少子化が叫ばれながら、いまだに待機児童がゼロにならない日本。「育児と仕事の両立に折れかけた」経験を持つ、北欧ラバーの３人が集結。北欧の子育て支援体制や育児文化から学ぶ、母親の頑張りに頼り過ぎない育児や社会づくりのヒントを多角的に探る、比較文化ブックトークイベントです。
『北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする？』『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』『美容は自尊心の筋トレ』合同企画。書籍つき参加券になりますので、3タイトルのうち1タイトルををお選びください。

（プロフィール）
多彩なジャンルの北欧書を世に送り出すママ翻訳家
翻訳家 枇谷玲子（ひだに・れいこ）
『北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする？』（晶文社）
1980年生まれ。2003年、デンマーク教育大学児童文学センターに留学。2005年、大阪外国語大学（現大阪大学） 卒業。 在学中の2005年に『ウッラの小さな抵抗』で翻訳者デビュー。北欧家具輸入販売会社勤務、翻訳会社でオンサイトのチェッカーの経験を経て、現在は子育てしながら数々の北欧書籍の翻訳を手がける。訳書に『北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする？』（晶文社）、『ウーマン・イン・バトル: 自由・平等・シスターフッド! 』（合同出版）、『北欧に学ぶ小さなフェミニストの本 』（岩崎書店）、『私はこうして世界を理解できるようになった』（青土社）など多数。

 

スウェーデンで働きながら子育てする翻訳家
翻訳家・教師・コーディネーター 久山葉子（くやま・ようこ）
1975年生まれ。神戸女学院大学文学部卒。高校時代、交換留学でスウェーデンで学ぶ。大学卒業後は北欧専門の旅行会社やスウェーデン大使館商務部に勤務。2010年に夫と娘の家族三人でスウェーデンへ移住。現在はレイフ・GW・ペーション『許されざる者』、ダヴィド・ラーゲルクランツ『ミレニアム5――復讐の炎を吐く女』(共訳)などのスウェーデン・ミステリ作品の翻訳のほか、日本メディアの現地取材のコーディネート、高校の日本語教師としても活躍。 著書に『スウェーデンの保育園に待機児童はいない: 移住して分かった子育てに優しい社会の暮らし』（東京創元社)

 

北欧に行ったことのない北欧ミステリファン
ライター 長田杏奈（おさだ・あんな）
1977年生まれ。中央大学法学部卒業。女性誌やwebで美容を中心にインタビューや海外セレブの記事を執筆。著書に『美容は自尊心の筋トレ』（Pヴァイン）。小学生時代、人生で初めて書いた長文がトーベ・ヤンソンのムーミン谷シリーズの魅力について。成長後は、北欧を舞台にしたミステリー作品にハマる。枇谷さんの訳書ではエーネ・リールの『樹脂』（早川書房）、久山さんの訳書ではレイフ・ＧＷ・ペーションの『許されざる者』 (創元推理文庫)とトーヴェ・アルステルダールの『海岸の女たち』 (創元推理文庫)が特におすすめ。