【ARTIST NEWS】工藤千紘の個展「Beyond the Excuses」を開催。さまざまな表情が観る者の心と共鳴し、そっと寄り添う。

店内 アートウォールにて、アーティスト工藤千紘による個展「Beyond the Excuses」を2024年6月22日(土)~7月12日(金)の期間に開催します。
 
 
 
 
概要

工藤千紘は1989年青森県出身、名古屋芸術大学大学院を修了し、現在は岐阜県を拠点に活動するアーティストです。「FACE展 2018」や「シェル美術賞 2018」では入選を果たし、以降、国内での個展やグループ展に加えて海外のアートフェアにも参加しています。
工藤が描くのは、柔らかなタッチや色彩と、不思議な要素とが混在する人物のすがたであり、しなやかな強さを湛える人物の表情は、作家の記憶と密接にリンクしています。さまざまな記憶や景色を手繰り寄せながら、工藤は自然の生きているリズムや色、生きている環境や人と向き合う気持ちなどを、髪の色や視線によって表現しています。光の方へと向けられた瞳の輝きや伏せられた瞼、取り巻く空気の色をすくい取ったかのような髪の色合いなど、作品は観る者の感情によって印象を変えながら、穏やかに寄り添います。
本展では2024年制作の新作約15点を出展いたします。
 
《先の向こう》31.8×41cm、キャンバスに水彩、油彩 (2024年)
 
《うつる》15.8×22.7cm 、キャンバスに水彩、油彩 (2024年)
 
 
 
アーティストステートメント
 
人と向き合うのが苦手で、小さい頃からあまり人の顔を見ずに、音や景色、感触を手がかりにしながら人と関わってきました。そうした癖は大人になってからも変わらず、人を捉える時には言葉よりも声色やその時々の風や光を感じ取り、それを元に記憶を構成していて、描く際にもそうしたことを考えています。 
私の絵は、人々の複雑な心理をその表情に反映させています。時には微笑み、時には共に悲しむような、鏡のように見る人の心を反映する表情を描き出しています。また人の本来の美しさは、自然の景色、たとえば山や海を思い起こさせることがありますが、このような美しさや懐かしさを、髪、服、肌の描写で表現しています。特に目は常に何かを光に向けており、私の好きな言葉である「10%の希望」(マーク・ロスコの言葉から)を見つめるようにしています。水彩絵具を土台とし、その繊細で鮮やかな美しさを油絵具で確かな存在に描き起こすことで、複雑で儚い感情を残すように描いています。
 
工藤千紘
 
 
 
アーティストプロフィール
 
工藤千紘/Chihiro Kudo

1989年 青森県出身
2014年 名古屋芸術大学大学院修了
現在 岐阜県を拠点に活動
https://www.instagram.com/chihirokudo/

●主な個展
2023年「Emergence」tagboat、東京
2022年「触れて、揺れる」ギャラリーヴァルール、愛知
2021年「In Dreams」The Waluso Gallery、イギリス・ロンドン
2021年「蹴っ飛ばせ!」GALERIE OVO、台湾・台北 など

●アートフェア
2022年「ART021 Shanghai Contemporary Art Fair」上海
2019年「秋季當代藝術沙龍展」台湾
2018年「FACE 2018 損保ジャパン日本興亜美術賞展」東京
2018年「TOKYO ILLUSION」台湾 など

●アートワーク
リーガルリリー 1st アルバム「bedtime story」
香野子 オリジナル曲「落書き」

●入選
2018年「FACE展 2018」
2018年「シェル美術賞 2018」
 
 
 
展覧会詳細
 
工藤千紘個展「Beyond the Excuses」
 
会期:2024年6月22日(土)~7月12日(金)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間:当店Webサイトをご確認ください。※最終日のみ19:00閉場
会場:銀座 蔦屋書店 アートウォール
主催:銀座 蔦屋書店
協力:株式会社タグボート
入場:無料
お問い合わせ:03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
 
 
 
販売について
 
会場展示作品は、6月22日(土)10:30より販売開始します。
プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
 

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