【ARTIST NEWS】鎧兜という「殻」を媒介にして、様々な価値観や思考が交錯する、現代美術作家・野口哲哉の個展 「armored space」を開催
「野口哲哉展 - armored space - 」 を8月16日(火)から8月31日(水)の期間に開催いたします。甲冑で武装した人物像の立体作品のほか、新作平面作品も発表。多数のスケッチやドローイングなども展示することによって、多方面から野口哲哉の世界観に迫ります。
▼概要
概要
「鎧と人間」をテーマに制作を続ける現代美術作家・野口哲哉による個展「armored space」を8月16日(火)~8月31日(水)の期間に開催いたします。
野⼝は、鎧兜のことを「⼈間が作り出した殻」として捉え、そこに様々な思想や価値観を投影しています。 明確な喜怒哀楽ではなく、ニュートラル(中⽴的)に表現された⼈物像は、あらゆる状況に適合して生きる⼈間の柔軟さを浮き彫りにします。 鎧と人間というモチーフを通じて鑑賞者の固定概念を壊す野口の作品は「違和感を共感とを同時に抱かせる」という新しいアートの価値観を提案してくれます。
また、油彩学科出⾝である野⼝は、⽴体だけではなく、多くの平⾯作品にも取り組んでいます。アクリル絵具を⽤いての古典絵画のような技法から、ライトなイラストレーションまで、野口の思考と同じく幅広い方法で表現されています。
本展では、樹脂や化学繊維で制作された⽴体作品のほか、作品の構想の過程で⽣まれたさまざまなスケッチやデッサン、展⽰主題である「アーマード・スペース」をテーマに制作した新作平⾯作品などを展⽰いたします。(※アーマード=鎧をつけた)
鎧を媒介として様々な思考や価値観が交錯する野口哲哉の独自の世界観をお楽しみください。
野⼝は、鎧兜のことを「⼈間が作り出した殻」として捉え、そこに様々な思想や価値観を投影しています。 明確な喜怒哀楽ではなく、ニュートラル(中⽴的)に表現された⼈物像は、あらゆる状況に適合して生きる⼈間の柔軟さを浮き彫りにします。 鎧と人間というモチーフを通じて鑑賞者の固定概念を壊す野口の作品は「違和感を共感とを同時に抱かせる」という新しいアートの価値観を提案してくれます。
また、油彩学科出⾝である野⼝は、⽴体だけではなく、多くの平⾯作品にも取り組んでいます。アクリル絵具を⽤いての古典絵画のような技法から、ライトなイラストレーションまで、野口の思考と同じく幅広い方法で表現されています。
本展では、樹脂や化学繊維で制作された⽴体作品のほか、作品の構想の過程で⽣まれたさまざまなスケッチやデッサン、展⽰主題である「アーマード・スペース」をテーマに制作した新作平⾯作品などを展⽰いたします。(※アーマード=鎧をつけた)
鎧を媒介として様々な思考や価値観が交錯する野口哲哉の独自の世界観をお楽しみください。
(左)「Aemored cycling」紙にプリント・ペン・水彩、(右)「sky -egg chair」紙にアクリル彩色
アーティストステートメント
極東の鎧兜という極めてローカルなモチーフを扱いながら、それでもグローバルな世界にアクセスが出来るのではないかという想いは、自分の制作の根底にまるで茫漠とした地下坑道のように広がっている。その枝葉は更なる行き先を求め、進み、様々な要素と結びつきながら好奇心という鉱脈を探し続けて行く。
自分にとってそれは、鎧兜を通じてあらゆる文明や人間を考えるための手掛かりであり、暗い坑道の中で自身の行方を照らす英知の灯火と成り得るものだ。
野口哲哉
自分にとってそれは、鎧兜を通じてあらゆる文明や人間を考えるための手掛かりであり、暗い坑道の中で自身の行方を照らす英知の灯火と成り得るものだ。
野口哲哉
トークイベント
8月21日(日)、展覧会場にてトークイベントを開催いたします。お申込みの詳細・お申込みは、下記URLからご確認ください。
日時|2022年8月21日(日)14:00~15:00
出演|野口哲哉×安原真広(ウェブ版「美術手帖」編集部)
会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
※ご好評により、トークイベントのお申込みは定員に達しましたので締め切りさせていただきました。
ありがとうございました。
ありがとうございました。
アーティストプロフィール
野口哲哉 (のぐち てつや)
1980年生まれ
主な個展
2008年 「野口哲哉展」 TCAF2008
2011年 「野口哲哉展」 ギャラリー玉英
2014年 「野口哲哉展―野口哲哉の武者分類図鑑―」 練馬区立美術館/アサヒビール大山崎山荘美術館
2015年 「The HISTORICAL ODYSSEY」 羽田空港 国際線ターミナル
2015年 「SLEEP AWAY」 アートフェア東京2015
2015年 「野口哲哉ノ作品展 別世界旅行」 ギャラリー玉英
2016年 「Human silhouette」 アートフェア東京2016
2016年 「Antique Human」 ギャラリー玉英
2017年 「ドローイング展 ~鎧と鉛筆~」 ギャラリー玉英
2017年 「作品展 armored neighbor ~鎧を着た隣人~」 ギャラリー玉英
2018年 「中世より愛をこめて」 ポーラミュージアムアネックス
2019年 「This is not a Samurai」 Arsham Fieg Gallery(ニューヨーク)
2021年 「This is not a Samurai」 高松市美術館/群馬県立館林美術館/刈谷市美術館/山口県立美術館
2022年 「This is not a Samurai」 ポーラミュージアムアネックス
2022年 「野口哲哉展 -armored space-」 GINZA ATRIUM
主なグループ展
2007年 「現代アーティストによるLE MONDE DE COCO―ココの世界」 シャネルネクサスホール
2008年 「アートフェア東京」以降毎年出品2009年 「Parabiosis」 Soka Art Center
2009年 「医学と芸術:生命(いのち)と愛の未来を探る」 森美術館
2010年 「BASARA」展 スパイラルガーデン
2015年 「茶の湯 釜の美」 泉屋博古館 分館
2016年 「再発見!ニッポンの立体」 群馬県立館林美術館/静岡県立美術館/三重県立美術館
2017年 「CROSS POINT 交差する視線ー20の表現」 香川県立ミュージアム
2018年 「集え!英雄豪傑たち 浮世絵、近代日本画にみるヒーローたち」 横須賀美術館
2020年 「ART in LIFE, LIFE and BEAUTY」サントリー美術館
その他の活動
2011年 「稼働する事」 芝浦工業大学 メインビジュアル
2014年 「Happy childrenʼs day」 Audi Forum Tokyo
2017年 「長野大学」 長野新聞 広告
2018年 「VALENTINO TKY」 Valentino Tokyo
出版
2014年 『野口哲哉ノ作品集 侍達ノ居ル処。』 青幻舎
2017年~連載中 隔月刊誌『猫びより』見開きコラム「昔の猫、昔の人」 辰巳出版
2018年 『野口哲哉作品集 ~中世より愛をこめて~ From Medieval with Love』 求龍堂
2021年『This is not a Samurai』 朝日新聞社
展覧会情報
野口哲哉展 -armored space-
会期:2022年8月16日(火)~8月31日(水)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:11:00~20:00 ※会期最終日のみ、18:00閉場
時間:11:00~20:00 ※会期最終日のみ、18:00閉場
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
入場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
主催:銀座 蔦屋書店
協力:ギャラリー玉英
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
販売について
[作品販売について]
店頭にて、8月16日(火)11:00より販売いたします。
一部非売の展示作品を除き、デッサンや版画、エディション作品などを販売予定です。
一部非売の展示作品を除き、デッサンや版画、エディション作品などを販売予定です。
[グッズ販売について]
店頭日本文化の売り場と、オンラインストアにて、野口哲哉グッズを販売しております。
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