【フェア】中銀カプセルA908 at 和歌山県立近代美術館

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蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア 2024年08月12日(月) - 09月16日(月)
メタボリズム建築の代表作で、黒川紀章が設計した中銀カプセルタワービル。2022年に惜しまれながら解体されましたが、140カプセルのうち23カプセルを、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトが取り外し、黒川紀章建築都市設計事務所の監修により修復。2023年8月、黒川紀章が設計した和歌山県立近代美術館で1カプセル(A908)の寄託・展示が始まりました。カプセルの展示のみならず、内部見学会や「コスプレ声ちゃんのカプセルタワービルデイズ展 in 和歌山」などの関連イベントの開催により、美術館の訪問者も増加しています。

和歌山県立近代美術館へのカプセル寄託期間は2026年3月まで。美術館ではあらたに「中銀カプセルA908保存プロジェクト」をスタートし、地元企業や、全国の中銀カプセルタワービルファンにご協力いただき、カプセルの収蔵(恒久的な保存)を目指します。和歌山県立近代美術館(Museum of Modern Art, Wakayama)のA908カプセルのロゴを制作し、このロゴを使った商品を販売。和歌山の地元企業がカプセルを応援、またカプセルで地元産業を振興します。

代官山 蔦屋書店にて、和歌山県立近代美術館のオリジナル商品(MOMAW A908)のアートポスター、ニットTシャツ、キーホルダー、ステッカー、缶バッジ、ポストカードをはじめ、中銀カプセルタワービルグッズの新作を販売します。
また9月13日(金)19時から、和歌山県立近代美術館と黒川紀章建築都市設計事務所、中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクトのトークイベントを開催します。

【プロフィール】
和歌山県立近代美術館
1963年に開館した和歌山県立美術館を前身に、1970年に近代美術館として開館。1994年に、現在の黒川紀章による建物へ移転し、活動を続けています。コレクションは和歌山ゆかりの作家を中心として、美術史上のつながりを大切にしながら、近現代の版画、関西の戦後美術、海外の美術などへとその範囲を広げ、約15,000点を収蔵しています。現在は「なつやすみの美術館14 河野愛『こともの、と』、「コレクション展2024-夏 特集『旅する美術』」を開催中です(9月23日まで)。

中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト
2014年に保存を望むオーナーと住人を中心に結成。2015年11月『中銀カプセルタワービル 銀座の白い箱舟』(青月社)、2020年12月『中銀カプセルスタイル:20人の物語で見る誰も知らないカプセルタワー』(草思社)、2022年3月『中銀カプセルタワービル 最後の記録』(草思社)等を出版。管理組合と協力体制を構築することで、見学会の開催や、取材、撮影のお手伝い、またコミュニティーの形成にも力を注いできました。建物解体後は修復した23カプセルを国内外の美術館や商業施設での展示、また宿泊施設としての運営を推進しています。
  • 会期 2024年8月12日(月)~2024年9月16日(月)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店1号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 中銀カプセルタワービル保存・再生プロジェクト/和歌山県立近代美術館
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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