【フェア】ぞわっ!背筋の凍る日本の物語
日本文化
BOOK売場(日本文化) 2020年08月01日(土) - 09月30日(水)
芥川龍之介の作品に、『鼻』という作品があります。長い鼻を持つ僧・禅智内供が主人公です。15~18センチほどある自身の鼻にコンプレックスを抱いていた彼が、鼻をめぐって悪戦苦闘する物語です。この物語は、『今昔物語集』の「池尾禅珍内供鼻語」、『宇治拾遺物語』の「鼻長き僧の事」を題材としています。
他にも『地獄変』『羅生門』など、芥川が日本の古典を題材とした作品はいくつもあります。題材となった『今昔物語集』『宇治拾遺物語』の一部には、怪異・奇異的要素を含む物語があります。日本の恐怖心をあおる作品は、それらの作品より前に成立した説話『日本霊異記』や、上田秋成・小泉八雲・泉鏡花らによる作品まで、時代を超えて書かれてきました。
蒸し暑い夏。思わず背筋がぞわっとするような話はいかがでしょうか。摩訶不思議な世界へ、ようこそ。
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- 場所 BOOK売場(日本文化)
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755