【ARTIST NEWS】幾何学的でありながら、⽣命⼒を感じさせる陶芸。造形作家・黒川徹作品展「位相」を開催
東京では10年ぶりとなる⿊川徹作品展
素材は、⼟や⾦属、釘など、さまざまなものを選びます。⽇本だけではなく台湾、ロシア、エジプト、チュニジア、中国、トルコなど世界各国で滞在制作を重ね、地域固有の技法や素材と出会い、それらを尊重しながら、⾃らの表現に取り⼊れてきました。
問い続ける探究⼒と、表現の端緒として素材を選ぶ柔軟性。⿊川は、このふたつをさらに突き詰めた作家と⾔えます。
造形作家・⿊川徹作品展「位相」をアートエディション売り場前⼯芸スペースにて、2021年9⽉11⽇(⼟)〜10⽉1⽇(⾦)の期間で開催いたします。⿊川の、幾何学的でありながら、⽣命⼒を感じさせる「野⽣の数学」をテーマに制作された10点の新作展⽰を⾏い、店頭・オンライン(OIL by 美術⼿帖) にて販売します。
▼概要
▼展示詳細
概要
⿊川は、素材が内包する⼒学と⾝体記憶をもとにした、「野⽣の数学」をテーマに作品を制作。造形と、古来からの思想や現代数学、その接点を真摯に探り続けています。
素材は、⼟や⾦属、釘など、さまざまなものを選びます。⽇本だけではなく台湾、ロシア、エジプト、チュニジア、中国、トルコなど世界各国で滞在制作を重ね、地域固有の技法や素材と出会い、それらを尊重しながら、⾃らの表現に取り⼊れてきました。
問い続ける探究⼒と、表現の端緒として素材を選ぶ柔軟性。⿊川は、このふたつをさらに突き詰めた作家と⾔えます。
そうした⿊川の⽣み出す作品は、幾何学的でありながらも⽣命⼒を感じさせます。⼟から⼿びねりで形成された、美しい曲線、分裂と融合を繰り返すそのかたちは、物理的、数学的概念のようでもあり、活動する細胞を想起させます。
東京での作品展が開催されるのは、10年ぶりとなる本展。⾼温焼成して炭素を結晶化させた「銀⿊陶」による作品を集めました。彼の制作の現在を知るに⾜る、10点の陶芸作品が⼀堂に会します。
この機会に、造形作家・⿊川徹の世界をどうぞご堪能ください。
この機会に、造形作家・⿊川徹の世界をどうぞご堪能ください。
・本展出品作品(⼀部)
Clarion 2021 H81×W47×D34cm 黒陶
アーティストステイトメント
素材が内包する⼒学と⾝体記憶をもとにした「野⽣の数学」をテーマに作品を制作しています。また古来からの思想と造形、現代数学との接点を探っています。
発表する陶の⽴体作品は、いぶし⽡の技法によるもので、⼟を⼿びねりによって形作り、薪窯で焼いて表⾯を銀化させています。
発表する陶の⽴体作品は、いぶし⽡の技法によるもので、⼟を⼿びねりによって形作り、薪窯で焼いて表⾯を銀化させています。
「弦」や「膜」という抽象的な概念から始まり、成⻑曲線を描くように造形しています。その形体からは細胞や臓器のような⽣命の姿が想起され、宇宙の真理を解き明かそうとする量⼦⼒学や位相幾何学のモデルとも類似しています。
アーティストプロフィール
⿊川 徹 (くろかわ・とおる)
1984年京都府⽣まれ。2007年筑波⼤学芸術専⾨学群美術主専攻彫塑コース卒業。2009年京都市⽴芸術⼤学美術研究科修⼠課程⼯芸専攻陶磁器修了。
【個展】
2011「銀⿊陶 有機体の幾何学」INAXガレリアセラミカ(東京)
2013「覚醒する形象 パラレルニューロン」滋賀県⽴陶芸の森(滋賀)
2014「オーガニックプロセス」新北市⽴鶯歌陶瓷博物館(台湾)
2017「⼼の構造」ギャラリー揺(京都)
2017「野⽣の数学」現代美術 ⾋居(京都)
2019「弦理論」現代美術 ⾋居(京都)
2011「銀⿊陶 有機体の幾何学」INAXガレリアセラミカ(東京)
2013「覚醒する形象 パラレルニューロン」滋賀県⽴陶芸の森(滋賀)
2014「オーガニックプロセス」新北市⽴鶯歌陶瓷博物館(台湾)
2017「⼼の構造」ギャラリー揺(京都)
2017「野⽣の数学」現代美術 ⾋居(京都)
2019「弦理論」現代美術 ⾋居(京都)
【グループ展】
2019「⼟と抽象–記憶が形に⽣まれるとき」益⼦陶芸美術館(栃⽊)
2020 「Hands&Earth: Perspective on Japanese Contemporary Ceramics」 カトナ美術館(ニューヨーク)
2019「⼟と抽象–記憶が形に⽣まれるとき」益⼦陶芸美術館(栃⽊)
2020 「Hands&Earth: Perspective on Japanese Contemporary Ceramics」 カトナ美術館(ニューヨーク)
2020 京都×パリ Savoir-faire des Takumi (京都、東京)
2021 第15回パラミタ陶芸⼤賞展 パラミタミュージアム(三重)
2021 第15回パラミタ陶芸⼤賞展 パラミタミュージアム(三重)
【受賞歴】
2007 神⼾ビエンナーレ(愛知)、准⼤賞
2007 ⻑三賞現代陶芸ビエンナーレ(兵庫)、⻑三⼤賞
2017 国際陶磁器フェスティバル美濃 ʼ17(岐⾩)、審査員特別賞受賞
2007 神⼾ビエンナーレ(愛知)、准⼤賞
2007 ⻑三賞現代陶芸ビエンナーレ(兵庫)、⻑三⼤賞
2017 国際陶磁器フェスティバル美濃 ʼ17(岐⾩)、審査員特別賞受賞
【おもなパブリックコレクション】
滋賀県⽴陶芸の森(滋賀)
新北市⽴鶯歌陶瓷博物館(台湾) 京都市京セラ美術館(京都)
ロサンゼルス・カウンティー美術館(ロサンゼルス)
新北市⽴鶯歌陶瓷博物館(台湾) 京都市京セラ美術館(京都)
ロサンゼルス・カウンティー美術館(ロサンゼルス)
代表作《Empty Apple》(2017)※本展の出品はございません
展示詳細
黒川徹作品展「位相」
※今後の国・地⽅⾃治体から休業要請内容の変更等があった場合、それに準じて本展覧会の期間なども変更になる可能性がございます。変更がある場合は、銀座 蔦屋書店のHP、公式SNSなどにてお知らせいたしますので、あらかじめご了承ください。
作品の販売について
銀座 蔦屋書店 店頭・オンラインストア(OIL by 美術⼿帖)にて販売。
期間:2021年9⽉11⽇(⼟)から販売開始
販売開始時間:店頭 10:30〜 / オンライン 12:00〜
販売開始時間:店頭 10:30〜 / オンライン 12:00〜
\オンラインストアで購入する/
2021年9⽉11⽇(⼟)12:00〜販売開始