【ARTIST NEWS】アーティスト feebeeによる、現代人とそれを取り巻く世界観を表現するポートレートシリーズ「Bitten from Within Ⅲ」を開催

feebeeの個展「Bitten from Within Ⅲ」を、9月23日(土)より10⽉13⽇(金)の期間、銀座 蔦屋書店 アートウォールにて開催します。
 
 
 
 
概要
 
伝説や神話の神獣を現代の視点から解釈し、再構築するシリーズで注目を集めてきた、アーティストfeebee。今回の個展では、2022年より画法やモチーフを新たに描きはじめた、現代人を題材としたポートレート作品の「Bitten from Within」シリーズより、大小の新作5点を発表いたします。首に噛みつく顔だけの獣というメタファーを丹念に描くことによって、現代社会に生きる、言語や文化を超えたあらゆる人間が共通で持つであろう社会と個人の関わりにおける事象について、独自の世界観で表現した作品群です。
《Bitten from Within 096》F50(1167×910mm)、Acrylic on Canvas、2023
 
 
 
アーティストステートメント
 
作品「Bitten from Within」シリーズは、現代人の抱える問題を題材としています。「首に噛みつく獣」は、人が他者(社会)と関わることによって現れてきた形です。他者との関わりは人間にとって人生を豊かにする大切な要素ですが、現代人は1人で居る時も、スマートフォンを通してSNSなどでとても長い時間「社会」と関わりを持ち、常に「他者」や「他者から見た自分」を意識し続けています。人の内面を形成するのは、外面である社会との関わりであり、反対に、外面である社会に影響を与え形成していくのも、個人の内面であると私は思っています。「Bitten from Within」とは日本語に直訳すると「内面に噛まれる」という意味を持ちます。つまり内面とは噛まれている自分自身であり、首に噛みつく獣は一見恐ろしいですが、その姿は身体の無い頭だけの存在で、このような頭だけの獣がどんなに噛みつこうと決して自分自身を殺すことなど出来るはずもなく、獣に噛まれたままにしておくのも獣を取り除くのも結局は自分次第なのです。
 

The subject of Bitten from Within series , is the problem of modern man.
The beast biting the neck appears when an individual interacts with others (society).
Having relations with other people is an important part of living a fulfilling life; however, with social media easily accessible through a smartphone, an individual remains exposed to society even when alone and thus is constantly reminded of the presence of the Other and becomes acutely aware of how others perceive them. This is critical as individuals are influenced by society and in turn, society is shaped by individuals.
Bitten from Within translated directly into Japanese also means bitten by oneself.
Though the beast appears frightening, it is a severed head unable to kill the person whom it is biting. Whether to remove the beast or leave it be is up to the individual.
 
feebee
 
 
 
アーティストプロフィール
 
feebee(フィービー)
イラストレーターとしてのキャリアを経て、2015年からアーティスト活動を開始し、国内外で展覧会を行う。近年はアパレルブランドへの作品提供、アートトイのキャラクターデ ザイン、木版画作品の制作など各種コラボレーションも意欲的に行っている。
 
●主な個展
「Bitten from Within」(roidworksgallery、東京、2022)
「多角的 視点」(Gallery Mumon、東京、2021)
「変化しつつ循環するもの」(六本木ヒルズ A/D ギャラリー、東京、2020)
「公平な観察者」(Kiyoshi Art Space、東京、2020)
「共生」(Gallery Mumon、東京、2019) など
 
●主なグループ展
「Post Imagine」(ASTER、石川、2022)
「Ubiquitous」(roidworksgallery、東京、2022)
「ART ART TOKYO × ブレイク前夜」(大丸松坂屋百貨店、東京、大阪、2021)
「三諦円融」(hpgrp Gallery Tokyo、東京、2018)など
 
●アートフェア
「ART OSAKA 2023」、「ART BUSAN 2023」、「Art Fair Tokyo」(2021)、「Art Beijing」(2019)など
 
●出版物
『The art of feebee1』(2006)、『The art of feebee2』(2011)
 
 
 
展覧会詳細
 
feebee 個展「Bitten from Within Ⅲ」
 
会期:2023年9⽉23⽇(土)〜10⽉13⽇(金)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。※最終日は17時まで
会場:銀座 蔦屋書店 アートウォール
⼊場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
展⽰作品は、銀座 蔦屋書店店頭にて9⽉23⽇(⼟)10時30分より販売、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by美術⼿帖」では、9⽉25⽇(⽉)10時30分より販売いたします。
※作品はプレセールスの状況により、展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
 
\オンラインストアで購入する/
2023年9⽉25⽇(⽉)10:30~販売開始
 

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