森洋史 個展「Metafiction」 作品

森洋史は、パロディを手法とし、既存のイメージを組み合わせた作品を制作しています。
主に、西洋の宗教画や日本の古典美術等の名画と、アニメやゲームから引用したイメージのリミックスを展開しています。

「日本のアニメや漫画における同人文化や、伝統を重んじる日本画壇あるいは宗教画などにまつわる権威などに悪戯を講じる狙いがあります」と語る森の作品からは、文脈の異なる別々のイメージが共存する違和感とともに、「見たことあるようで、見たことない」というアイロニーに満ちた既視感を覚えます。

また、一見すると工業製品のような精度を持つ作品は、最新の技術を駆使して制作されています。高い技術を用いた技法によって生まれる緻密さとは裏腹にアニメ調に描かれたイメージとのアンバランス感が生み出す「ズッコケ感」は、作者の仕掛けた壮大な悪戯と言えるでしょう。

◆展覧会情報◆
森洋史 個展「Metafiction」
会期:2018年12月26日(水)~2019年1月31日(木)
場所:銀座 蔦屋書店 アートウォールギャラリー

詳細は以下より
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/4113-1453341207.html

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