【羽田空港 蔦屋書店 限定特典付】伊藤比呂美×多和田葉子 「朗読&トーク:カリフォルニア、熊本、ドイツ。そしてあなたを結ぶ物語」 『道行きや』『星に仄めかされて』刊行記念
その声を、どこで聴いていますか?
あなたの目の前にはいまどんな景色が広がっていて、
傍らにあるのは、どんな物語ですか?
伊藤比呂美さん『道行きや』、多和田葉子さん『星に仄めかされて』刊行を記念して「羽田空港 蔦屋書店」オンラインショップで本書をご購入くださった方へ、
お二人による「オンライン朗読&トーク会」の音声特典をお届けします。

道行きや /伊藤比呂美著
カリフォルニアで男と暮らし、子ども育てて介護に行き来、父母を見送り夫を看取り、娘と離れて日本に帰国。今日は熊本、明日は早稲田、樹木花犬鳥猫を愛で、故郷の森や川べりを歩き、学生たちと詩歌やジェンダーを語り合う。人生いろいろ、不可解不思議な日常を、漂泊しながら書き綴る。これから何が始まるのか――。
「オンライン朗読&トーク会」の音声特典付き商品詳細はこちら

星に仄めかされて /多和田葉子著
Hirukoの失われた国とその言語を探し求め、ヨーロッパを縦横無尽に旅した仲間たち。ようやく同郷人と思われるSusanooを見つけたものの、彼は一言も喋らない。失語症を疑うクヌートは、デンマークに専門家がいるとみなを誘うが……。世界文学の旗手が紡ぎだす国境を越えた三部作サーガの新展開。『地球にちりばめられて』に続く第二巻が登場。
失われた国の言葉を探して地球を旅する仲間が出会ったものは――?
「オンライン朗読&トーク会」の音声特典付き商品詳細はこちら

いとう・ひろみ
詩人。1955年、東京都生まれ。78年、『草木の空』でデビューし、80年代の女性詩ブームをリードする。結婚・出産を経て97年に渡米した後には、熊本に住む両親の遠距離介護を続けていた。99年、『ラニーニャ』で野間文芸新人賞、2006年、『河原荒草』で高見順賞、07年に『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』で萩原朔太郎賞、08年に同作で紫式部文学賞を受賞。15年には早稲田大学坪内逍遙大賞、19年は種田山頭火賞を受賞している。『良いおっぱい 悪いおっぱい〔完全版〕』『女の絶望』『女の一生』『切腹考』『ウマし』『たそがれてゆく子さん』など著書多数。

たわだ・ようこ
小説家、詩人。1960年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。ハンブルク大学大学院修士課程修了。文学博士(チューリッヒ大学)。1982年よりドイツに在住し、日本語とドイツ語で作品を手がける。1991年『かかとを失くして』で群像新人文学賞、1993年『犬婿入り』で芥川賞、2000年『ヒナギクのお茶の場合』で泉鏡花文学賞、2002年『球形時間』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2003年『容疑者の夜行列車』で伊藤整文学賞、谷崎潤一郎賞、2005年にゲーテ・メダル、2009年に早稲田大学坪内逍遙大賞、2011年『尼僧とキューピッドの弓』で紫式部文学賞、『雪の練習生』で野間文芸賞、2013年『雲をつかむ話』で読売文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。2016年にドイツのクライスト賞を日本人で初めて受賞し、2018年『献灯使』で全米図書賞翻訳文学部門、2020年朝日賞など受賞多数。著書に『ゴットハルト鉄道』『飛魂』『エクソフォニー 母語の外へ出る旅』『旅をする裸の眼』『ボルドーの義兄』『地球にちりばめられて』『穴あきエフの初恋祭り』などがある。