【フェア】 妖怪たちの魅力に迫る
―日本の妖怪研究の歴史ー
日本文化
BOOK売場 (日本文化) 2022年07月19日(火) - 08月31日(水)
今年は日本の妖怪研究に大きな足跡を残した民俗学者・柳田國男(1875~1962)の没後60年と、漫画家・水木しげる(1922~2015)の生誕100周年という大きな節目の年です。柳田國男は日本各地を歩いて伝承を集め、妖怪の研究を通じて日本人の人生観や死生観について考察し、『妖怪談義』などの著作を遺しました。
水木しげるは江戸時代の絵師・鳥山石燕が描いた妖怪を参考し、柳田國男の著作に影響を受けながら、『ゲゲゲの鬼太郎』など膨大な著作を通じて、妖怪をより人間に身近な存在として描きました。
日本の妖怪研究をリードしてきた小松和彦氏は、「日本人にとって妖怪とは何か」(読書人の雑誌「本」2015年8月号)において、「妖怪を研究するということは、妖怪を生み出した人間を研究するということにほかならない」と論じました。妖怪研究は、人間の研究そのものでもあるのです。
まさにこの節目となる年に、日本の妖怪研究の歩みをたどりながら、古代から現代にいたる妖怪たちの世界に触れてみてはいかがでしょうか。
- 会期 2022年7月19日(火) - 2022年8月31日(水)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 場所 BOOK売場 (日本文化)
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755