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【ブログ meganegoshi】アーティスト牛木匡憲さんに似顔絵を描いてもらう 前編 -牛木匡憲は愉快犯。

はじめまして。銀座 蔦屋書店アートコンシェルジュの中村です。アートのトークイベントの企画を担当しています。
銀座 蔦屋書店のコンセプトは「アートを身近に」。この度、もっともっとみなさんにアートを身近に感じてほしい、楽しんでほしい!という想いから、アートコンシェルジュ中村がブログをはじめることになりました!わーい。「action publishing」や「銀座美術夜話会」などに参加いただいたことがある方は、私のことをご存知かもしれません。いつもイベントで前口上とかに登場するおかっぱめがねが、私、中村です。お店の棚、トークイベント、そしてこれからはこのブログでもみなさまにアートに関する情報や、トークイベントの舞台裏等、いろいろお伝えしたいと思っています。わたしの「めがね越し」視点になりますが、おつきあいいただけたら嬉しいです。

記念すべき第1回目は、このブログのバナー作りの舞台裏のお話です。最初は、私の顔写真をバナーにしようかという話も上がっていたのですが、「さすがに、それでは誰もクリックしてくれないわ!」と思い、私のイチオシアーティスト牛木匡憲さんに、バナー用に似顔絵を描いてもらうことにしました。そこで、牛木さんに似顔絵を描いていただいている間に、牛木さんの幼少期から現在に至るまで、牛木さんのアーティストへの道のりを伺いました。前編、中編、後編と3本立てでお送りします。似顔絵を描いていただいている様子とともにお楽しみください。

アーティスト牛木匡憲さんに似顔絵を描いてもらう 前編

中村:こんにちは!今日はどうぞよろしくお願いします。実は、私は既に1度、牛木さんに似顔絵を描いていただいているのですが、今回はどのような似顔絵をえがいていただけるかとても楽しみです。よろしくお願いします。
牛木:よろしくお願いします。どんな感じのテンションでブログを書きますか?
中村:中村全開のテンションでいこうかと思っています。
牛木:なるほど。では、見たままでいきますかね(笑)。

牛木:似顔絵もインタビューを受けることもしたことはあるけれど、似顔絵とインタビューを同時進行したことはないので、ちょっと緊張します。
中村:無茶ぶりすみません(汗)。

僕は愉快犯

中村:牛木さんといえばインスタグラム。わたしも、牛木さんのインスタグラムを拝見していて、すっかり魅了された1人です。そんな中、ギャラリー・ルモンドでのグループ展に参加されることを知り、見に行った所、偶然にも牛木さんご本人がいらっしゃり、似顔絵を描いていらしたので、私もお願いして描いてもらいました。それがこちら!

中村:その時に牛木さんに言われたのが「かわいい感じで描くか、悪意ある感じで描くか、どっちがいいですか」と聞かれたことを覚えています。もちろん「悪意ある方で」とお願いしたら、こんな感じで描いてくださいました。
牛木:すごくたくさん人が来たので、だんだんと作業的に似顔絵を描いてしまっていたのですが、中村さんに、「悪意が足りなくないですか?」って指摘されて、はっと気が付いて。そこで急遽、眉毛を眼にするとか、悪意をこめだしました(笑)。中村さんの見た目が、特に髪型がヘルメットみたいにつるんとしていてプロダクトっぽかったので、ロボット化がはじまったのです。
中村:なるほど。確かに、これを描いてもらったときは、ザ・おかっぱ!でしたね。牛木さんの作品は、私の似顔絵に限らず、悪意がこめられているのでしょうか?
牛木:そうですね。悪といっても、僕は愉快犯です。ポスターとか教科書に落書きするくらいの悪意を常に持っています。
中村:それはなぜでしょうか?愉快犯的行動が楽しいのでしょうか?
牛木:楽しくて止められない。子どもと一緒にいても、ヘンな嘘ついて遊んだりするんですよね。怒られるけど(笑)。
中村:なるほど。愉快犯的要素や、いたずら心、お子さまとの遊びなどなどは、牛木さんの作品の土台であるヒーローや特撮にも通じるように感じます。
牛木:そうそう。僕は子ども文化で生きているのだと思います。僕自身がずっと子どもなんですよ。ずーっと。

中村:今、子育てはたのしいですか?
牛木:楽しいです。その反面、時間はかなり奪われるので、やりたいことが4割くらいしかできなくて…アウトプットは6割削られる状態が続いています。だけど、子どもとの遊びやコミュニケーションを通じて、インプットがたまっていくから、より濃密なアウトプットができているのではないかと思っています。
中村:今、お子さまが見ているアニメや特撮もアイディアの源になっていますか?
牛木:それもそうだけど、子どもと一緒に遊ぶときに、遊びのアイディアを一緒に考えることが一番、作品制作に紐づいている気がします。ヒーローや特撮に関しては、やっぱり自分が子どもの頃に見たものからは逃れられなくて、今、子どもが見ているものはなかなか入ってこないなあ。
中村:牛木さんの小さい頃に見ていたヒーローもののテレビってなんですか?
牛木:新潟って、何でも遅れてやってたんですよ、当時は。下手したら僕が生まれる10年前のものも放送していた。生まれてない時代の番組が見れちゃうのです。だから逆に、最先端のものばかりを見ていたわけではないですね。現代の子どもが、インターネット上で時間も空間も越えてさまざまな情報に触れられるように、僕もいろんな時代のヒーローや特撮に触れていました。あと、ぼくは商店街で育ったんです。実家も金物やさんとファンシーショップで、目の前にはおもちゃ屋さんがありました。町中の子どもがあつまる商店街で、すごく恵まれた環境でしたね。
中村:テレビ番組だけでなく、その商店街が牛木さんの幼少期において大切な場所だったのですね。
牛木:その商店街にいれば、当時の流行のおもちゃやお菓子の情報はすぐに手に入った。今思えば、夢のような子ども時代だったなあ。
中村:今の牛木さんの土台は幼少期にがっつり形成されているのですね。
牛木:逆に、僕みたいな経験は、今の子どもはできないかもしれないですよね。そもそも商店街がなくなってきているし。めんこにカードゲームに、ビックリマンチョコ、ガチャガチャが大流行していたなあ。思い起こすと、子ども時代は、超楽しかった!

次回は、【アーティスト牛木匡憲さんに似顔絵を描いてもらう 中編-ピロリ菌と予備校と美大と。】をお届けします。

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【プロフィール】
牛木 匡憲 (うしき まさのり)
新潟県出身。武蔵野美術大学卒業。文具メーカー、WEB制作会社勤務を経て、現在イラストレーター兼アーティスト。漫画、アニメ、特撮などの表現をベースとしてユーモラスなものからファッションを意識したものまで時代や媒体に合わせた表現を発表し続けている。
Web : http://www.ushikima.com/

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