【ARTIST NEWS】現代人の肖像画を描くアーティスト、松山しげきの個展「Portrait of dazzle」を開催

松山しげきの個展「Portrait of dazzle」をアートウォール、スターバックス前スペース、インフォメーションカウンター前スペースにて開催、新作作品19点を展示します。期間は8月27日(土)~9月16日(金)。
 
 
 
 
概要
 
松山しげきは、98年よりフリーランスのイラストレーターとして活躍した後、2011年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行う為にアーティスト活動を開始しました。実在する写真の「目」だけをトレースし、幾何学模様のようなダズル迷彩を用いたポートレート作品が特徴です。

一般的にポートレートとは、特定の人物をモデルとして描いた絵画で、古くは古代エジプトや古代ローマから始まったと言われています。15世紀のルネサンス誕生以降は、ポートレートがひとつの芸術作品のジャンルとなり、貴族などをモデルとして様々なスタイルで描かれました。
 
一方、松山が描くのは、SNSなどインターネット上にアップロードされた実在する人物の顔写真をもとにした「現代人の肖像画」です。ビデオプロジェクターを用いて「目」だけをトレースし、輪郭は、モデルとなった人物から、人種や性別、髪型、体型などを全く別の人間に描き変えることで、インターネットの匿名性や情報の不確かさなどの危険性を表現し
ています。
実在する人物の目をモデルにすることで、この肖像画が鑑賞者の友人や家族、あるいは鑑賞者自身かもしれないという可能性を示唆しており、近年社会問題になっているデジタルタトゥーやディープフェイクなどを問題提起しています。
本展では、新作19点を展示します。是非会場にて松山しげきの作品世界をお楽しみください。
 
 
 
アーティストプロフィール
 
松山しげき/Shigeki Matsuyama
アーティスト/Artist

1998年よりイラストレーターとして広告やプロダクトのイラスト制作を手掛け、2011年以降はよりコンセプチュアルな作品制作を行う為にアーティストへ転身し、現在では国内外のギャラリーにてタブローやインスタレーション作品を中心に発表している。

■個展 
2022「Portrait of Dazzle」GR gallery / ニューヨーク(アメリカ)
2022「Portraits III Red room」ロイドワークスギャラリー / 東京
2022「Portraits II」GALERIE OVO / 台北(台湾)
2021「アイジェンは世界を二次元で見る」MA2ギャラリー / 東京
2020「ドコモ x rooms / みる、みられる。展」rooms40 / 東京

■グループ・企画展 etc.
2022「Fifty Shades of Grey」二人展  Maison Ozmen / パリ(フランス)
2022「ubiquitous」Shigeki Matsuyama × feebee 二人展 ロイドワークスギャラリー / 東京
2022「MELTING POT」Mozuku Gallery / カオシュン(台湾)
2021「Duality」天野タケル×松山しげき 二人展 Urban Spree Galerie / ベルリン(ドイツ)
 
 
 
展覧会詳細
 
松山しげき個展「Portrait of dazzle」
 
会期:2022年8月27日(土)~9月16日(金)※終了⽇は変更になる場合があります。
※最終日のみ17時閉場
時間:当店Webサイトをご確認ください。
会場:銀座 蔦屋書店 アートウォール、スターバックス前、インフォメーションカウンター前
⼊場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
協力:株式会社ロイドワークスギャラリー、Art and Pulse
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
《Portrait of dazzle #162》2022年制作、F100(1620×1303) /Acrylic on Canvas
 
《Portrait of dazzle (bot) #167》2022年制作) F15(652×530)/Acrylic on Canvas
 
 
 
販売について
 
今回、店頭では作品販売を行いません。展示作品のうち一部をアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にてオンラインエントリーを行います。
オンラインエントリー受付期間| 8月27日(土)10時半~9月16日(金)17時
詳細ページ|https://oil.bijutsutecho.com/special/153
 
 
 

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