【ARTIST NEWS】新井碧の個展「持続する線」を開催。“身体の有限性”を軸に新たに描き下ろされた作品を発表。

アーティスト新井碧の個展「持続する線」を、店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、2023年6月4日(日)~6月20日(火)の期間に開催します。
 
 
 
 
概要
 
新井碧は京都芸術大学大学院を2022年に修了した注目のアーティストです。
新井の作品は、繊細で淡い色彩と力強いストロークが共存し、油絵具、鉛筆、パステルそれぞれのレイヤーが複雑に絡みあう画面構成が特徴的です。病弱だった幼少期の経験から、身体のリミットについて意識するようになり、日々流れていく時間と向き合ってきました。作品においては、彼女自身の身体性・無意識的な動作の痕跡が反映されています。
鑑賞者は、作品に残された彼女の筆跡を追体験することで自身と作家の身体との相違点を浮かび上がらせ、他者という存在について思考を深めるきっかけとなるでしょう。
観るものに有限な身体、時間、命の存在を告げる「線」。「持続する線」と題された本展にて、作家の生きることの「痕跡」が表現された作品群をお楽しみください。
 
 
 
アーティストステートメント
 
無意識的な「動作」と、その再解釈を繰り返す。
行為の構成要素でもあり、痕跡であるストロークに、身体の有限性と絵画の無限性が備わる。
ロラン・バルトのトゥオンブリ批評に、こんな一説がある。
「手だけが彼を導く。道具としての手の能力ではなく、手の欲望が導くのである。眼は理性であり、証明であり、経験主義であり、真実らしさであり、制御、調整、模倣に役立つすべてのものである。(中略)
トゥオンブリの作品が読み取らせるのは、私の身体は決して君の身体ではないだろうという宿命である」
眼でなく、手で描く。意識の記憶でなく、身体の記憶で描く。
それは、呼吸をすること、まばたきをすること、心臓が脈打つこと。
意識せずとも動作する私の身体は、明確な意思を持って生きているのではなく、生かされている。
自身の時間の痕跡を介して、あなた自身の有限性に触れる。
(参考文献:ロラン・バルト『美術論集』みすず書房、1986年)
 
 
 
アーティストプロフィール
 
新井 碧/Midori Arai

1992年茨城県生まれ。2015年東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業。22年京都芸術大学修士課程芸術研究科美術工芸領域油画専攻修了。無意識的な動作の痕跡に、身体の有限性と絵画の無限性を備える。鑑賞者に「描く行為」自体を身体的に想像・追体験させる手法で、共生の時代であるからこそ、生命と時間の在り方について問う。主な展覧会に、「次風景 Post landscape」(ASTER、石川、2023)、「まばたきのシノニム」(biscuit gallery、東京、2022)、Art Collaboration Kyoto 2022 連携プログラム「Centre-Empty -中空の行方-」(両足院、京都、2022)、「Collectors’ Collective vol.6 Osaka」(TEZUKAYAMA GALLERY、2022)、国立国際美術館「ボイス+パレルモ」サテライト企画「Re: Perspective」(graf porch、大阪、2021)、「SHIBUYA STYLE vol.15」(西武渋谷店 美術画廊、東京、2021)など。主な受賞歴に、「TURNER AWARD 2020」入選(2021)、「京都芸術大学 大学院修了展」優秀賞(2022)など。
 
 
 
展覧会詳細
 
新井 碧 個展「持続する線」
 
会期:2023年6月4日(日)~6月20日(火)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:11:00~19:00 ※最終日は18:00まで
定休日:月曜日
会場:FOAM CONTEMPORARY
入場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
展示作品は、銀座 蔦屋書店FOAM CONTEMPORARY店頭にて6月4日(日)11時より販売します。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
 

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