【ARTIST NEWS】「笑い泣き」の絵文字をモチーフにしたシリーズを手掛けるアーティスト、松田将英による個展「Laughism」を開催

店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにてアーティスト松田将英による個展「Laughism」を、2024年2月20日(火) ~3月6日(水)の期間に開催します。
 
 
 
 
概要
 
松田将英は、1986年生まれ、2010年からSNS上で匿名のアーティストとして活動を開始しました。世界情勢の変化やテクノロジーの急速な進展により予測困難となった時代において、姿や名義を変えながら新しい美術のフォーマットを開拓し続けています。近年の代表作「The Laughing Man」シリーズは、90年代に日本で発明された絵文字の中から、過去10年間に最も使用された「笑い泣き」の絵文字がモチーフとなっています。この相反する感情を読み取ることができる絵文字には、発信者や受信者によって多様な解釈が生まれます。松田は複雑かつ汎用性が高いこの絵文字を、タイムレスな精神の象徴として位置付け、アート作品やプロジェクトに昇華してきました。
本展では、「The Laughing Man」シリーズを中心に、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(※)のもとで許可されたイメージを用いた絵文字のバルーン作品《The Big Flat Now》や、ヴィジュアルアーティスト・Kai Yoshizawaとのコラボレーションで、3DCGをもとに作成されたプリント作品《The Laughing Man》、キーホルダーなどを展示します。アートのみならず様々な領域をユーモラスに横断する松田の展示を是非会場にてご高覧ください。
 
松田将英《The Big Flat Now》撮影=三宅英正(参考作品)
 
《The Laughing Man》
 
※クリエイティブ・コモンズ・ライセンス…インターネット時代のための新しい著作権ルールで、作品を公開する作者が「この条件を守れば私の作品を自由に使ってよい」という意思表示をするためのツール。
 
 
 
アーティストプロフィール
 
松田将英(まつだ しょうえい)
1986年生まれ。2010年からSNSで活動を開始し、匿名のネットパーソナリティを介して人々と協働するイベントやインストラクション、パフォーマンスで大きな注目を集める。その活動はSNS以降の主体性や作者性を問い直し、都市や社会への直接的な介入を通じて新たな共同性を生み出す実践として高い評価を受けている。2016年に渡独し、アーティストや研究者、ジャーナリスト、政治活動家などを集めて行われるベルリナー・ガゼット主催の国際会議に4年間にわたり参加。2020年に帰国してからは実名での活動を開始し、インスタレーション、彫刻、プリント、映像など多岐にわたるメディアを用いて、ネットワーク普及後のセレブリティ、経済、景観に対するコンセプチュアルで詩的な実践を展開している。
近年の主な展覧会に、「DXP(デジタル・トランスフォーメンション・プラネット)―次のインターフェースへ」(金沢21世紀美術館、石川、2023年)、「The Big Flat Now」(Dubai Festival City、ドバイ)、「コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき」(金沢21世紀美術館、石川、2023年)など。2016年、国際的なメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ賞」において準グランプリを受賞。
 
 
 
展覧会詳細
 
松田将英個展「Laughism」
 
会期:2024年2月20日(火)~3月6日(水)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:11:00~19:00  ※初日のみ20:00まで、最終日は18:00までとなります。
作家在廊日:2024年2月20日(火)18:00~20:00 ※予約不要
会場:FOAM CONTEMPORARY
入場:無料
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
展示作品は、会場にて2月20日(火)11:00より販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
 
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