【フェア】『洲浜論』×matohu――海辺から日本を見る

人文
蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア 2023年08月07日(月) - 08月27日(日)
結婚式の島台、和菓子の「すはま」、屏風絵・障子絵に描かれた不思議な曲線……、現代に生きる私たちも無意識に目にしている〈洲浜〉という、日本特有の海辺の表象を視点に日本をひも解く『洲浜論』。

その刊行を記念して、海辺から日本に迫るための5つの視点を中心に据えて、関連するアイテムや書籍を展開するフェアを開催します。

・matohu――日本の美意識に着目した服を作り続ける服飾ブランド

・海――日本列島に眠る記憶

・庭――海の表象された空間

・翁――海の向こうから来たまれびと

・白――清浄な場の色彩

【書誌情報】
原瑠璃彦『洲浜論』(作品社)
海辺から日本を見る――。
古代から日本文化の各所で継承されてきた日本特有の海辺の表象〈洲浜〉の全貌に迫る、壮大で画期的な文化史。まったく新しい視点で日本文化をひも解く、新鋭のデビュー作。

平安時代には盛んに用いられるも、時代が進むにつれて抑圧され周縁的なものとなっていった、〈洲浜〉というモティーフは、しかしながら、その吉祥性・清浄性・聖地性をもって「日本らしさ」の指標となり、日本文化の奥底で密かに息づき続けてきた――。
平安時代に和歌と組み合わせて用いられた箱庭〈洲浜台〉にはじまり、庭園・絵画・工芸・服飾など、その後の日本文化の至る所に継承される洲浜の表象の多様な展開を跡付け、日本文化史を新たな視点から読み直す。

■関連イベント
『洲浜論』刊行記念 原瑠璃彦×matohu堀畑裕之 トークイベント「スハマーとは何か?――現代に生きる海辺の思想を探る」
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/34871-1741560714.html

【プロフィール】
matohu (まとう)
matohu(「まとふ」と書いて「まとう」と読む)には2つの意味が込められている。一つは日本語の「まとう」。身体を包み込むように軽やかに身にまとう服。もう一つは「待とう」。消費して捨て去るのではなく、自分らしい美意識が成熟するのを待とうという呼びかけ。「日本の美意識が通底する新しい服の創造」をコンセプトに、歴史や文化、風土から生まれるデザインを、日本人らしいオリジナルなスタイルで発信し続けている。
  • 会期 2023年8月7日(月)~2023年8月27日(日)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 matohu・作品社
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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