二子玉川 蔦屋家電

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NEW CRAFTY 進化/新化/深化する工芸

デザイン|展示
2階 E-room1、2・エスカレーター前 2023年02月08日(水) - 02月12日(日)
本展『NEW CRAFTY 進化/新化/深化する工芸』は、監修を担当するプランニングディレクターの永⽥宙郷⽒が、各界で活躍する各⽒にキュレーションを依頼。
キュレーターそれぞれが考える、“進化/新化/深化”する⼯芸と、それを体現する作り⼿や作品を紹介することで、これまでの⼯芸の概念や枠組みを押し広げることを試みるものです。
 
九⾕焼の技術の粋を結集して作られた九⾕塾の作品「兜蟲(かぶとむし)」「鍬型(くわがた)」や、VIGOREのハンドメイドフレーム「70 next」の感性や美意識を最⼤限に際⽴たせるモデルとして、伝統技術である螺鈿(らでん)や蒔絵のデザインを施した「知⾜」、漆特有の肌触りと独特の艶、質感、さらに撥⽔性と抗菌性を兼ね揃える、天然素材を⽤いた環境負荷の少ない新しいサーフボード「漆板 Siita」など、変わりゆく⽣活様式や社会の要請に向き合った現代なりの⼯芸を感じられる作品が並びます。
ぜひご期待ください。
 
なお、本事業は令和4年度文化庁委託事業となります。
 
本展によせて
 
21世紀、工芸にはどのような未来が広がっていくのでしょう?
社会、地域、素材、技術。それぞれの固有性を緻密な視点や技術で磨き上げることで、綿々と引き継がれてきた工芸は、その時代ごとの社会や生活の様式に向き合いながら常に変化を重ねてきました。
 
本展は、そのような工芸の変遷を踏まえて、未来の工芸の在り方を追求する5名のプロデューサーをキュレーターとして招聘し、それぞれが考える“進化/新化/深化”する工芸への視点と、“進化/新化/深化”を体現する作り手や作品を紹介することで、関係者および来場者に対し、工芸に対する既成概念や枠組みを押し広げる展示となります。
これまでの工芸とこれからの工芸を橋渡しする機会のひとつとして、本展が多くの方々の工芸への対話のきっかけとなることを願い、開催いたします。
 
監修者/永田 宙郷(TIMELESS 代表)
 
出展ブランド・作家 ※順不同
 
・WOW Inc.+Marc Newson Co.ltd.
・九谷塾
・民谷螺鈿
・服部一齋
・LinNe
・Laatry
・VIGORE
・漆板  siita
・FUTAGAMI
・SHAQUDA
・SIRI SIRI
・NEW TRADITIONAL
 
 
監修者プロフィール
 
永田宙郷 | Okisato Nagata
TIMELESS代表

金沢美術工芸大学芸術学専攻卒。10代より伝統工芸とデザインの研究を行い、2001年、イスタンブールビエナーレにて仏・エルメス社と協業した日本刀を発表。その後、金沢21世紀美術館、デザインコンサルティング会社等を経て現職。主に地域産業と伝統工芸のプロデュースを行う。2012年に国内外各地の中量生産のものづくりを繋ぐ『ててて協働組合』、2015年にはデザイン領域を横断し発信する東京最大級のデザインイベント『DESIGNART』を立ち上げる。2016年には、伝統技術継承の実践を目的にホテルカンラ京都内に『金継工房リウム』を開設。ものづくりの出会いと発信の機会づくりを精力的に行う。
 
 
参加キュレータープロフィール

辰野しずか | Shizuka Tatsuno
クリエイティブディレクター / デザイナー

1983年生まれ。ロンドンのキングストン大学プロダクト&家具科を卒業。デザイン事務所を経て、2011年に独立。2017年より株式会社 Shizuka Tatsuno Studioを設立。
家具、生活用品、ファッション小物のプロダクトデザインを中心に、企画からディレクション、ブランディング、付随するグラフィックデザインなど様々な活動を国内外で行っている。独立以来、工芸品とのデザインの仕事にも多数取り組み、2021年からは実験的なアート制作もスタートしている。
 
宮浦晋哉 | Shinya Miyaura
株式会社糸編 代表取締役 

ファッションキュレーター。留学中に日本のテキスタイルに出会ったのをきっかけに、2012年より全国の繊維産地を回りはじめる。年間200件以上の工場訪問を通して、デザインと技術のマッチング、素材・販路開発、繊維産地の活性事業、素材の輸出などを行う。自社事業として2017年より繊維・ファッション業界での人材育成を目指す「産地の学校」、2020年よりテキスタイルの合同ショールーム「TEXTILE JAPAN」などを運営。
日本のものづくりの創出と発展をミッションに、民官学さまざまな領域にてキュレーション活動中。
 
「NEW TRADITIONAL」

福祉×伝統工芸の可能性に着目し、新しいものづくりのあり方や伝統工芸の可能性を模索していくプロジェクト。全国各地の産地や工房を訪ねたり、各地で実例づくりのマッチングをするなど、福祉のあたらしい仕事づくりだけでなく地域のものづくりの発展も探っています。
 
山崎伸吾|Shingo Yamasaki
京都伝統産業ミュージアムチーフディレクター

京都を拠点に、音楽・美術・工芸・デザインの分野で多様な人たちと協働し様々なプロジェクトを手がける。地域に根ざしたものづくりに強い関心を持ち、主に伝統工芸の分野で作り手と使い手の接点が生まれる企画を行っている。 主なプロジェクトに、ホテル型の工芸の展示会「DIALOGUE」、伝統工芸のウェブメディア「KYOTO CRAFTS MAGAZINE」がある。
  • 日程 2023年2月8日(水)~12日(日)
  • 時間 10:00〜20:00
  • 場所 2階 E-room1、2・エスカレーター前
  • 主催 CCCアートラボ
  • 協力 京都伝統産業ミュージアム
  • 問い合わせ先 TEL:03-5491-8550
    (二子玉川 蔦屋家電)

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