【ARTIST NEWS】5名の注目アーティストによるグループ展を開催、会場とOIL by 美術手帖で作品を販売
この度、グループ展「Exploring」を開催し、何かひとつのモチーフ、または⼿法を継続的に使って制作しているアーティスト5名を紹介いたします。
作品は作家自身の個性を色濃く映し出し、それぞれ強い印象を与えます。モチーフ・技法・素材と向き合い、繰り返し描くことでその魅⼒や可能性を探るそれぞれのアーティストの姿を想像しながら作品を見つめます。
5名の作家の一部新作、加筆作品を含む展示作品は会場と合わせてOIL by 美術手帖にて販売されます。
5名の作家の一部新作、加筆作品を含む展示作品は会場と合わせてOIL by 美術手帖にて販売されます。
▼児玉麻緒
▼須永有
▼髙畠依子
▼仲田智
児玉 麻緒 (こだま あさお)
1982年 東京都生まれ
2008年 多摩美術大学絵画科油画専攻 卒業
2010年 多摩美術大学大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域 修了
身に纏いたいと思うほど植物に魅了されながら、なかなかその力を描き切れずモチーフにし続けているという児玉麻緒。その作品の面白さに触発されたマリメッコ社と互いに反応しあい、プロダクトが生まれ販売されたこともある。鮮やかな明色と対照的な暗色による生き生きとした色づかいと力強い構図で、旅先や道ばたで目に留まった植物たちをモチーフに作品を制作し、そこに生き在る自然物に重ね合わせ絵具の物質感、色や質、形で存在させようと試みている。
須永 有 (すなが ある)
1989年 群馬県生まれ
2014年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2017年 東京芸術大学美術研究科絵画専攻修士課程 卒業
光や影などを題材に選び、力強いタッチが印象的な須永有は、現在は取手市にある関東最大規模のシェアアトリエ、スタジオ航大を中心に活動の幅を広げている。アーティストとは「物事の新しい見え方を見つけたり作ったり実践する人」と考え、今回は「絵筆で照らす」は雪舟の慧可断臂図に影響を受け制作しているシリーズを展示する。絵筆やキャンバスなどの画材をモチーフとし、人間が絵を描くことの意味を考えながら、絵筆(絵画)が、壁に光を当て、物事の裏側や影までを浮き上がらせることができると思い制作している。
2014年 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2017年 東京芸術大学美術研究科絵画専攻修士課程 卒業
光や影などを題材に選び、力強いタッチが印象的な須永有は、現在は取手市にある関東最大規模のシェアアトリエ、スタジオ航大を中心に活動の幅を広げている。アーティストとは「物事の新しい見え方を見つけたり作ったり実践する人」と考え、今回は「絵筆で照らす」は雪舟の慧可断臂図に影響を受け制作しているシリーズを展示する。絵筆やキャンバスなどの画材をモチーフとし、人間が絵を描くことの意味を考えながら、絵筆(絵画)が、壁に光を当て、物事の裏側や影までを浮き上がらせることができると思い制作している。
髙畠依子 (たかばたけ よりこ)
1982年 福岡県生まれ
2016年 東京藝術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻修了 博士号(油画)取得
東京藝術大学大学院博士課程在籍中にアニ・アルバースの研究のためにアルバース財団でのレジデンスを経験した髙畠依子は、芸術やデザインなど多分野に渡る素材や色彩、ものの構造に対して常に意識的な制作を続けている。画布の上に絵具を糸のようにして網状に重ねてキャンバスを再生成するかのような絵画を始め、絵具に風、水、火などの「諸元素」を用いて「作り、壊し、また作る」という弁証法的な作法をベースに偶然性を取り⼊れるなど、実験・思索・試行を積み重ね、新たな絵画表現の可能性に積極的に挑んだ作品を発表し続けている。10/24(土)-11/28(土)にシュウゴアーツにて個展「MARS」を開催予定。
2016年 東京藝術大学大学院美術研究科博士課程美術専攻修了 博士号(油画)取得
東京藝術大学大学院博士課程在籍中にアニ・アルバースの研究のためにアルバース財団でのレジデンスを経験した髙畠依子は、芸術やデザインなど多分野に渡る素材や色彩、ものの構造に対して常に意識的な制作を続けている。画布の上に絵具を糸のようにして網状に重ねてキャンバスを再生成するかのような絵画を始め、絵具に風、水、火などの「諸元素」を用いて「作り、壊し、また作る」という弁証法的な作法をベースに偶然性を取り⼊れるなど、実験・思索・試行を積み重ね、新たな絵画表現の可能性に積極的に挑んだ作品を発表し続けている。10/24(土)-11/28(土)にシュウゴアーツにて個展「MARS」を開催予定。
仲田 智 (なかた さとし)
1962年 埼玉県生まれ
1987年 多摩美術大学絵画科油画専攻 卒業
1989年 多摩美術大学大学院美術研究科 修了
仲田智は錆びた鉄、旅行の切符やラベル、パンフレットなど身近な素材を使用したコラージュ作品や、カラーコピーで色反転や拡大縮小した素材で構成されたCOPY&PASTE、鉄を使った立体作品、また今回も展示される直感的に描かれるドローイング、など様々なシリーズを継続的に制作している。その素材から無機質な印象も⼀見受けるが、温かみのある色調や筆遣いからはどこか懐かしい、旅先にいるような感覚も呼び起こされる。
松井 えり菜 (まつい えりな)
1984年 岡山県生まれ
2008年 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2010年 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻油画 修了
松井えり菜にとって、自画像はコミュニケーションツールであり最も身近なモチーフである。GEISAI6にて金賞を受賞した『エビチリ大好き』に代表される変顔作品は、濃厚な実体験を通して、他者と笑いや感情を共有したいという想いをキャンバス上に体現するものである。デビュー時より自画像表現の可能性の模索を続け、近年は直接的に顔を描写する表現に留まらず、幼少期に油絵に触れるきっかけとなった西洋画と少女漫画をコマ割りで繋ぎ合わせる「古典回帰」シリーズ、今を生きる女性の感情を可視化する層を描いた「レイヤー」シリーズ、自身の分身ともいえる「ウーパールーパー」シリーズなど幅広く愚直に制作に取り組んでいる。
イベント情報
会期 :2020年10月20日(火)〜31日(土)
時間 :当店Webサイトをご確認ください。
時間 :当店Webサイトをご確認ください。
場所 :GINZA ATRIUM(イベントスペース)
料金 :無料
主催 :銀座 蔦屋書店
料金 :無料
主催 :銀座 蔦屋書店
\オンラインストアで購入する/