【ARTIST NEWS】LAで活躍するアーティスト、コア・ポアの個展「Fallow(休閑)」THE CLUBで開催

 
 
 
展覧会概要
 
この度、THE CLUBはコア・ポアの⼆度⽬の個展となる「Fallow(休閑)」を開催いたします。
 
前回、2019年に開催された個展のあとポアは⽇本中を旅しました。その際に訪れた場所の地図をモチーフにし、地域の⾵⼟に根ざした⾊彩の組み合わせを⽤いて抽象的なかたちに表した今回の新作。これらの作品は、⽇本と⻄洋のアートを通じた対話でもあり、ポア⾃⾝の旅の記録という私的な思いを込めたものでもあります。
 
ロサンゼルスに戻った後に制作された「Maranasati」含むシリーズは、ペルシャのミニチュア絵画をさらに進化させ、チベット絵画にみられる薬草や傷薬、楽器、⽇本伝統の料理や飲物、空間に浮かぶタントラ教のシンボルといったさまざまなイメージが描かれ、その前に⽴つ者に瞑想と治癒をうながすものとなるでしょう。
 
今回が初公開となる⻁を題材としたシリーズは、東アジアの⽔墨画に影響を受けたものです。しかしその源泉は明かされず、中国的か、⽇本的か、韓国的かといった安易な位置づけを拒む複雑さを保っています。こうした曖昧さは、美しくも恐ろしくもあり、まるで宇宙からの来訪者のような定まった領域に留まらない謎めいた存在を描いているのです。
 
前回の個展以来初の展⽰となる本展覧会は、コア・ポアの休閑に終わりを告げるくぎりとなります。ペインティングに描かれた⻁にはコア・ポア⾃⾝の復活がこだましています。洞窟に潜み、松林や霧の向こう側にいた⻁は、⽣まれ育った⼟地を離れ、新たな縄張りへと今その⼀歩を踏み出します。
 
 
 
作品紹介
 
Kour Pour, Maranasati, 2020, 76 x 50.8 cm, Courtesy of the artist
 
 
Kour Pour, Shibuya, 2020, 99.5 x 109 cm, Courtesy of the artist
 
 
 
アーティストプロフィール
 
コア・ポア (1987 ―)
 
1987 年、イギリス、エクセター⽣まれ。現在はロサンゼルスを拠点に活動。2010 年にオーティスカレッジアートアンドデザイン卒業。近年の展⽰に「Abrash」(Shane Campbell ギャラリー、シカゴ、2018)、「Polypainting」(Pearl Lam ギャラリー、⾹港、2018)、「Polypainting」(GNYP ギャラリー、ベルリン、2018)、「装飾は流転する」(東京都庭園美術館、東京、2017)、「Horror Vacui or the annihilation of space」(Misako and Rosen、東京、2017)、
⽩髪⼀雄との「Earthquakes And ¬e Mid Winter Burning Sun」(Ever Gold [プロジェクト]、サンフランシスコ、20 17)、「Labyrinth(s)」(Pearl Lam ギャラリー、⾹港、2016)、「Onnagata」(GNYP ギャラリー、ベルリン、2 016)、「Onnagata」(Feuer/Mesler、ニューヨーク、2016)、「Samsara」(Depart Foundation、ロサンゼルス、2 015)がある。
 
 
 
展覧会詳細
 
Fallow (休閑)
アーティスト:コア・ポア
 
会期:2020年12⽉26⽇(⼟)- 2021年1⽉26⽇(⽕)
時間:12:00~19:00
休廊:⽇曜、⽉曜 (年末年始12月31日~1月4日まで休廊とさせていただきます。)
場所:GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)
⼊場:無料
予約サイト:https://airrsv.net/theclub/calendar
※こちらのURLよりご予約の上ご来廊いただきますよう、お願い致します。
お問い合わせメール:info@theclub.tokyo
 
[ご注意事項]
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