【ARTIST NEWS】国際的な活躍が注⽬される現代⽇本画家・⼤⽵寛⼦による新作展⽰「Invisible Things」を開催
現代⽇本画家・⼤⽵寛⼦による新作展⽰「Invisible Things」をアートウォール・ギャラリーにて開催します。⽇本画の伝統的な技法を基に、箔や岩絵具を⽤いて新たな表現を展開し、国内外で広くアート活動をする⼤⽵の新作を発表します。期間は2022年1⽉8⽇(⼟)〜1⽉28⽇(⾦)。
▼概要
概要
⼤⽵寛⼦は、古典を基礎にした⽇本美術に関する深い造詣と、岩絵具や箔を使った技法の作品で、東京・パリ・ニューヨークなどを舞台に国際的に活躍をしている現代⽇本画家です。
ファッション界やジュエリーのグランメゾン、北欧家具ブランド、⾷品など、幅広いジャンルとのコラボレーションを展開。これらの制作を通して⽣活をより豊かにするその活動に、注⽬が集まっています。
⼤⽵は、蝶や花など伝統的な⽇本画のよりどころのひとつであるテーマを、現代の⽂脈と感覚で描く作家です。「Invisi ble Things」と題した本展⽰では、彩り豊かに⾃然の⽣命の動きを捉えた⾒応えのある⼤型作品から、室内を彩るに相応しい20センチメートル四⽅の⼩型作品までの様々な⼤きさが展⽰される予定です。
アーティスト・ステイトメント
私の作品のテーマは“流動的瞬間の中にある恒常性”です。動的平衡の様に絶えず変化し続けるからこそ現在の⾃分を維持できていること、春夏秋冬と繰り返される季節も同じ様で去年と同じでは無いこと、アートマンとブラフマンの関係の様に、流動的であることと相反する恒常的であることが同時に存在するという関係の中にこそ真理があるのではないか、と作品を通して模索しています。
モチーフとして扱う蝶や花に重ねるイメージもまた、常に流動的な現在の瞬間です。
幼⾍から蛹、蛹から成⾍として全く形の異なる蝶になるという完全変態形を持ち、揺らめく様に⾶ぶ蝶。蕾から花が咲き、やがて枯れ、種が出来る⾃然の摂理の中に儚さ、そして強さや美しさを感じます。
それらを完全ではない記憶にとどめ、可視化していく作業こそ私の制作活動なのかもしれません。
流動的で儚いものをあるがままに受け⼊れ、⾃然の中にそれを⾒出し、⾃然と共存しながら精神的な成熟を試みてきたのが⽇本⼈のアイデンティティの⼀部であると感じています。
異なる⽂化の共⽣、部分と全体の共⽣、外部と内部の共⽣、歴史と現代の共⽣、そして、無と有とが共⽣する美意識を解釈し⽇本画というカテゴライズを超えて、制作していきたいと思います。
⼤⽵寛⼦
アーティストプロフィール
⼤⽵ 寛⼦(おおたけ・ひろこ)
2011年 東京藝術⼤学⼤学院美術研究科博⼠後期課程 ⽇本画研究領域 修了 美術研究博⼠号取得
2014年 東京藝術⼤学 エメラルド賞 受賞
2019年 バチカン市国に作品「Psyche」を寄贈
【主な展覧会】
2021 「Art Paris Art Fair」Grand Palais Ephemere, Paris フランス
「“ARTFUL LIVING PROJECT” BERGDORF GOODMAN × WATERFALL」New York アメリカ、BERGDORF G OODMAN
「NOUVEL HORIZON JAPON」Galerie Tamenaga, Paris フランス
2020 「Consider butterflies」Waterfall & Mansion Gallery, New York アメリカ
「ビクトリアブーケ展」佐藤美術館、東京2019 「Metamorphosis」コートヤード広尾、東京
2018 「⼤⽵ 寛⼦ 個展 -fleurs et papillons-」渋⾕⻄武、および渋⾕⻄武全館プロモーション2017「Hiroko Otake solo exhibition」帰国記念展、東京・名古屋・⼤阪
「A Sustaining Life」Bergdorf Goodman、New York アメリカ
2021 「Art Paris Art Fair」Grand Palais Ephemere, Paris フランス
「“ARTFUL LIVING PROJECT” BERGDORF GOODMAN × WATERFALL」New York アメリカ、BERGDORF G OODMAN
「NOUVEL HORIZON JAPON」Galerie Tamenaga, Paris フランス
2020 「Consider butterflies」Waterfall & Mansion Gallery, New York アメリカ
「ビクトリアブーケ展」佐藤美術館、東京2019 「Metamorphosis」コートヤード広尾、東京
2018 「⼤⽵ 寛⼦ 個展 -fleurs et papillons-」渋⾕⻄武、および渋⾕⻄武全館プロモーション2017「Hiroko Otake solo exhibition」帰国記念展、東京・名古屋・⼤阪
「A Sustaining Life」Bergdorf Goodman、New York アメリカ
企画者コメント
グローバリズムの流れがより⼤きくなり、⽂化や価値観の多様性への意識が⾼まっています。その⼀⽅、⽂化・⼈種・国籍などの“違い”に端を発する事件や問題も世界的にとり上げられています。流動性と恒常性の中に常にわたしたちは⽣き、その変化への対応と⾃⼰保存を融合し、⾃分の中で昇華することが⽇々の⽣活の中で問われています。美術界、⽇本画の画壇、⽇本⼈、アジア⼈というカテゴリを超えて、流動性と恒常性のあり⽅を⾃然を通して描く、現代⽇本画家・⼤⽵寛⼦。その新作をお楽しみください。(アートコンシェルジュ・林理恵)
展覧会詳細
⼤⽵寛⼦ 新作展⽰「Invisible Things」
会期:2022年1⽉8⽇(⼟)〜1⽉28⽇(⾦)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。
時間:当店Webサイトをご確認ください。
会場:銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー
作品の販売について
銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
店頭:1⽉8⽇(⼟)10:30より販売開始
オンライン:1⽉12⽇(⽔)15:00より販売開始
※プレセールスで⼀部作品が成約済みになる可能性がございます。
オンライン:1⽉12⽇(⽔)15:00より販売開始
※プレセールスで⼀部作品が成約済みになる可能性がございます。
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1⽉12⽇(⽔)15:00~販売開始