みなさん、フラメンコをご存じですか。スペイン南部アンダルシア地方発祥の、ギターなどの楽器、歌、踊りが一体となって繰り広げられる、スペインを代表する伝統芸能です。

 

今回はそのフラメンコに魅せられた3人にお集まりいただき、フラメンコやスペインの豊かな文化について、トークを繰り広げていただきます。ヴァイオリンによる生ライブもあります！
  
大学時代にフラメンコに出合ったという浅見純子さんは、バレエや新体操などの経験を生かしながら、フラメンコダンサーの道を選びました。舞踊としてのフラメンコはもちろんのこと、フラメンコを育んできたアンダルシアの土地に魅力を感じ、毎年訪れているといいます。

 

女優の生田智子さんは、フラメンコとは大学時代に出合っていましたが、なかなか実際に学ぶ機会がなく、子育てがひと段落した数年前から本格的に始めました。 今では、自分が夢中になれる唯一の時間だといいます。
　
浅見さんとの共演も多い平松加奈さんは、クラシックで培ったテクニックを軸にジプシージャズスタイルの演奏で魅せるヴァイオリニストです。個性的な即興は、フラメンコ音楽をより豊かに彩ります。

 

フラメンコダンサー、女優、ヴァイオリニスト、三者三様の立場で語られるフラメンコ、そしてスペインの魅力。みなさまもスペインを旅するような気分でお楽しみください。

 

 

【プロフィール】

浅見純子（あさみ・じゅんこ）
クラシックバレエを経て、国内外多数のスペイン人アーティストに師事。1999年日本フラメンコ協会新人公演ソロ部門奨励賞受賞。2003年第1回CAFフラメンココンクールソロ部門第5位入賞、グループ部門Las Chispas審査員特別賞受賞。14年エミリオ・マジャと共に「スペインと日本の懸け橋～“SAKURAプロジェクト”」を立ち上げ、13年から3年間グラナダアルムニェカール、グアディクス、モトリル、グラナダの最も重要なシンボル的場所である「Corral de carbon」での劇場や野外ステージで公演。17年日本文化庁藝術文化振興基金助成事業公演「KIZUNA～絆」では日本人舞踊手4人とダビ・パロマール、ヘスス・オルテガ、ラモン・アマドールを招聘し、東京・函館公演に企画協力・出演。後進の育成にも注力しつつ、フラメンコダンサー、振付家、プロデューサーとして精力的に活動中。日本女子体育短期大学舞踊科舞踊専攻卒。
AJ-Flamenco COMPANY　http://www.junkoasami.com  info@junkoasami.com

 

 

生田智子（いくた・ともこ）

1983年、映画で本格デビュー。1987年「風と共に去りぬ」で初舞台。その後、ドラマ「抱きしめたい！」など、数々のドラマや舞台、映画などで活躍。2004年韓国ドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」（NHK）では、主役チャングムの吹き替えを担当。2016年「花より男子 The Musical」に出演。2017年NHK連続テレビ小説「ひよっこ」にレギュラー出演。2018年ミュージカル「魔女の宅急便」「累ーかさねー」「あの頃、君を追いかけた」2019年「君は月夜に光り輝く」「劇場版おっさんずラブ～LOVE or DEAD～」など、近年は主演の母親役での出演が多い。また、バラエティ、情報番組のコメンテーターなど幅広く活動している。現在公開中の映画「アパレルデザイナー」に出演中。
東宝芸能株式会社　https://www.toho-ent.co.jp/actor/1041

 

 

平松加奈（ひらまつ・かな）
ジプシージャズスタイルの演奏でフラメンコ音楽を中心に、国内外で年間200回以上の公演をこなすヴァイオリニスト&作曲家。2006年よりスペイン国立舞踊団の元主役ダンサー、アントニオ アロ ンソの公演に参加。10年に伝説的ギタリストの故モライート チコと共演。13年にはスペイ ンの国民的なスターダンサー、アントニオ カナーレスと共演し自作曲を提供。17年にはスペインアンダルシア地方のコルドバで、世界遺産メスキータ側の野外ステージで行われたベニートガ ルシア舞踊団の公演に参加。19年、アントニオカナーレス芸術監督の舞台Carmen Carmen Carmenに出演。14年、三谷幸喜脚本のNHK人形劇「シャーロックホームズ」の劇伴音楽を全曲作曲&演奏。今年結成20周年を迎えるSpanish Connectionのメンバーでもある。
http://kanaviolin.com/