【ARTIST NEWS】古い画集や掛け軸をモチーフに二次元のイメージから立体彫刻を制作するアーティスト・入江早耶の新作展示「形象七景とリリィ」を開催

店内アートブックフロアにて、アーティスト・入江早耶の作品展示「形象七景とリリィ」を、2022年11月4日(金)~12月2日(金)の期間に開催します。オーストラリアの風景が描かれた古い画集を消し、そのイメージを再解釈したレリーフ状の新作に加えて、聖母マリアが描かれた希少な掛軸を立体化した作品を展示します。
 
 
 
 
概要
 
入江早耶は日用品などの印刷物に描かれたイメージを消しゴムで消し、その消しカスを用いて彫像を制作するアーティストです。例えば、掛け軸に描かれた観音像が消しゴムを用いて立体として立ち上げられ、私たちの目の前に出現します。イメージとして流通し、日常的な存在となっている図像を自らの手で一旦消し去り、二次元の情報を三次元の物体に再構築する入江の作品は、私達と表象の関わりを巡る現代的な問題をユーモラスに提起しています。

現在、広島を拠点に活動し、2009年に岡本太郎現代芸術賞に入選、2012年には第6回shiseido art egg賞を受賞。主な近年の個展に「純真遺跡 〜愛のラビリンス〜」(2019年、兵庫県立美術館)、「大悪祭」(2021年、広島芸術センター)があります。平成31年度ポーラ美術振興財団在外研究助成を得て、今年ニューヨークのISCPレジデンスプログラムに参加するなど、今後の活動に高い注目を集めています。

 今回の作品展では、オーストラリアの風景が描かれた古い画集を消し、そのイメージを再解釈したレリーフ状の新作に加えて、聖母マリアが描かれた希少な掛軸を立体化した作品を展示いたします。
入江の超絶技巧による風景彫刻を、この機会にぜひお楽しみください。
 
※制作過程
 
※制作過程
 
 
 
アーティストプロフィール
 
入江早耶(いりえさや)
 
1983年岡山県生まれ。
2008年ベルリン・ヴァイセンゼー美術大学(ドイツ)交換留学。2009年広島市立大学大学院芸術学研究科修了。
近年の展示に2022年「Spring Open Studio」(International Studio & Curatorial Program、ニューヨーク、アメリカ)、2019年個展「純真遺跡〜愛のラビリンス〜」(兵庫県立美術館、兵庫)、2019年「瀬戸内国際芸術祭2019」(小豆島、香川)、2018年個展「Radierungen」(MICHEKO GALERIE、ミュンヘン、ドイツ)、2017年個展「NEWoMan ART Wall Vol.9 入江早耶」(NEWoMan、東京)などがある。
 
 
 
展覧会詳細
 
入江早耶作品展「形象七景とリリィ」
 
会期:2022年11月4日(金)~12月2日(金)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。※最終日のみ18:00終了
会場:店頭・オンラインストア
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
作品は銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて11月4日(金)10時半より販売します。

※オンラインでのお取り扱いは一部作品のみとなります。
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
 
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2022年11月4日(金)10:30~販売開始
 

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