【ARTIST NEWS】Sablo Mikawaの個展「I Will Survive」を開催。消防士をモチーフにした代表シリーズの最新作に加え、新たなシリーズを初公開。
Sablo Mikawa(サブロミカワ)は膨張表現や古典絵画へのオマージュを用い、消防士や保安官などをモチーフに、現代における感情や物事をドラマチックに油彩で表現する作家です。身体のパーツが膨張され、非現実的に強調されたシルエットを特徴とし、近年は人物の内面性に焦点を当て、時間や物語を感じさせる作品を制作しています。
「I Will Survive」と題された本展では、サブロの代名詞である消防士をモチーフにした“Fire Man”シリーズの最新作と、レスキュー隊の女性や土木作業員等の働く人の姿をモチーフにした“Survive”シリーズを初公開します。“Fire Man”は、作家自身から生まれるネガティブな感情を打ち消す救済のシンボルとして描かれ、自身の心の闘いを表現しています。“Survive”シリーズでは、歴史画の寓意的な表現方法をオマージュしており、自己の内面や社会生活の中で起こる、あらゆる困難や逆境に立ち向かう意志をもちサヴァイブする人々を描いています。また、油彩作品に加えて、土木作業員をモチーフとした“Survive”シリーズの版画作品も発表します。
生き抜くための闘いをテーマに、等身大の強さ・弱さを持ちながら現代を生き抜く人たちの姿を描いたSabloの作品世界を、本展にてぜひご覧ください。
Sablo Mikawa
小学生の頃に油絵を学ぶ。近世近代の絵画から影響を受けており、現代における物事、感情、ストーリーを、膨張表現やオマージュを用い、油絵で描く。Sabloの描く人物の顔身体には、グロテスクなエフェクトがかけられており、現存する人間とは違うキャラクター性、内面性、シルエットが強調され描かれている。これらの効果はSabloが敬愛する西洋絵画、映画、音楽、漫画などから着想を得ていることに由来し、現代に生き目に映るものや感情を表現するためにサンプリングされ、作品に落とし込まれている。
主な個展に、「Reel To Reel」(Moosey Art、ロンドン、2023)「Oilpaintings」(OIL by 美術手帖ギャラリー、東京、2022)「JOURNEY」(BAF STUDIO TOKYO、東京、2021)、「UNCOUTH FELLOW」(THE blank GALLERY、東京、2019)、「Hard liner」(Alt_Medium、東京、2017)など。
時間:11:00~19:00 ※最終日は18時までとなります。
仕様|インクジェットプリント(シートのみ)
サイズ|イメージサイズ:470×376mm、シートサイズ:570×476 mm
エディション|10
オンラインマーケットストア「OIL by 美術手帖」にて10月27日(金)11時より販売します。
※2024年1月中のお届けを予定しております。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。