【フェア】蜂屋うちわ職店「在るうちわ」
文具
文具売り場 2025年06月01日(日) - 07月01日(火)
銀座 蔦屋書店では6月1日(日)より、京うちわ工房・蜂屋うちわ職店によるフェア「在るうちわ」を開催いたします。
京都の伝統工芸品である「京うちわ」。工房を営む蜂屋佑季は、300年以上の歴史を持つ老舗京うちわ店での修行を経て2019年に独立。分業が一般的とされるうちわの世界では珍しく、一から十まで全ての工程を自らの手で行っています。現代美術家との共作など、業界の垣根を超えたコラボレーションにも精力的に取り組む、今注目のうちわ職人です。
そんな彼が手がけるうちわには、その独自の世界観が存分に表現されています。代表的な柄のひとつである「市松」は、京都・桂離宮にある松琴亭の襖に着想を得て、その縦横比をそのままにうちわで表現した作品。千年の都・京都の歴史と趣を感じさせつつも、どこかモダンな雰囲気を纏っているから不思議。「市松」シリーズは、金箔・銀箔で仕上げられた作品を含む、全6色展開です。

また蜂屋うちわ職店のうちわは、扇いで使うだけでなく、飾っても素敵なのが特徴的。日用品と美術品の境界を問い直す大胆かつ繊細なデザインが、お部屋の雰囲気をきゅっと引き締めてくれます。
水の紋様が美しい「光琳渦」は、その名の通り尾形光琳の国宝『紅白梅図屏風』をモチーフにした作品。全面に大きく描かれた水流が、視覚的にも涼しさを演出しています。

伝統を継承しつつも、同時にその概念を覆し続ける蜂屋うちわ職店のうちわ。この機会にぜひ、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
[プロフィール]
蜂屋 佑季 / Yuki Hachiya

京うちわ職人 / 美術工芸家
1990年 山形県米沢市生まれ
建築を専攻した学生時代を経て2012年に京うちわ制作の仕事に携わるため京都へ移住
京うちわの老舗「阿以波」を含む2軒の京うちわ店で修行を積んだのち独立
2019年4月 現在の京都鹿ヶ谷に蜂屋うちわ職店を構える。
2025年3月 同場所にて店舗拡張・改装を経てリニューアル
建築を専攻した学生時代を経て2012年に京うちわ制作の仕事に携わるため京都へ移住
京うちわの老舗「阿以波」を含む2軒の京うちわ店で修行を積んだのち独立
2019年4月 現在の京都鹿ヶ谷に蜂屋うちわ職店を構える。
2025年3月 同場所にて店舗拡張・改装を経てリニューアル
慣例的に分業制でうちわ作りを行ってきた業界の中、竹の仕入れから制作・デザインまで全ての工程をひとりで一貫して手掛ける形でうちわ制作を行ない、現代におけるうちわとその技法の在り方を模索している。
400年前から続く伝統的な技法に則った京うちわの制作に加えて、近年は飾るための美術品としての団扇制作にも力を入れている。
美術展や国際芸術祭への展示作品制作協力や、国内外アーティストへの作品制作協力なども多数行っている。
400年前から続く伝統的な技法に則った京うちわの制作に加えて、近年は飾るための美術品としての団扇制作にも力を入れている。
美術展や国際芸術祭への展示作品制作協力や、国内外アーティストへの作品制作協力なども多数行っている。
[販売について]
6月1日(日) から販売開始いたします。
※作品は全てお持ち帰り可能
- 会期 2025年6月1日(日) - 2025年7月1日(火)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 場所 文具売り場
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755