【銀座 蔦屋書店 週間ランキング】
日本文化・文芸(2017年10月15日~10月21日)

週2回書籍の週間ランキングをコンシェルジュの解説付きでお届けします。
10月第3週は、どんな書籍がランクインしているのでしょうか。
「日本文化」と「文芸書」それぞれのベスト3をご紹介します。
 
|日本文化の1位は不動の人気を誇る「日本の伝統色」が獲得
 
1位『暮らしの中にある 日本の伝統色』(大和書房)               

生活の中に根付く色に対する日本人の感性を色味ごとに整理し色の持つ歴史ともに楽しめる本です
 
2位『英語で読む 百人一首』(文藝春秋)

読み継がれてきた「小倉百人一首」を和歌と英訳が見開きでみることができる一冊です。
 
3位『美しい日本語の辞典』(小学館)

日本の言葉の中には日本人の独特な心情が籠ったものがありますが、つい先頃まで使われた日本語を項目ごとに集大成しています。
 
 
|文芸書1位は作家西加奈子氏の直木賞受賞作!

1位『サラバ!(上)』(小学館)

作家西加奈子氏の直木賞受賞作。
主人公の人生と劇中で繰り返されるテーマ。人が生きていく中でたどり着いた答えとは。
 
2位『わたしを離さないで』(早川書房)

2010年に映画化もされ今回のノーベル賞受賞で一躍ときの人となった、カズオイシグロの代表作。
外界から隔絶した寄宿学校そこは他人に臓器を“提供”するひとを育てる施設。そこで小さい頃から一緒に過ごしてきた三人。
二人が恋仲になったことから、三人の絆は壊れてしまう。年を経、再会した三人に訪れる運命。
 
3位『砂漠』(新潮社)

数々の出来事を通じて互いの絆を深め、それぞれを成長させてゆく。
自らの未熟さに苦慮しながらも何かを求め先へ進もうとする青春を描いた小説。爽快感のある長編小説。
 
(日本文化コンシェルジュ)
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