【ARTIST NEWS】佐野藍の展示「Milky Rain」を開催。大理石を素材に幻獣を彫ることで、自分の内なる世界を表現する。

アーティスト佐野藍の新作、約10点を展示する、展示「Milky Rain」を銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前にて、2024年4月20日(土)~5月10日(金)の期間に開催いたします。
 
 
 
 
概要
 
佐野藍は、大理石を素材にドラゴンや幻獣、動物をモチーフとした彫刻作品を手掛けています。幼い頃から石が好きで、よく河原で石を拾っていたという佐野は、その頃から石の質感や人の手で簡単に変わらない存在感に魅力を感じ、モチーフにしているファンタジーを強固に存在させることができる大理石を素材として選びました。古代オリエントの動物の意匠に詳しかった母親の影響や、幼少期にニホントカゲに心を奪われた経験により爬虫類や幻獣の絵を日常的に描いていたことから、共に生きてきた特別な存在としてそれらをモチーフにしています。現実のなかで作家が繊細に受けとめる様々な感情を、ふくよかで幻想的な作品へと昇華しています。
 
 
 
アーティストステートメント
 
しなくてよかった意地悪を、あの子にしてしまったやるせなさも
されなくてよかった意地悪を、流せずに深化するニュートラルも
力を持ちたくても持てずに睨む、生まれてしまったこの場所も
いつまでも隣り合わせで居たいのに、持ってしまった防(暴)力も
足りなかったのは無条件に抱かれる、暖かい母なる恵だった。
幻想の世界で降らせる雨を、この場所にも降らせることができたのなら、どんなによかったのだろう。
そうして何もできなかった私は、彫刻を生み出すことだけ、またひとつ叶うのです。

佐野藍
 
 
 
アーティストプロフィール
 
佐野藍/Ai Sano
hoto by Kenji Agata
 
1989年東京生まれ
2016年東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了
石彫作品《サクラオオカミ》が東京藝術大学大学美術館に収蔵される。
大理石の質感や質量の持つ存在感を用いてドラゴン・幻獣や幻想、人間同士が持ち合わせる精神世界等、目に見えないものを結実させる。また、大理石のポテンシャルである色・柄・質感で徹底的に遊ぶ様に展開しているPythonシリーズではプリミティブな美を追求し続けている。
 
 
 
展覧会詳細
 
佐野藍「Milky Rain」
 
会期:2024年4月20日(土)~5月10日(金)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。
会場:銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前
料金:無料
主催:銀座 蔦屋書店
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
展示作品の販売は、すべて店頭でのエントリー制となります。
受付期間|4月20日(土)10:30~4月26日(金)18:00
※販売方法が変更となりました。
 

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