鉱物と山からインスピレーションを受けて活動する二人の作家。
それぞれフィールドは異なりますが、暮らしと自然を繋げるきっかけを私たちに与えてくれます。

言葉にできない想いを形にして、身につけた人が心地よく歩き出せるようなものづくりをしている、原石アクセサリー作家、kagさん。
日常の中でふと自分というものに立ち返る瞬間を意識させる、彼女のアクセサリーは一つ一つ個性豊かな世界観をもっています。

自然からの収穫で毎日に彩りを、コンセプトにデザイナー自身が旅した自然の風景や出来事をインスピレーションとするテキスタイル作り続けている。H/A/R/V/E/S/T(ハーベスト)こと真田 緑さん。
何度訪れても色々な表情を見せてくれる馴染みの山を深く知っていくことも山の魅力と語る彼女のデザインも馴染むほど別の魅力をみせてくれることでしょう。

【プロフィール】
Kag (カグ)

言葉にできない想いを形にして、身につけた人が心地よく歩き出せるようなものづくりを目指しています。もともと油絵を描いていて、光の色を求めて教会や個人宅のステンドグラスの修復と制作の仕事をしていました。結婚、出産を経て、10年のブランクを超えてを表現することを続けたいと初めたアクセサリー作り。ふと手にした鉱物は探し求めていた光の色をその体いっぱいにあふれさせていて、嬉しくなりました。日常の中でふと自分というものに立ち返る瞬間がある。そんな小さなきっかけに、なれたらいいなと思いながら作っています。

真田 緑 (さなだ みどり)
1986年生まれ。多摩美術大学生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻卒業後、アパレルブランドでテキスタイルデザイナーとして6年間勤務し、パリコレクションなどのクリエイティブに携わる。2013年退職後に、1年間デンマークへ留学し、北欧デザインを学び、帰国後の2014年10月より本格的に自身のブランドH/A/R/V/E/S/Tを始める。またフリーランスデザイナーとして、アパレルブランドや企業へのテキスタイル・グラフィックデザインの仕事も行う。