でありますように。 「えほん博」開催実行委員 瀬野尾真紀(代官山 蔦屋書店キッズコンシェルジュ)