【ARTIST NEWS】三浦光雅の個展「スローワーク」を開催。芸術と労働の境界を行き来しながら制作した新作を発表。
アーティスト三浦光雅による個展「スローワーク」を店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにて、2023年6月23日(金)~7月12日(水)の期間に開催します。
▼概要
概要
三浦光雅は京都芸術大学大学院を2021年に修了し、卒業後も精力的に活動を行っています。
乱数が記された指示書を用いて、ランダムに決められた位置、配色でキャンバスに線を引いていき、機械的に絵画作品を制作しています。マニュアルに従って、特定の形式を反復し続けることで生み出される作品は、表現する作家という主体性をそぎ落とし、“描くことそのもの”“線そのもの”の純粋性を浮き上がらせます。それらは、特定のルールという必然性に導かれながらも、描く作家の身体を通じて固有の表情を持ちます。
本展のタイトルである「スローワーク」には、ルールに従い制作を続ける自身のスタイルを“労働”と評した三浦の意思が込められました。三浦は、芸術とは天才の閃きにより創造されるものではなく、手を動かし、オブジェクトと関わる素朴で純粋な営みであると考え、労働するように日々制作してきました。
芸術と労働の境界を行き来しながら、制作を重ねてきた三浦ならではの芸術との向き合い方にご注目ください。
乱数が記された指示書を用いて、ランダムに決められた位置、配色でキャンバスに線を引いていき、機械的に絵画作品を制作しています。マニュアルに従って、特定の形式を反復し続けることで生み出される作品は、表現する作家という主体性をそぎ落とし、“描くことそのもの”“線そのもの”の純粋性を浮き上がらせます。それらは、特定のルールという必然性に導かれながらも、描く作家の身体を通じて固有の表情を持ちます。
本展のタイトルである「スローワーク」には、ルールに従い制作を続ける自身のスタイルを“労働”と評した三浦の意思が込められました。三浦は、芸術とは天才の閃きにより創造されるものではなく、手を動かし、オブジェクトと関わる素朴で純粋な営みであると考え、労働するように日々制作してきました。
芸術と労働の境界を行き来しながら、制作を重ねてきた三浦ならではの芸術との向き合い方にご注目ください。
※制作風景
アーティストステートメント
「偶然性」「作為/無作為」を主なテーマに平面作品を制作。構図や配色といった意思決定の段階において乱数や指示書を用いることによって、制作者の意識的な作為を排除する。このことにより、身体による出力時のブレ、偶然性を純粋に浮かび上がらせる方法をとる。指示に従って機械的に描かれた作品にも固有の表情が生まれるように、淡々とした日々にも偶発性を見出し、イレギュラーな事象を肯定するために制作を続けている。
三浦光雅
三浦光雅
アーティストプロフィール
三浦 光雅/Koga Miura
撮影:田川友彦
1997年山口県出身
2021年京都芸術大学 大学院 芸術専攻 美術工芸領域 修了
<個展>
2022年「come and go」DMOARTS(大阪)
<主なグループ展、アートフェア>
「grid1,2」biscuit gallery(渋谷)、「POLYPHONY」Arario Gallery Shanghai(上海.中国)、「ARTISTS’ FAIR KYOTO2022」 京都文化博物館別館(京都)、「humarishclub exhibition」humarishclub(マカオ)、「ARTOSAKA」中央公会堂(大阪)、「3331 ART FAIR」アーツ千代田(東京)、「Up_02」 銀座 蔦屋書店GINZA ATRIUM(東京)、「現代茶の湯スタイル展-enishi Vol,12」西武渋谷(東京)等。
<受賞歴>
2021年「WATOWA ART AWARD 2021」 小松隆宏賞
2021年「2020 年度京都芸術大学 大学院修了展」 大学院賞
2020年「シェル美術賞 2020」 入選
展覧会詳細
「スローワーク」
会期:2023年6月23日(金)~7月12日(水)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:11:00~19:00 ※最終日は18時までとなります。
時間:11:00~19:00 ※最終日は18時までとなります。
定休日:月曜日
会場:FOAM CONTEMPORARY
会場:FOAM CONTEMPORARY
販売について