【ARTIST NEWS】アーティスト・大竹伸朗による版画集『銅の時代 1978-2022』の刊行記念展を開催

11⽉4⽇(金)からは、版画作品付き特別限定版版画集のオンラインエントリーがスタート

大竹伸朗による新刊版画集の刊行記念展を2022年11月5日(土)から11月21日(月)の期間に開催します。展覧会開催に合わせ、版画作品付き特別限定版版画集のエントリー受付を11月4日(金)より特設ページにて開始します。展覧会初日の11月5日(土)には、会場にて刊行記念トークイベントも開催します。
 
 
 
 
概要
 
大竹伸朗は1955年東京都に生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業、現在は愛媛県宇和島を拠点に活動するアーティストです。80年代初頭より絵画を中心に音や写真、映像を取り込んだ立体作品などの多彩な表現を展開しています。そして、異分野のアーティストとのコラボレーションでも知られ、現代美術のみならず、デザイン、文学、音制作など、あらゆるジャンルで活躍しています。

この度、11月に発売する新刊版画集『銅の時代 1978-2022』の刊行を記念した展覧会を銀座 蔦屋書店にて開催、版画集の中から初公開の作品を含む100点以上の作品を展示します。
大竹が、美大学生時代から「線」に魅せられて40年以上にわたり創作してきた音楽、旅など様々なモチーフから生まれたエッチング作品の数々が並びます。

さらに、本展開催に合わせてマルチプル版画作品付き特別限定版版画集のオンラインエントリーの受付を11月4日(金)10時より特設サイトにて開始します。

これまで未発表だった作品を含む、1970年代から制作した版画作品の数々を堪能できる見応えのある版画集、展覧会となっています。
 
「ミスター・ピーナッツ・イン・レッド」1982,44.5 x 39.8 cm
 
 
 
展覧会によせて
 
初銅版画集『銅の時代 1978-2022』刊行に合わせ、初めての版画展を開催していただくことになりました。
20代前半から60代まで断続的に制作してきたエッチングとシルクスクリーン、最新作を含むそれらの作品群をできるだけ多く見ていただけるようビッチリと展示構成しました。
美大時代に銅版画にどっぷりハマり、休日返上で学校の工房に忍び込んで作っていたころの初期未発表作品から最新作シリーズまで、版画集収録作品390点から厳選した100点以上のエッチング、2016年シンガポールの版画工房(STPI)で制作したシルクスクリーン10点による回顧的な版画展です。
機械による「データ出力」ではない手による「刷り絵」を少しでも楽しんでいただけると幸いです。

大竹伸朗
 
 
 
トークイベント
 
本展の開催を記念して、11月5日(土)15時より展覧会場にてトークイベントを開催します。

日時|2022年11月5日(土)15:00~16:00
出演|大竹伸朗・矢野優(『新潮』編集長)
会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
定員|25名 定員数が変更になりました→17名
料金|無料

イベントの詳細・お申込みに関しての詳細は決定次第、本ページにてご案内いたします。
 
※イベントのお申込みを開始いたしました。
 
申込締切:2022年11月3日23時59分まで
 
 
 
特別限定版版画集について
 
展覧会開催に合わせて、版画作品が付いた特別限定版画集の販売を行います。
版画作品は長辺1mの大型作品で、カラーとモノクロの2種、各エディション50で、それぞれにエディションナンバー・アーティストのサインが入った貴重な作品となっています。
※版画集本体は特別限定版・一般発売分で共通のものになります。

【版画作品】
■「Puzzle Punks 2022」(カラー)
今年26年ぶりに新作アルバムを出すことになった音ユニット「パズルパンクス」を新たにイメージして制作。

イメージサイズ|998mm×706mm
シートサイズ|1168mm×786mm
素材|シルクスクリーンプリント
エディション|50

■「時影」"Time Shadow"(モノクロ)
「時間と記憶」をモチーフにした最新木炭画シリーズから最もシルクスクリーンに起こしたい1点を選び制作。
木炭とは異なる黒の階調を表現している。

イメージサイズ|998mm×706mm
シートサイズ|1168mm×786mm
素材|シルクスクリーンプリント
エディション|50
 
※プレスリリース配信時から、エディション数が50に変更となりました。(2022年11月4日追記)
※額装あり
※アーティストサイン入り。
※制作の進行によりお届け時期が変更となる場合があります。
※版画作品のみの販売はありません。作品1点につき版画集が1冊付きます。
※詳細は11月4日(金)公開の特設サイトにてご確認ください。
 
 
 
特別限定版版画集オンラインエントリー方法について
 
特別版のオンラインエントリーはアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて、11月4日(金)10時より開始いたします。
詳細は11月4日(金)10時に公開される特設サイトにてご確認ください。
オンラインエントリー受付期間|11月4日(金)10:00~ 11月21日(月)18:00
 
 
 
版画集について

東京国立近代美術館で大回顧展を開催するなど、人気の高い大竹伸朗。

美大学生時代から「線」の魅力に取り憑かれてきたエッチング。本書は大竹初のエッチング作品集となる。
音楽、旅など様々なモチーフから生まれた作品が並ぶ本書。収録点数は390点に及び、2022年制作の新作31点を含む、これまで発表されていなかった未公開作品も多く掲載している。
本人の筆による版画との出会いを語ったエッセイ、1万2000字にわたるロングインタビューからは、大竹が抱く版画への想いを読み解くことができる。大竹伸朗にとっての「版画」とは何か、それを体現した一冊。

【書誌情報】
『銅の時代 1978-2022』
著者|大竹伸朗
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売|美術出版社
ISBN|978-4-568-10555-1 C3070
判型|A4判変形(297×225ミリ)
仕様|上製本(ドイツ装)/カバーあり/204ページ(カラー176ページ)
価格|9,000円+税

一般発売日|2022年11月15日(火)

先行販売日|
2022年11月1日(火)〜 東京国立近代美術館 「大竹伸朗展」特設ショップ(竹橋)
2022年11月5日(土)〜 銀座 蔦屋書店ほかアートラボ直営店舗

<通常版作品集先行販売対象アートラボ直営店舗>
店頭|銀座 蔦屋書店、京都岡崎 蔦屋書店、NADiff a/p/a/r/t 、ART RECTANGLE KYOTO(京都市京セラ美術館内ミュージアムショップ)
オンライン|OIL by 美術手帖(https://oil.bijutsutecho.com/artist/121

 
 
 
アーティストプロフィール
 
大竹伸朗
 
©︎Shinro Ohtake, photo by Shoko Otake

1955年東京都生まれ。武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業。
88年に愛媛県宇和島へ移住し、現在も同地を拠点に活動している。
代表作に2009年、香川県直島にオープンした公共浴場の《直島銭湯「I♥湯」》、様々な印刷物で飾られた小屋とトレーラーからなる《モンシェリー:スクラップ小屋としての自画像》(2012)、休校中の女木小学校の中庭に設置された《女根/めこん》など。また、写真やチラシ、雑誌の一部などをコラージュした「スクラップブック」を数多く手がけている。主な個展に「大竹伸朗 全景 1955-2006」(東京都現代美術館、2006)、「大竹伸朗展 ニューニュー」(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館、2013)、「大竹伸朗展 憶速」(高松市美術館、2013)など。

【経歴】
1955年東京生まれ
1980年武蔵野美術大学 造形学部油絵学科卒業

【主な個展】
2022年
東京国立近代美術館, 東京
2021年
「残景」 Take Ninagawa, 東京
2019年
「大竹伸朗 1975-1989」 Take Ninagawa, 東京
「ビル景 1978-2019」 熊本市現代美術館 (熊本)、水戸芸術館 現代美術ギャラリー (水戸)
2014年
「大竹伸朗」 Parasol unit, ロンドン
2012年
「大竹伸朗」 アートソンジェ・センター, ソウル

【主なグループ展】
2022年
「ハワイトリエンナーレ2022: Pacific Century – E Ho‘omau no Moananuiākea」ホノルル (開催予定)
「オルタナティブ! 小池一子展 アートとデザインのやわらかな運動」 3331 Arts Chiyoda, 東京
2021年
「ART/MUSIC わたしたちの創作は音楽とともにある」世田谷美術館, 東京 (開催予定)
2020年
「東京2020 公式アートポスター展」東京都現代美術館, 東京
2019年
「MOMATコレクション」東京国立近代美術館, 東京
「タグチ・アートコレクション-球体のパレット」北海道立帯広美術館; 北海道立釧路芸術館; 北海道立函館美術館; 札幌芸術の森美術館, 北海道
「瀬戸内国際芸術祭2019」豊島, 香川
「百年の編み手たち-流動する日本の近現代美術-」東京都現代美術館, 東京
「ニュー・ペインティングの時代」高知県立美術館, 高知
2018年
「The 9th Asia Pacific Triennial of Contemporary Art」 クイーンズランド州立美術館/近代美術館 (QAGOMA), ブリスベン
「開館40周年記念展 トラベラー: まだ見ぬ地を踏むために」 国立国際美術館, 大阪
2017年
「In Focus: Contemporary Japan」 ミネアポリス美術館, ミネソタ州
「日本の絵本100年の歩み」 ちひろ美術館, 東京
「Japanorama: New Vision on Art since 1970」 ポンピドゥ・センター・メッス, メッス
2013年
「第55回ヴェネツィア・ビエンナーレ: The Encyclopedic Palace」 Central Pavilion, ジャルディーニ, ヴェネツィア
2012年
「ドクメンタ (13)」 Karlsaue Park, カッセル, ドイツ
 
 
 
展覧会詳細
 
大竹伸朗『銅の時代 1978-2022』刊行記念展
 
会期:2022年11月5日(土)~11月21日(月)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:11:00~20:00
※最終日のみ、18時閉場
※11⽉5⽇(⼟)13:30〜17:00の時間にて、トークイベントの設営・開催・撤収を予定しています。
該当の時間中、展⽰場への⼊場を制限させていただきますこと、予めご了承ください。
会場:銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
入場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 

【展示作品の販売について】
銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて、11月5日(土)より販売いたします。
※店頭は11月5日(土)11:00より販売開始。
※オンラインストアは11月5日(土)12時より販売開始。
※オンライン上での販売は、一部作品のみの取り扱いとなる可能性がございます。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。

\オンラインストアで購入する/
2022年11月5日(土)12:00~販売開始
 
 
「Inner Lines /Etching 31」2022,39.4 x 29.5 cm
 
<関連展覧会情報>
本展と同時期に、東京国立近代美術館にて「大竹伸朗展」が開催されます。

「大竹伸朗展」
会場:東京国立近代美術館(東京都千代田区北の丸公園3-1)
会期:2022年11月1日(火)~2023年2月5日(日)
※詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください。
https://www.takeninagawa.com/ohtakeshinroten
 

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