【フェア】詩集『SAPERE ROMANTIKA』刊行記念フェア「SWEET SUMMER SENSATION」

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蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア 2023年08月04日(金) - 08月25日(金)
この度、詩人として活動している高田怜央さんの第一詩集となる『SAPERE ROMANTIKA』を出版することになりました。高田さんは、今年のカンヌ国際映画祭の受賞作品であるヴィム・ヴェンダース監督「Perfect Days(原題)」の脚本翻訳を手がけるなど、メディア翻訳者としても活躍しています。

本書のタイトル「SAPERE ROMANTIKA [サペレロマンティカ]」は、「知=味への情熱」という意味の造語です。アイスクリームやきゅうりサンドなど、夏の食べ物をモチーフにした詩を通して、知性と感覚のロマンティックな関係を哲学的に探究する詩集になっています。英語での詩作と自らによる和訳を同時に収録した本書には、フレッシュな舌ざわりや甘酸っぱさを感じさせる作品が詰まっています。

書籍の出版を記念して代官山 蔦屋書店では、数量限定でサイン本にストロベリーの香りが付いた栞を付属します。また著者によるサマーリーディングにぴったりな本の選書、本書をイメージした夏の音楽プレイリストが彩るフェアを開催いたします。

【推薦文】
"たくさんのひとが、世界をどうやって見ることができるか頭を悩ませているあいだ、あなたは世界がこちらをじっと見つめていることに、とっくに気がついている。たくさんのひとが、世界を切り取ることに躍起になっているあいだ、あなたは世界と毎晩ダンスをしている。そんなひとが、詩を書いたらどうなるのだろう。"

永井玲衣 哲学研究者
著書『水中の哲学者たち』晶文社

"私たちは皆、翻訳し、複数の言語を生きている。人は頭に浮かぶイメージを言葉にして考える。ある言語から別の言語への変換は翻訳だ。日本語しか使わない人も複数の言語で話している。相手に応じて言葉を使い分けるから。高田怜央は、私たちにとって実は身近な、翻訳と複数の言語が生みだす奇跡を提示する。それは翻訳という行為を通して英語と日本語という複数の言語を往復しながら展開される思索・詩作の結晶としての軌跡だ。"

山本浩貴 文化研究者
著書『現代美術史:欧米、日本、トランスナショナル』中公新書

【書誌情報】
タイトル:高田怜央 第一詩集『SAPERE ROMANTIKA』
詩・訳:高田怜央
編集・発行人: 岡田翔
寄稿: 来馬哲平、 横田祐美子
デザイン:相島大地
協力: 永井玲衣、 山本浩貴
出版レーベル:paper company
価格:1,980円(税込)
限定 800部

【関連イベント&オンライン配信(Zoom)】詩集『SAPERE ROMANTIKA』刊行記念 高田怜央×永井玲衣トークイベント「あれから10年、まだ哲学していた」
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/34814-1745340711.html

 

【プロフィール】
高田 怜央 (たかだ・れお)
翻訳者・詩人。1991年横浜生まれ、英国スコットランド育ち。上智大学文学部哲学科卒。主な翻訳に、ヴィム・ヴェンダース監督「Perfect Days(原題)」(脚本・字幕)など。英日詩に『ユー・メイド・ミー・ア・ポエット、ガール』(海の襟袖)、「FUTURE AGENDA [未来の議題]」他 二篇(『ユリイカ 』2023年3月号、青土社)など。連載中エッセイ「記憶の天窓」(SIDE TRACK by TWO VIRGINS)。

paper company (ペーパー・カンパニー)
岡田 翔(おかだ・かける)がパブリッシャーを務めるアートブックレーベル。2020年から活動をはじめ、これまでに展覧会図録、写真集、図鑑などを出版している。主な出版物に、図録『imshow (HakHyun Kim)・(Sakuma Osamu/Rondade)』(2021年)、遠藤祐輔 写真集『Post Decisive Moment』(2021年)、岩崎広大 図鑑『NO-RECORD-FOUND CERTIFICATE — 759 Insects —』(2022年)など。  
  • 会期 2023年8月4日(金)~2023年8月25日(金)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 paper company
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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