パン屋さんで腕によりをかけて大切につくられた自慢のパンたち。人気パン屋さんでも急な天候の変化などで売れ残ってしまうことがあります。
「夜のパン屋さん」は、その日に残ってしまいそうなパンをお預かりして販売することで、食品ロスを減らし、買う人にとっては、日替わりで様々なパン屋さんの味が楽しめるお店です。
ビッグイシュー日本では、ホームレスや貧困問題の解決に取りくんできましたが、長期化するコロナ禍の中で、生活に困り、相談に訪れる人の数が急増し続けています。
その日の食事にも事欠く人たちが増える一方で、日本では食品が大量に廃棄されている。
大切に作られた食べ物を預かって、最後まで無駄にせず、そして同時に仕事を生み出していくことができないか。

そんな想いから「夜のパン屋さん」は生まれました。

 

最初に参加をご快諾くださった６店舗のパン屋さんとともに、神楽坂で本屋兼カフェを営む「かもめブックス」軒先をお借りしてはじまった小さな取り組みですが、この1年間で参加パン屋さんは15店舗に増えました。
都内が中心ですが、遠くは北海道から静岡まで、個性のあるパン屋さんが参加をくださっています。

そしてこの度、SDGsの取り組みに力を入れている代官山 蔦屋書店さんにも、この取り組みにご賛同いただき、スペースのご協力をいただけることとなりました。
10月6日から10月23日まで、毎週水・金・土　19時18時～21時にキッチンカーで出店いたします。

 

 

10月6日(水)、8日(金)、9日(土)、13日(水)、15日(金)、16日(土)

※世界食糧デー、20日(水)、22日(金)、23日(土)
 

■協力パン屋さん一覧（10月3日現在）
①BEAVER BREAD (ビーバーブレッド)　⾺喰横⼭
②ラトリエコッコ (L'atelier cocco)　⽩⾦⾼輪
③焼きたてベーカリー ナカノヤ 　江⼾川橋
④Universal Bakes and Café (ユニバーサル ベイクス アンド カフェ)　世⽥⾕代⽥
⑤パン家のどん助 　東新宿
⑥カフェ・プラネット・ショコラ 銀座店/キッチンカー・プラネット号　有楽町店
⑦BAKERʼS Pantry (ベーカーズパントリー)　駒沢⼤学
⑧PAN AU SOURIRE (パン・オ・スリール)　⻘⼭
⑨PISTRINA DIO (ピストリーナ ディオ)　王⼦
⑩エスプリドゥ　江⼾川区
⑪ル・ミトロン　⽬⽩・⼩⽯川
⑫ラトリエ テンポ　静岡県浜松市
⑬one too many mornings (ワントゥーメニーモーニングス)　静岡県磐⽥市
⑭toi (トイ)　北海道⼗勝

⑮しなのごころカウベル亭　信濃町

 

【ビッグイシュー日本とは】
“路上での雑誌販売という仕事の提供を通じて、ホームレスの人々の自立を応援する”という目的のもと、大阪で創業。03年9月に『ビッグイシュー日本版』を創刊。
販売者になれるのは、安定した住居を持たないホームレス状態、もしくは家を失う可能性がある人々。
販売者は雑誌『ビッグイシュー』を220円で仕入れて450円で路上販売する。07年にはNPO法人ビッグイシュー基金を立ち上げ、ともに「ホームレス・貧困問題を解決し、誰もが生きやすい社会をつくる」ことを目指す。