【ARTIST NEWS】現代アーティスト 中野裕介/パラモデル 個展 「まちがeる読み、iかれた挿し絵」を開催
アートウォールギャラリー(GINZA SIX 6F スターバックス前展⽰スペース)にて、2021年3⽉1⽇(⽉)〜2021年3⽉14⽇(⽇)の期間、「まちがeる読み、iかれた挿し絵」の展覧会を開催いたします。
→会期が4月9日(金)まで延長となりました。
展覧会概要
アートユニット「パラモデル」のメンバー・中野裕介のソロ作品集『まちがeる読み、iかれた挿し絵 中野裕介/パラモデル 2010-2020 Paradoxical Reading, Plastic Paratext - Yusuke Nakano / PARAMODEL2010-2020』の刊⾏に合わせ、個展を開催いたします。会場では、中野が「メタフィジカルな図画⼯作」と語る、哲学的であり詩的な作品を、刊⾏された書籍と共に展⽰いたします。
それは、ペーパークラフトのように薄っぺらで偽物的、どもりで下⼿くそ、つねに未完成で物⾜りず、⽂脈外のへき地にあって、根本的無知を補うメモランダム、誤読の図解でマイナー調の奇妙な挿し絵……などと⾃嘲・⾃重もしながら、僕はただただ思案や制作を続けてきました(レールのおもちゃを使おうが鉛筆を使おうが、すべては単に「挿し絵の果て」 でした)。
中野裕介/パラモデル
ソロ作品集『まちがeる読み、iかれた挿し絵 中野裕介/パラモデル 2010-2020』について
プラレールやミニカーなど⾝近な玩具や⽇⽤品を⽤いたインスタレーションで、現実を仮想的な「遊び」の空間へと塗り替えてきたパラモデル。
今回のソロ作品集は、⼤規模な空間表現と並⾏して中野が制作を継続してきた、「⽂学・哲学・マンガ・建築・郷⼟⽂化・古典芸能」など古今の「書物」からの触発にもとづく、「⻘焼き」による図⾯的描画やテキスト、絵画、⽴体作品などを中⼼に、2010〜2020年の活動を紹介しています。
図書館勤務で深まった書物⾃体への興味、図像と⾔葉をめぐる往還を経て、「挿し絵の果て」で「遊」び続ける中野の、集積であり新たな創作のはじまりでもある⼀冊です。
今回のソロ作品集は、⼤規模な空間表現と並⾏して中野が制作を継続してきた、「⽂学・哲学・マンガ・建築・郷⼟⽂化・古典芸能」など古今の「書物」からの触発にもとづく、「⻘焼き」による図⾯的描画やテキスト、絵画、⽴体作品などを中⼼に、2010〜2020年の活動を紹介しています。
図書館勤務で深まった書物⾃体への興味、図像と⾔葉をめぐる往還を経て、「挿し絵の果て」で「遊」び続ける中野の、集積であり新たな創作のはじまりでもある⼀冊です。
<書誌情報>
書籍名|まちがeる読み、iかれた挿し絵 中野裕介/パラモデル 2010-2020 Paradoxical Reading, Plastic Paratext
- Yusuke Nakano / PARAMODEL 2010-2020
著・編|中野裕介/パラモデル
寄稿|宇野邦⼀、鯖江秀樹
刊⾏⽇|2021年2⽉11⽇
価格|¥2,420(税込)
仕様|ソフトカバー/ 256ページ
出版社|⻘幻舎
- Yusuke Nakano / PARAMODEL 2010-2020
著・編|中野裕介/パラモデル
寄稿|宇野邦⼀、鯖江秀樹
刊⾏⽇|2021年2⽉11⽇
価格|¥2,420(税込)
仕様|ソフトカバー/ 256ページ
出版社|⻘幻舎
よろめく少年のダイアグラム ̶「俊徳丸伝説」を題材にした能楽『弱法師』にもとづく 2012
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『巨大な少年の建造計画[頭部 – 右側面図]』
大阪発祥の伝説や古典芸能に登場する少年「俊徳丸(身毒丸とも)」を題材にした図解作品。自らの身体や視覚の障害、とりまく矛盾をイマジネーションによって「歓喜」へと転化する、穢れなき少年の「青写真」を描く。」。
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アーティストプロフィール
中野裕介(なかの ゆうすけ)/パラモデル
1976年 東⼤阪⽣まれ。2002年 京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科絵画専攻⽇本画修了。01年 同⼤学の林泰彦と共同制作を開始、03年よりユニット名を「パラモデル」に。趣向の異なる⼆⼈の合流・触発のもと、メタフィジカルな「模型遊び」をテーマに多様な形式の作品を発表。造語「パラモデル」や玩具「プラレール」使⽤の発案、作品名「paramodelic-graffiti」、「終わらない⼯事現場」など、中野が概念化し、拡張されたイメージも多い。
2011〜2017年の図書館勤務を経て、個⼈活動では、描画-テキスト-空間表現を軸に、⽂学・哲学・マンガ・建築・郷⼟⽂化・古典芸能などを横断する創作を続けている。2017年より京都精華⼤学芸術学部特任准教授。
2011〜2017年の図書館勤務を経て、個⼈活動では、描画-テキスト-空間表現を軸に、⽂学・哲学・マンガ・建築・郷⼟⽂化・古典芸能などを横断する創作を続けている。2017年より京都精華⼤学芸術学部特任准教授。
[主な個展]
2020 「PARAの話 ―ああ ことばのつうじないこのせつなさよ」CAPSULE、東京
2018 「まちがeる読み、iかれた挿し絵 Strange Reading, Paradoxical Illustration」MORI YU GALLERY、京都
(*以下は「パラモデル」名義)
2015 「パラモデル展:パラ基準と変調 paramodulætion」下⼭芸術の森 発電所美術館、富⼭
2014 「Paramodel」University of Michigan of Art (UMMA)、アメリカ
2013 「パラモデル展 パラの模型/ぼくらの空中楼閣」メゾンエルメス 8階フォーラム、東京
2010 「パラモデルの 世界はプラモデル : THE WORLD ACCORDING TO PARAMODEL」 ⻄宮市⼤⾕記念美術館、兵庫
イベント詳細
まちがeる読み、iかれた挿し絵 中野裕介/パラモデル 2010-2020
会期|2021年3⽉1⽇(⽉)〜2021年3⽉14⽇(⽇) →2021年4月9日(金)まで延長となりました。
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
※会期は変更になる場合がございます
※展覧会情報に変更などがある場合、特集ページにてお知らせいたします。
※展覧会情報に変更などがある場合、特集ページにてお知らせいたします。
(左)Blue Diagram of Heterotopia (Plastic Moss) 2020 撮影:浜崎亮太 (右)ぼくらのかたち 2017 撮影: 櫻岡聡