【ブログmeganegoshi】めがねと旅する美術展をおいかける旅
最終会場 静岡県立美術館へ
VR越しのメガネ越し

さてさて、行ってまいりましたよ!トリメガ研究所企画の「めがねと旅する美術」展@静岡県立美術館。

 

とうとうこれで「めがねと旅する美術」展、そしてトリメガさん企画の最終章です。

本展で散開宣言をしているトリメガさん。これで最後!見納めです。トリメガファンとしてはさみしい・・・;;ぐすん。

 

 

静岡県立美術館を訪れたのは3回目。これまでに前回のトリメガさんの企画展の「美少女の美術史」展と、「再発見!ニッポンの立体」展を拝見しました。

丘?山?を登ってたどりつく感じがすがすがしくてよいです!静岡県立美術館はトリメガ参号の村上敬さんがいらっしゃる館です。

 

静岡県立美術館への行き方は何通りかあるのですが、
今回は、東海道新幹線で静岡まで行き、そこから乗り換えて草薙で下車。歩いて向かいました。どれくらいかかったかなあ、2,30
分くらいでしょうか。

わたしが訪れた日は、快晴だったのでよい散歩になりました。道中には、古墳があったりするので、ぶらぶらと楽しめます。

 


見えてきました!!めがね展の看板です!!

 

 

さっそく、美術館に入ると、すぐにVRのコーナーがエントランスにどどん!!!と設置されていました。
めがね展は遠近法の発見からVRまで、アートとテクノロジーの視点から視覚文化の歴史を堪能するとともに、
「みる」とはどういうことなのかを考える展覧会。だから、VRももちろんかかせないわけです。
青森にも島根でもVRを体験できたのですが、生憎、並んでいたため断念。静岡でこそ体験せねば!と、今回の展覧会での楽しみ&ミッションです。


 

静岡の展示は、他の会場と異なり、テーマごとに作品がまとまっていて、展覧会が構成されていたように感じました。

さすが、静岡での開催なので、富士山がまとまった章もありました!

(こちらは、わたしが車窓から撮った富士山です。やはり、富士山を見るとテンションがあがりますね!とてもわたくしごとですが、わたしの日々のジョギングコースからも

富士山がひょっこりと顔をさすところがあり、その時だけは息切れもなんのその、軽やかに走ることができます。)

 

 

富士山作品の中でも印象的なのは、諏訪敦さんの《新宿からの富士》(2001年)。諏訪敦さんというと、今にも息の音と、鼓動が聞こえてきそうな人物を描くことでご存知の方も多いと思いますが、本展に出品されていたこの作品は、東京都庁から遠望した富士山を描いている作品です。とおーーーくに見え、画面の中では小さく描かれている富士山ですが、何よりもそこに目がいき、街でばったりと富士山を見つけたときの、感動がよみがえってきました。小さいながらにピラミッドの頂点的位置に描かれているので、手がとどかなそうな富士山の神々しさを感じずに入られません。画面でも富士山のまわりだけ、なんだか空気がピリリと透きとおっているように感じます。

 

あとは、やはり不染鉄の《山海図会(伊豆の追憶)》(1925)!諏訪さんの作品とは異なり、富士山が大きく描かれていますが汽車や漁師や、水の中の魚など、細かいところまで描かれています。富士山のまなざしが人々の生活のすみずみまでいきわたっているよう。ダイナミックですがとてもあたたかい作品だと思いました。東京ステーションギャラリーでの展覧会もとても好評でしたよね。
あとは中村宏さんの《望遠鏡・富士山(女学生に関する芸術と国家の諸問題)》(1967年)。どろんとした富士山の絵画を女学生が双眼鏡をつけてのぞいている作品です。現在、銀座
 蔦屋書店では、現代美術家 風間サチコさんの初の作品集『予感の帝国』の刊行記念フェアを開催中
(https://store.tsite.jp/ginza/event/art/4536-1348570121.html)
そこで、風間さんに「ご自身の作品制作の源」をテーマに選書していただいたのですが、その中に、中村宏さんの著書『絵画者』が!めがね展の図録と合わせて、ぜひ手に取っていただきたい1冊。

 

 

 

そして、最後にVRコーナーに戻ってきました!!いよいよミッションを遂行する時がやってまいりました。

こちらのVR作品を手がけたのは、東京大学大学院の廣瀬・谷川・鳴海研究室とUnity Japanのみなさん。タイトルは《Unlimited Corridor》。

 

パソコンを背負い、グローブをはめ、ゴーグルをかけ準備万端!

 

内容は、高層ビルの上に飛んでいってしまった赤い風船をとりいに行くというもの。

エレベーターに乗り込んでビルの屋上に行く設定ですが、エレベーターに乗り込んだ瞬間の閉塞感と上昇感にはびっくりしました(あ、ドア閉まった!ひとりぼっち、上に昇ってる!!!)!

屋上に着いたら、赤い風船目指して、ビュービューとビル風が吹きすさぶ屋上の足場をゆっくりゆっくりとすすみます。

 

 

わたし(鑑賞者)はまっすぐ歩いているつもりなのですが、実際には曲面を描いているバーづたいに歩いているので、カーブしながら歩いているのです。不思議。知覚がだまされている!

しかも、とっても姿勢よくあるいていたつもりなのですが、つねにへっぴり腰だったようで^^;これはVRと、自分に言い聞かせても、ダメでしたね。視覚がどれだけ、自分の生活を支配しているのか、実感させられました。

 

 

念願のVRも体験し、「めがねと旅する美術展」の最終章を堪能いたしました。

ああ・・・やっぱりこれで終わりだと思うとさみしいなと後ろ髪を引かれながら美術館を後に。

 

 

視覚文化という壮大なテーマに取り組んだ「めがねと旅する美術」展。

アートとテクノロジー、浮世絵から現代美術までジャンルの垣根を越えた具合が刺激的なのはもちろんですが、

人類の「みたい」という欲望と好奇心のすさまじさを体感できました。わたしも「みたい」欲望をがんがんに発揮し、これからも森羅万象にダイブしていこうと心新たにしました。

 

 

めがね展@静岡県立美術館の会期は2019年1月27日まで。

「ロボットと美術」「美少女の美術史」そして、「めがねと旅する美術」。本当にトリメガさんの企画展は本日で最後!!!
川西由里さん、工藤健志さん、村上敬さんという良い意味でクレイジーな学芸員さんがタッグを組んだ集大成企画展をどうかお見逃しなく!!

そして、このお3方が、今後、それぞれにどんな展覧会を「見せて」くれるのか乞うご期待!(もちろん、トリメガさんが各展覧会に招聘した作家さんたちの今後の活動も見逃せませんよ!)

 

 

静岡県立美術館の次回の展覧会は「1968年」展!!あーこれまた、見逃せないやつ!

 

なんだか、やたらと「!」が多い記事になりましたね^^;それだけ、オススメでございますよー。

 

 

《今回お世話になった静岡のお店》

海ぼうず

「黒おでん」はもちろん、静岡グルメを楽しめるお店。静岡駅内にもあるので、新幹線待ちにも良いですねー。
黒はんぺんもぜひ、ご賞味あれ!

(おでんがすべて串に刺さっています!ここにカツオだしの粉をかけていただきます!)

WEB:https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22003250/

 

 

純喫茶のい

モーニングをいただきました!朝からいれたてのコーヒーにサクッとモチっとのトーストで幸せ。

「のい」という店名から、どうしても椹木野衣さんを想起してしまい、行こう!と決めたのはここだけのはなし。

(店内に設置されている本がわたし好みで・・・)

WEB:https://tabelog.com/shizuoka/A2201/A220101/22031875/

 

 

水曜文庫 

静岡で最近人気だという町「鷹匠」に位置する古本屋さん。店内には所狭しとあらゆる角度で本が積まれております。

カオスです!よい意味でカオスです!!結局、わたしは何時間いたんだろう・・・。隅から隅までくまなく堪能し、数冊、ぐっときたものを購入しました(何かはひ・み・つ)。本好きな方は、マストなお店かと思います。

WEB:https://twitter.com/suiyoubunko1?lang=ja

 

 


 

 

 

 

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