【展覧会】にいみひろき 個展
「Don’t consume creativity」

店内アートスペースFOAM CONTEMPORARYにおいて、にいみひろき 個展「Don’t consume creativity」を2024年10月8日（火）～10月30日（水）の期間に開催します。

 

にいみひろきは、多摩美術大学卒業後、アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションを行いつつ作家活動を開始し、国内外で作品を発表してきました。
社会のなかに存在するあらゆるメディアに取り上げられ、それと同時に「使い終わった」とされ捨てられる、視覚的なイメージ。にいみの関心は一貫して、マーケティングのために生成・使用・廃棄されたそうしたクリエイティビティに向けられています。それらを混ぜ合わせ、絵画言語へと変換することで「表現」を新たに活性化しようと試み、同時にその状況を生み出し続ける現代の経済システムにも反抗しようとしています。
本展覧会では、「クリエイティブを消費するな」というキャッチコピーをAIによって翻訳、これからの時代で一番クリエイティブを殺していくことが予見されるそうしたその言葉をモチーフに採用することで、「クリエイティブの消費」に対する皮肉を表現します。
「数値化され、最適解を追い求める経済活動を中心とする私たちの時代にとって、創造力はその駒となる場合がある」と語るにいみ。今回は本来展示では主役になり得ない「什器」自体も作品にすることで、消費され、脇役になったクリエイティブに新たな光を当てようとします。

さらに本展の開催に合わせ、塊根植物を軸に様々な活動を展開する「BOTANIZE（ボタナイズ）」とコラボレーションした鉢も発表します。様々な方法で消費されたクリエイティブに注目し、再活性化させるにいみの試みにご注目ください。

《2024_10_Don't consume creativity_eda》430×430×430mm、acrylic on wood、2024

 

塊根植物を軸に様々な活動を展開する「BOTANIZE（ボタナイズ）」とにいみひろきがコラボレーションした「鉢」の展示販売を行います。10月5日（土）より10月18日（金）にかけて（※開始、終了日が個展会期と異なります）、個展会場FOAM前のGINZA ART SQUAREにて販売開始予定。価格など商品の詳細につきましては、順次お知らせをいたします。

商品名｜Hiroki Niimi×BOTANIZE White / Black ※商品はイメージとは異なる場合があります。

 

■BOTANIZE “PLA POT”とは
「BOTANIZE」 は昨今の環境問題を受け止めて、石油由来のプラスチック鉢の素材に代えて、EPA（PLA）・ポリプロピレンを採用した、BOTANIZEオリジナル “PLA POT” を開発しました。EPA（PLA）は「生成プロセスで二酸化炭素をほとんど排出しない（カーボンニュートラル）」「可燃ごみとして廃棄しても有害ガスを発生しない」「土中に埋めることで一定の年月を経て一定の割合で分解される」という特徴をもっています。

■BOTANIZE会社概要
植物好きの「植欲」を誘うエキゾチックプランツのセレクトショップ。1人でも多くの方に植物の楽しさを知っていただきたいという想いから、セレクトショップや他業種とのPOP UPを多数開催。
https://botanize.jp/

 

[アーティストプロフィール]

 

多摩美術大学グラフィック学科を卒業後、アートディレクターとして広告や、音楽、ファッションのアートディレクションを行いつつ作家活動を開始。 今日の大量消費社会の中でも「クリエイティビティの消費」をテーマにした作品を制作している。

 

[作品販売について]

会場展示作品は、10月8日（火）11：00より販売します。
プレセールスの状況により会期開始前に販売を終了することがあります。