【トークイベント】
《銀座 美術夜話会―もっと展覧会を楽しむために 第3話》アルチンボルド展開催記念
アルチンボルドのやっかいな謎―芸術は世界の見方を変える

奇想の宮廷画家と称されるアルチンボルドの展覧会が東京・上野の国立西洋美術館で開催中です。
本展ではアルチンボルドの代表作、《春》《夏》《秋》《冬》が日本で初めて一堂に公開されるとともに、ルドルフ２世が催した騎馬試合のために描いた素描も展示されるなど、さまざまな角度からアルチンボルドの才覚に触れることができる貴重な展覧会です。
アルチンボルドといえば「だまし絵」。たぐいまれなる画力と、発想力に満ちた作品は、驚きと発見の連続で、見るものを別世界へと誘います。

脳科学者の茂木健一郎さんも、そんなアルチンボルドに魅せられた1人。茂木さんは、アルチンボルドの作品は、一見わかりやすそうでいて、やっかいな謎が潜んでいると評します。
では、アルチンボルドにはどのような謎が潜んでいるのでしょうか。錯覚のトリックを解き明かしても、アルチンボルドの創造の核はもっともっと深淵にあるようです。

今回は、アルチンボルド展を担当された国立西洋美術館　主任研究員の渡辺晋輔さんから、本展の舞台裏を交えながらアルチンボルドについてレクチャーいただくとともに、ゲストに茂木健一郎さんをお迎えし、アルチンボルドの「謎」と「才覚」に迫ります。

【参加条件】
・イベント参加券　2,000円(税込)

【お申込み方法】
・お電話　03-3575-7755
・店頭
・オンラインショップ　※オンラインショップでの受付は終了しました。

【ご注意事項】
＊参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
＊イベント会場はイベント開始の30分前から入場可能です。
＊当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
＊参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
＊定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
＊止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。

【プロフィール】
茂木 健一郎 （もぎ けんいちろう）
脳科学者、作家、ブロードキャスター。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京大学、大阪大学、日本女子大学非常勤講師。1962年10月20日東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。専門は脳科学、認知科学。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに、文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。
2005年、『脳と仮想』で第四回小林秀雄賞を受賞。2009年、『今、ここからすべての場所へ』で第12回桑原武夫学芸賞を受賞。

渡辺 晋輔 （わたなべ しんすけ）
国立西洋美術館主任研究員。1972年鎌倉生まれ、東京大学博士後期課程中退。専門はイタリア美術史。企画した展覧会に『ラファエロ展』『グエルチーノ展』『アルチンボルド展』など。著書に『Art Gallery テーマで見る世界の名画 1 ヴィーナス』(共著／集英社・近刊)など。
グエルチーノ国際美術史研究所(イタリア、チェント市)学術委員。

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【展覧会情報】
アルチンボルド展(2017年6月20日〜9月24日／国立西洋美術館)：http://arcimboldo2017.jp/
国立西洋美術館 公式WEBサイト：http://www.nmwa.go.jp/ .........................................................................................................................................................

【銀座 美術夜話会とは】
展覧会、美術館をもっと身近に楽しんでほしい。
そんな想いから、銀座 蔦屋書店は、学芸員さんをはじめ、アーティストや批評家など、展覧会にかかわるさまざまな方をお招きして、展覧会について語り合っていただく「銀座 美術夜話会」を開催します。
この展覧会の見所や、あの展覧会の舞台裏。美術家や美術史についてなど、さまざまなテーマから展覧会にアプローチしていきます。きっと展覧会を楽しむための新しい視点をお持ち帰りいただけるはず。夜の銀座でお待ちしております。