【ARTIST NEWS】仏師 加藤巍⼭が"麒麟"を彫るーチャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」がスタート

当プロジェクトは、未曾有の災害や感染症により苦しむ⼈々を応援するチャリティプロジェクトです。

銀座 蔦屋書店は、仏師で彫刻家の加藤巍⼭(かとうぎざん)とともにチャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」を、10⽉1⽇(木)よりスタートいたします。現在、国内外で注⽬を集めている加藤巍⼭が未来への希望と平穏なる世を願って彫る新作「瑞光」、その制作過程をレポートし、さらにオンラインオークションで販売し収益の⼀部を⽇本⾚⼗字へ寄付します。
 
このプロジェクトは、吉兆をあらわす瑞獣"麒麟"の彫刻作品「瑞光」を、仏師である加藤 巍⼭(かとうぎざん)が希望と平穏を願って制作し、その想いや制作過程を動画配信などでリポート、オンラインオークションにて販売を⾏い収益の⼀部を⽇本⾚⼗字社に寄付するプロジェクトです。
 
加藤は2017年から5都市の美術館を巡回した「驚異の超絶技巧!展」に、作品を出品した事でも注⽬を浴び、その⾼い技術と表現⼒は誰もが認めるところです。また、この秋に開催される「CHRISTIEʼS  Japanese and Korean Art」において、現存作家としてはじめて参加し、カタログの表紙に起⽤されるなど、世界的にも評価が⾼まっています。
 
 
 
 
チャリティプロジェクト「瑞光―新しい時代の兆し―」について
 
現在、未曾有の⾃然災害、感染症、国際的な衝突など様々な社会問題に世界は脅かされています。
「宗教や時代を超えた普遍的な祈り」をテーマとして彫刻を制作をする仏師で彫刻家の加藤巍⼭がこの困難な時代を乗り越えていく象徴として、未来への希望と平穏なる世を願い令和の“麒麟”の制作を⾏います。

現在、銀座 蔦屋書店は、加藤  巍⼭の彫刻作品に、"伝統的な仏教美術"と、"現代アートとしての彫刻表現"の融合による今までにない可能性を感じ、店頭でも加藤の作品をご紹介しており、本プロジェクトをともに⽴ち上げることになりました。
 
ひたむきに彫り続ける彼の彫像の世界を、今回のプロジェクトでも⽇本内外のアートファンに広くご提案をしたいと考えています。
 
 
 
オークション/チャリティ
 
オンラインオークションについて
 
形式:サイレントオークション
期間:10月1日~12月31日
※作品はこれから制作に着手し、2021年夏に完成予定です。
※オークションに関する詳細、お申込みはこちら入札申込は終了いたしました。数多くのお申込誠にありがとうございました。
 
[サイレントオークションとは?]
従来のオークションのように⾦額をその場で競り合うのではなく、他の⽅の⼊札⾦額や⾃分の⼊札⾦額は公表されません。
期間中に下記の特設サイトより、⾃分の⼊札⾦額をメールにて送信していただき、最⾼⾦額を⼊札された⽅が落札者となります。
 
チャリティについて
売り上げの10%を⽇本⾚⼗字社に寄付し、災害時の医療救護体制の強化や新型コロナウィルスなどの感染症拡⼤防⽌への対応、防災・減災の普及啓発やボランティアの育成などに役⽴てていただきます。
 
 
 
麒麟像「瑞光」について
 
麒麟は1,000年も⽣きると⾔われる神聖な幻の動物です。性質は⾮常に優しく、⾜元の⾍や植物を踏むことを厭い、いかなる⽣命をも傷つけない。
そのために地に⾜を下ろさず、常に空を翔けています。本来、「麒麟」には翼は⽣えていませんが、江⼾・東京 ⽇本橋の橋の上に鎮座する「麒麟像」は実は翼を⽣やしています。
これは⽇本橋に麒麟像がつくられる際に、⽇本橋は⽇本全国の道路の起点であり、"ここから⾶び⽴つ"という意味を込めて翼がつけられましたと⾔われています。今回制作する加藤の麒麟像「瑞光」も、⼈類が希望ある未来へ⾶翔することへの願い込めて翼をつけます。
 
 
 
 
作品詳細
 
作品名:瑞光(ずいこう)
作家:加藤 巍⼭
⾼さ:55cm 材:楠
お取り扱い店舗:銀座 蔦屋書店
販売⽅法:オンラインオークション
 
 
 
ステートメント

私は私の彫刻(仏像)を彫り続けることによって
⽣きることとは何かを探究しているようにも思えます。
⼀つのことに専⼼するということは真理を求めることに他なりません。
⼀つのことを知るということは⾃分を知るということ。
⾃分を知るということは世界を知るということ。
世界を知るということは宇宙を知るということです。 それは普遍です。
美醜を越えたものです。
だから私は彫り続けるのです。それが私の役割です。
 
加藤 巍⼭
 
 
 
プロフィール
 
加藤 巍⼭(かとうぎざん)
 
 
1968年、東京・本所両国に⽣まれる。⾼村光雲より五代。
儀軌に準拠した仏像を制作する⼀⽅、⽇本の古典や歴史、仏教や神話を題材とした作品を制作。歴史や伝統、⽂化、⺠族に根差した「⽇本の美意識」と「仏師」であることに⽴脚しながら祈りの根源を探求し普遍的な美を求む。
 

SHARE

一覧に戻る