【フェア】春はあけぼの
日本文化
BOOK売場(日本文化) 2020年02月13日(木) - 04月14日(火)
「春はあけぼの」でおなじみの『枕草子』。中宮定子に仕えた清少納言によって執筆されたといわれる仮名日記です。
その内容は、「~は」「~もの」という文から始まり、物や状態を列挙し、根拠を説明しない類聚(るいじゅう)章段をはじめとし、印象批評を行う随想章段、中関白家の人々のエピソードを描いた日記章段のような、多彩な章段によって構成されています。平仮名を中心とした和文で描かれ、知性的な「をかし」の世界が広がっています。
「をかし」とは対照的に、同時代には心情的な「もののあはれ」を描いた作り物語『源氏物語』も成立しました。作者は、藤原道長の娘である中宮彰子に仕えた紫式部と言われています。
「春」を彩る「をかし」「もののあはれ」を描いた中古文学の世界と、中古文学を創り上げた人々の世界を、覗いてみましょう。
- 時間 10:00~22:30(営業時間)
- 場所 BOOK売場(日本文化)
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755