【XMAS 2023】「Hatter’s Holiday Hop」
中田愛美里・SIVELIA・王之玉

アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2023年11月25日(土) - 12月25日(月)
この度、銀座 蔦屋書店は、クリスマスの企画のひとつとして、3人のアーティストによるグループ展「Hatter’s Holiday Hop」を開催します。
 
本展示は、弊書店で立体作品の展示企画をしてきた佐藤昇一が、クリスマスにふさわしく、夢のある作品を制作している作家にお声がけをしたグループ展です。
 
まず、童話に出てくるような人間や動物などのモチーフを陶で制作し、それらを演劇のように動かし物語を演じさせ、映像作品として表現する、中田愛美里。

そして、古いオモチャやジャンクパーツを加工し、組み合わせた立体コラージュとしてカスタムフィギュアを製作する、SIVELIA。
最後に、神話、伝説、神秘学などから着想を得て、生命体と非生命体、人工物と自然物、男と女、陰と陽など、さまざまな要素を混在、調和する空間を作り出す、王之玉。
 
この3人は、それぞれが独自の世界観をもち、一筋縄ではいかない、本来であれば並ぶことのないアーティストたちです。一見おもちゃのような、ワクワクを感じさせながら、ただのファンタジーではなく、鑑賞者に、空虚さや価値観、違和を突き付けてくるアート作品たち。
 
様々なかたちのアートを扱ってきた銀座 蔦屋書店ならではのクリスマス。アート作品のおもちゃ箱を、ご堪能ください。
 
[アーティストプロフィール]
中田愛美里 / なかだえみり
1997年 東京生まれ
2023年 東京藝術大学 美術研究科彫刻専攻 修了
プロのバレリーナを目指し舞台上で役を演じる経験をもとに、セラミック、CG/映像を用いた作品を制作している。日常生活から感じられる演劇的な要素を、バレエや演劇の演目、童話などをベースとした物語に落とし込む。空洞なセラミックと役の入れ物としての空虚な人間たちを重ね合わせ、ひとの在り方を模索する。
 
<略歴>
1997年
東京生まれ
2023年
東京藝術大学 美術研究科彫刻専攻 修了
<受賞歴>
2021年
安宅賞
 
三菱地所賞(第69回東京藝術大学卒業制作展)
2022年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2022 グランプリ
 
CAF賞2022 ファイナリスト
<展示歴>
2018年
APAP / レントゲンヴェルケ
2019年
プールサイド / 藝大学内
2020年
第69回東京藝術大学卒業制作展 / 東京都美術館
2021年
lullaby / 個展 元映画館
2022年
TOKYO MIDTOWN AWARD 2022 EXHIBITION / 東京ミッドタウン
 
CAF賞2022 入選作品展 / 代官山ヒルサイドフォーラム
2023年
第71回東京藝術大学修了作品展 / 藝大学内
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Street museum 2023 / 東京ミッドタウン
 

SIVELIA / シベリア
Custom Figure, Art Sculpture 新潟県出身 現在, 東京を中心に作品を発表。 デザインは全て独学。 ファッションのグラフィックデザインを主として活動する傍ら, 古いオモチャやジャンクパ ーツ等の 不要になった素体を加工し組み合わせた立体コラージュの手法でアートフィギュ アを製作。 90年代後半からの裏原宿カルチャー全盛の東京で自身が体験してきたストリ ートアート, カルチャー,ファッションに色濃く影響を受けている。 アートフィギュア作家 として正式に活動を始めたのは2020年後半からではあるが 現在は国内人気はもとより海 外のアートフィギュアコレクターからも支持されている。
 
<展示歴>
2023年
WHAT CAFE EXHIBITION Vol.30 / WHAT CAFE TERRADA , 天王洲
SVGE / “ THE BLACK PHANTOM Exhibition “ / 博多阪急 , 福岡
HYPE DROP Shinjyuku Popup / 新宿 , 東京
Group Exhibition“ASSEMBLY”/ DDDART,下北沢)
ART TAICHUNG 2023,台中藝術博覧會 / THE LIN HOTEL 台湾,台中
SIVELIA Solo Exhibition “THE BLACK SPECIMEN” / GSIX 銀座蔦屋書店, 東京銀座
Group Exhibition “428ART Curation by BOTANIZE”/ SLOTH,渋谷
THE PHANTOM / YOD TOKYO, 原宿
ONE ART TAIPEI / Hotel Metropolitan Premier Taipei / Plezzzz gallery台湾,台北
2022年
Gallery Afternoon Group Show / 韓国, ソウル
I'll Follow The Sun(Plezzzz gallery / 台湾,台北
Exhibition "SIVELIA" Popup / 代官山Styles
ART FAIR ASIA FUKUOKA / 福岡国際会議場
KINDA MOOD RIGHT NOW / YOD Gallery, 東京 原宿
Relive artworks FUKUOKA / UNION SODA,福岡
Group Exhibition "MELTING POT" / 東京, BARNEYS NEWYORK六本木
NTWRK Presents "UNBOXED" / USA, Online Festival
 
<アーティストステイトメント>
かつての裏原宿カルチャーが全盛期であった頃がSIVELIAの青春時代という。 王道のロッ クやパンクのオリジナルを体験した世代ではないため, オリジナルを体験してきた上の世代 の先輩方のフィルターを通して 感じてきた様々なジャンルの知識や当時の雑誌が基礎であ り, 作品に反映させている。 作品を作る上でサンプリングやコラージュ,異なったカルチャ ーのハイブリッド等に抵抗感がなく, 好きなモノ(ファッション・アート・音楽・オモチ ャ)をベースにバージョンアップさせる, 組み合わせる,色や仕様を変え 「自分好みにする」がSIVELIAのオリジナリティでもある。 誰も作った事が無い, 見た事
の無いモノの創作や芸術性に興味が無い。
SIVELIAが好きな過去のカルチャーやモノをベースに自分好みにどう変えるか, どうカス タマイズするか,どう落とし込むか。 「超個人的かつ曖昧で変物な作風です」と本人は言 う。ただはっきりしているのは裏原宿カルチャーを築いてきた方々に憧れ, 背中を追いかけ続け 模索した。 "コレとコレを組み合わせたらいいよね"
"説明しなくても分かる人には分かるはず"
という若かりし頃の純粋でシンプルなその感覚や思考が今も全くブレずにある。 SIVELIA はあくまでカウンターカルチャー,マイノリティな立ち位置で自分の考える "カッコ良いモ ノ”をストレートに製作発表している
 

王之玉 / おうしぎょく
<略歴>
1999年
中国黒龍江省生まれ
2014年
黒龍江省大慶市第二十三高校 入学
2016年
黒龍江省大慶市第二十三高校 中退
2017年
来日
2018年
東京藝術大学絵画科油画専攻 入学
<受賞歴>
2019年
「ATOM ART AWARD」賞 受賞
2020年
 安宅賞 受賞
2021年
上野藝友賞 受賞
<展示歴>
2019年
「東京インディペンテント2019」出展 / 東京藝術大学陳列館)
「 EAST ASIAN WAVES」出展 / アトリエムラギャラリー
令和元年度東京藝術大学油画専攻2年有志進級制作展示”/”   /東京藝術大学絵画棟
バイオスフィアおもちゃ 創立
2020年
「 ATOM ART AWARD2019」出展 / コートヤードギャラリー
「久美賞・安宅賞・上野芸友賞合同展2020」 / 東京藝術大学絵画棟
「 Artsummit2020」 出展 / コートヤードギャラリー
堀聖史+王之玉 2人展「天使愛」 / 四谷未確認スタジオ
東京藝術大学油画専攻3年生展覧会「Remix」 / 3331アーツ千代田
個展 「大いなる作業」 / TAKU SOMETANI GALLERY
 
<アーティストステイトメント>
私は錬金術師かもしれない。
あるとき錬金術について調べながらそう思った。
私は、錬金術師たちの信念や理想が、
私の思考そのものであることに驚いた。
そのあと、錬金術の本をたくさん集めて、夢中に読んでいた。
現代においては相反するものと考えられている科学技術と神秘思想だが、錬金術はその両者の緊密で不可分な関係性から生まれた。
一説では、錬金術師は自然の観察、実験を通して、物質そのものの本質を追求すると同時に、精神の本質を追求した。そして精神世界を、物質の変化に象徴させた。たとえば、「金属の純化の過程は、救済、自己浄化を意味している」とか、「地上の変化、万物の流転は、錬金術の過程であり、神は大いなる錬金術師である」とか。
錬金術師の目標は、相反する性質の調和である。硫黄/水銀、魂/精気、太陽/月、雄/雌、支配/幸福、物質/精神、人工物/自然、愛/闘争、科学/哲学、など。対立する二者を物質的で有限な状態から解放し、対立を終結させ、再び結合し調和させる、それが「大いなる業」と呼ばれる大目標である。
このように錬金術は、万物の繋がりを考え、探し、作り、使う。「一つは全て、全ては一つ(一即一切)」と考える。これは現代において失われた世界観である。錬金術には「心霊化学」「物理神秘主義」などの別名があり、それはまさに、現代においては残酷に切断されている二者の融合体である。
錬金術の輝かしい歳月は3世紀前に閉じられたが、その高貴な技芸(noble art)は今もなお多くの面で息づいている。現代世界の錬金術に対する理解は、本当の理解よりも表面的なものが多い。しかし錬金術の満足できる確実な結論を得ることは難しい。錬金術の原始的な文献には、意図的な機密、風変わりな言葉、難解な概念、そして奇抜な画像にあふれている。錬金術師たちは、自分が何をしているのかを簡単に他人に知られたくない。
私は錬金術に対して正しいと思う標準的な答えはできないかもしれないが、私はこの「大いなる作業」を永遠に尊敬し、憧れ、そして古代の錬金術師たちの理想、目標、行動、世界の見方に共感する。我々は手元の物質で実験に勤しんでいるが、その本当に求めているものは魂に関係している。私は自分の「実験室」の中で没頭し、その完璧な答えを探している。
参考文献:
ガイ・オグルヴィ 「錬金術 秘密の知の実験室」(藤岡啓介訳),
ローレンス・M・プリンチーぺ「鍊金術的秘密」(张卜天訳)
2021年王之玉個展「大いなる作業」より
 
[販売について]
作品は銀座 蔦屋書店店頭、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
店頭:11月25日(土)10:30~販売開始
オンラインストアは11月27日(月)より販売開始です。

※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
 
\オンラインストアで購入する/
 
  • 会期 2023年11月25日(土)~12月25日(月)※終了日は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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