【展示】ナガモトマイ／MAINAGAMOTO個展
「ボク達の心の住処　Our heart belong here」

[アーティストステートメント]

Our heart belongs here

ボクたちの心の住処

わたしたちは、どこに心を置いて生きているのだろう。
自分の心の住処は、どこにあるのだろう。

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私は幼い頃から、言葉よりも絵で心を表現することが自然でした。
20年前に「絵が好き」という純粋な気持ちから始まった制作は、自身の体験を元に
怒りや孤独、癒しや感動、生命力といった様々な心の断片を色や形にしてきました。

2014年から取り組むソフビフィギュアは、
幼い頃の心の引き出しから飛び出した怪獣やモンスターたち。
それらは私にとっての“もう一つの言葉”であり、立体作品となったことで、国境を越えて多くの人と心が繋がるようになりました。

造形を作ることから始まり塗装販売までを自分で行う様になり、絵とは異なるフィギア業界の独特な文化や歴史を学ぶ経験は自分にとって生きる力となりました。

そしてコロナ以前に野良猫達に出会い、触れ合い癒される事で私の人生はとても豊かに大きく変化しました。
近年では千葉県の山奥の手つかずの自然、
限界集落の村の営み、そして猟師たちの知恵や命と向き合う姿勢に出会い、
動物と人間の共存や、生きることそのものに強く関心を向けています。

又、今から約12年以上前に
埼玉県越生町にある『ギャラリー山猫軒』
にて個展を度々開催させて頂きました。
その際に色々な芸術関係の先生方にお会いする事ができました。その出会いを通じ、日本画家、陶芸作家の竹内晴美先生の工房をお借りして初めての陶芸作品を作らせていただきました。

続けてきた作家活動を通じて出会うお客様や仲間たちの存在は、私にとって心のよりどころです。
制作はただ“もの”を作る行為ではなく、現実を「生きること」「感じること」「繋がること」の実践であり、
それが、私の心の住処そのものです。

これからも、心が還る場所を探し続け、
新しい景色と感情を作品に刻んでいきます。

 

[アーティストプロフィール]