【ARTIST NEWS】仁王像や狛犬の休日のリラックスした姿をかたどる彫刻家・三好桃加の作品展「仁王像たちのオフの日.2」を開催

彫刻家・三好桃加の作品展「仁王像たちのオフの日.2」を2023年11月11日(土)~12月1日(金)の期間に開催します。本展では、仁王像や狛犬の休日のリラックスした姿を彫刻した新作を含む15点を展示します。
 
 
 
 
概要

三好桃加は、2022年3月に東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復(彫刻)を修了し、仁王像や狛犬の休日のリラックスした姿を彫刻するアーティストです。
三好が5歳の時に父を亡くした時、死後の世界はどうなるのかと尋ねると、「死後は仏様のところに行って毎日宴会をしている」という回答をもらったことがありました。その経験から、厳格に見える仏像も、実はリラックスして過ごしているのではないかというイメージを抱くようになります。また、祖父の存在も、現在の作風に影響を与えています。坊主頭でがっしりした体形で寡黙という、まるで仁王像のようで幼少期の彼女にとっては畏怖の対象だったという祖父も、実は彼が冗談を言うような面白い人だったと知った時、自分の知らない一面もあるということに気付きました。仏像のオフの日を描くという発想は、このような体験から生まれました。
世の中が平和になるにつれて仏像を拝む機会が減っていく中、「仏像に頼らなければ生きられなかった人々のおかげで今の私がいる」と語る三好の作品には、仏像やそれを作ってきた仏師たちへの感謝の気持ちが込められています。今年4月に開催した初個展に続く本展では、新作を含む15点を公開します。
 
 
 
アーティストステートメント
 
日常生活の中でどんどん仏教文化が薄れていくことを感じ、少し寂しく思う時がありました。ですが、それは現代の生活が豊かになったことで仏様に祈らなくても生きていける「平和」な世の中になったことを表しているように感じたのです。

仏像達を拝む習慣も少なくなったので、きっと仏像達は逆に暇を持て余しているだうな。そんな思いから「今まで私たちを見守り支えてくれた分までゆっくり楽しんで休んでほしい。」という願いを込めて、リラックスした働いてない「オフの日」の仏像を制作しています。

この度、このような素敵な場所で展示する機会をいただけて本当に嬉しく思います。ゆるりとした仁王像達と共に作品を観ていただければ幸いです。

三好桃加
 
 
 
アーティストプロフィール
 
三好桃加(みよしももか)
〈略歴〉
1996年4月 香川県に生まれる
2015年3月 香川県立高松工芸高等学校 卒業
2020年3月 東京藝術大学美術学部彫刻科 卒業
2022年3月 東京藝術大学大学院美術研究科 文化財保存学保存修復彫刻 修了
 
〈受賞歴〉
2014年 第79回香川県美術展覧会丸亀市教育委員会会長賞
2020年 美術学部杜の会 杜賞(卒業制作)、三菱地所賞(卒業制作)
 
〈展示歴〉
2018年12月 「Sequence10」(香川県/高松市美術館)
2020年10月 「藝大アーツイン丸の内2020」(東京/丸の内)
2022年6月 「Run by Segway with Flower」(東京/日本橋N11ギャラリー)
2022年11月 「ACTIVATE KOGEI+ART 」展(東京/松屋銀座)
2023年4月 個展「仁王像たちのオフの日」展(東京/MDP GALLERY NAKAMEGURO)
2023年7月 「ULTRA CLASSIC」展(東京/日本橋高島屋S・C本館美術工芸サロン)
2023年11月 個展「仁王像たちのオフの日.2」展(東京/銀座 蔦屋書店)
2023年11月 「ChristmasArt100」展(東京/伊勢丹立川店
 
 
 
展示詳細
 
三好桃加作品展「仁王像たちのオフの日.2」
 
会期:2023年11月11日(土)~12月1日(金)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。※ 最終日は17時閉場
会場:銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
展示作品は銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売します。
店頭|11月11日(土)10:30~
OIL by 美術⼿帖|11月13日(月)12:00~

※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。 
 
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2023年11月13日(月) 12:00~販売開始
 

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